- 文藝春秋 (2011年11月10日発売)
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感想 : 34件
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784167158057
みんなの感想まとめ
猫の視点から人間社会を観察するユニークな物語が展開され、主人公の猫は飼い主やその周囲の人物たちを批判的に描写します。漱石自身の経験や周囲の人々がモデルになっているため、猫の視点を通じて彼の人生や時代背...
感想・レビュー・書評
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誰もが知っているフレーズて始まる、漱石の処女作。
猫の飼い主は恐らくは漱石自身であり、それをネコ目線で批判したり、またネコを借りて自己の世評、思考を書き記しており未だ斬新な小説と思う。猫の飼い主、珍野苦沙弥(笑)は偏屈な人として描かれているが迷亭、寒月、東風を中心とした人物たちが訪問しては楽しく、知的な会話を繰り広げるところが楽しい。また、奥方をはじめとした珍野一家の描かれ方も家族の有り様として興味を持って読んだ。寒月の嫁やバイオリン、銭湯、泥棒等、様々なエピソードを、日常生活で使いたくなるようなとてもユーモアある文体で描かれていて楽しい。古い小説であるがゆえ、少々理解に苦しむ書き方や、強烈な差別用語、時折日露戦争中と感じさせる文が見受けられます。淡々とした猫の語り口は、そのまま落語の台本になりそうです。森見登美彦の文体を思い出しました。勿論こちらが元祖ですが。
本筋から大きく脱線していく箇所も多々あり、また、長編でもあるので、少々読みにくく万人にはお勧めできないが、読んで損はないと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好き 兎に角大好き ねこ可愛すぎるねこ大好きねこ欲しい
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名のない猫目線で主人の周囲の出来事を見ているという設定ではあるものの、「あれ?猫の気配全然しないな」という部分が9割。猫が人間を客観的に見ている設定は明暗だと思ったものの、書いているうちに、その設定を忠実に守るのが難しかったのではないかと感じた。
「人間だって、〇〇ではないか」とか、猫目線で、人間全体を腐すことで、著者が普段思っていることを吐き出せるスキームが出来上がっているが、その技を使いたいのならもうちょっと猫が書いているという設定を守ってもらいたいものだ、と思ってしまう。
『トリストラム・シャンディ』を主著に持つ、英国のローレンス・スターンを好んでいたという漱石がその影響を反映させた作品ということで、多少散らかっている本書のプロットにはそれほど不満はなかった。一方で、そもそもスターンの作品がそれほど好きでない自分にとっては、本書を高く評価するのは難しかった。 -
主人公の猫がお雑煮を食べて子供達に踊っているみたいと言われるところがお気に入りですが、猫がどこか人間をあまり好いていないところも面白いです。また猫の主人は夏目漱石や夏目漱石の周りの人がモデルとなっているので、夏目漱石の伝記などと一緒に読むとさらに面白く読めます。伝記に夏目漱石の少しダメなところなども書いてあって、文豪たちが一気に身近に感じられました。
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書き出しは有名だけど、読んだことがなかった本。飼い猫視点で描かれる日常の出来事。本の世界と現代の生活の違いがあって、理解できない単語がちらほらあり、読むのに時間がかかった。それなりに文量があることも時間がかかった理由だと思うが、結末に至るまでは早く読み終わらないかな…と思いながら、どうにか読み終えた感じだった。
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落語を見ているかのような文調で楽しかった
笑えたり考えさせられたり奥深い小説でした -
どの表紙を選ぼうか、やはり猫を描いたのがいいかなあ、でも軽妙な内容を表した猫はいない。
明治時代の中流家庭を舞台に猫の目線から人間模様を描く。猫が見つめるのは気の置けない友人たちが集う家の風景でありそこには個性豊かな人物が次々と訪れる。
猫は彼らの言動を冷静に観察しながら時に鋭く時にユーモラスに人間の本質を見抜いていく。その鋭い洞察力と軽妙な文体が読む者に思わず笑みをもたらす。
その裏には明治という激動の時代背景がある。西洋文化の流入と伝統の狭間で揺れる人々の姿が猫の飄々とした語り口から浮かび上がる。
時代が変わっても人間の本質は変わらない。猫が見た世界は今日を生きる私たちにも通じるものがある。漱石の言葉は今もなお新鮮な響きをもって私たちに問いかけてくる。
友達は少ない故に猫と話そうか、聞いて欲しい時には姿が見えず。
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ようやく読んだ。
漱石は好きだが、デビュー作を読んでいないと気づいて読んでみた。
とにかく、字がびっしり。
読んでは止まりを繰り返し、たまに息抜きと称して別の本に手を出し、やっと読み終えた。
つまらないわけでは決してない。
主人と細君のケンカ、迷亭の冗談に始まり、詩人は逆上をインスピレーションと称して勿体ぶっているとか、学者作家は頭を使う上に貧乏だから栄養不足で禿げているとか、寒月君のバイオリン購入談など、ものすごく面白い。
ただ、読むには時間がかかった。 -
青空文庫で読んだ。
書き出しは有名だが、中身はだらだらしていて面白いとは思えなかった。
明治時代の人々の暮らしぶりとかが垣間見えて良かったかと。
あと、最後の人生論的なのが面白かった。 -
「吾輩は猫である。名前はまだ無い」
というフレーズだけが独り歩きしてる感のある本作ですが、
実はけっこう読み応えのある作品です。 -
読んだことないな、と思い立ち読んでみた。
皮肉やユーモアが満載に詰まってるのに、ラストに向けて切なくなっていくのがなんとももの悲しいかな。 -
一度長過ぎて挫折しましたが、夏にまとまった時間があったので読み直しました。猫目線で人間社会を少し皮肉った描写が癖になります。中間あたりでまた読むのに疲れてしまいましたが、後半にかけては楽しく読むことができました。ありがたやありがたや笑
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途中までおもしろかったんだけど、あまりの長さに挫折、、、。もうちょっと時間が経ってからまた読んでみます。
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猫好きの人が読めば更に面白いんじゃないかな?
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2013/4/23 読了。Kindleで読んだので、この本のレビューにしてはいけないのかもしれないけれど。
昔、昔、読んだ覚えがあるのだけど、ほとんど内容を忘れてしまったので、再読。
途中、少し中弛みしたけれど、後半にかけて、一気に盛り上がった気がする。
ユーモアの中に、風刺がピリリ…どころか、しっかり効いた一冊だけれど、やはりこの漱石が生きた時代を考えて読まないと、しっくり来ない気がしないことも。
最後は胸が痛むけれど、最初からもう一度読み直そうかな、と思えるところはさすがかもしれない。 -
子どものころ読んだきりだったのですが、急に思いついてまた読んでみました。
なかなかに長く、文章も読みにくく、本当に子どものときに読んだのかなと疑問を持ちつつ何日もかかって読み終えました。
でも読み終わってから、どうして子どもの頃、この本を気に入っていたのか思い出しました。
一つは、この本を買ってくれたのが祖母だったこと。二つめは、猫の主人の家におもしろい人たちが訪れて、どうでもいいような話を延々としているのが楽しそうでいいなと思ったこと。
最近あまり人と話していないので、誰かと話したくなりました。 -
後半、登場人物たちの問答が延々と続く。
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夏目漱石の作品
