だましゑ歌麿 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2002年6月7日発売)
3.81
  • (38)
  • (53)
  • (54)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 402
感想 : 45
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (656ページ) / ISBN・EAN: 9784167164096

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

時代背景を豊かに描き出した濃厚なミステリが展開され、人気絵師の人生と事件が交錯する物語が繰り広げられます。松平定信の寛政の改革を舞台に、歌麿の奥方の惨殺事件を軸にして、次々と起こる事件が緊張感を生み出...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった一冊。

    手にしてみたら予想以上に読みやすくて面白かった。

    松平定信の寛政の改革を時代背景にした濃厚な時代ミステリは人気絵師、喜多川歌麿の奥方のおりょうが惨殺されたことからスタート。

    この事件を一つの主軸に、また更なる事件が重なりゆく展開。

    哀しみにくれる歌麿、事件を追う同心の仙波を取り巻く不穏な空気は事件のバックのビッグさを浮き彫りにさせ、疑心暗鬼の連鎖と人が持つ多面性が心ざわつかせる面白さ。

    そして理不尽な改革という歴史を知る楽しさもあった。

    蔦重、春朗も加わる豪華キャストで醸し出す江戸の空気もまた良き。

  • フィクションなんだけど実在した人物が出てきて、知った名前が出ると面白い。今年の大河ドラマのモデルの蔦屋重三郎も出てきて、よく知らない私は版元の人なのねとまたひとつ勉強。
    歌麿の身に起きた事件をきっかけにまた色々な事件が起き…
    常にきな臭い感じで、ミステリー好きな人は好きかも。
    個人的にはもう少しほっこりというか、心安らぐ場面もあってほしかったな。
    読むタイミングも大事だな。
    もっといいコンディションの時に再読したい。

  • ドラマの印象で歌麿が大活躍する話かと思っていたのですが、主人公の同心が出ずっぱりで活躍する話でした。
    基本的には大きい事件が一つあって、関連する小さい事件があるという内容で、こつこつと調査を続けていくような内容。
    厚さの割には丁寧な感じで読みやすかったです。

  • 圧巻だ。田沼政権後の不安定な政策の様子も伝わって来る。それにしても面白い。そして仙波の格好良さが半端じゃない。スピンオフ作品も読んだが、もっともっと読みたい!

  • 挫折

  • 歌麿や北斎、蔦屋、松平定信など実在の人物が登場する歴史事件簿。
    恐らくはフィクションだと思いますが、時代背景や浮世絵に関する知識を上手く盛り込んだ、非常に面白いエンターテイメント作品に仕上がっています。
    高橋作品の新たな一面を見たようで大満足です。

  • 驚愕の事実!内風呂の普及していない時代の「謹慎」とは、風呂屋へも行けないんである!温暖化の進んだ現代ニッポンだったら、もはや極刑だ…

    南町奉行所の同心、仙波一之進が主人公。江戸町奉行の現在位置をご存知?南町奉行が有楽町マリオン付近、北町奉行が八重洲北口付近だって。変な感じ。

  • 20160811読了

  • 時は、老中松平定信による寛政の改革のただ中。倹約令によって豪華奢侈な文物が厳しく取り締まられる中、人気浮世絵師、喜多川歌麿の妻おりよが殺害される。南町同心、仙波一之進が捜索に当たるが…。寛政の改革に絡む時代劇ミステリー。

  • 厚みがある割にはすんなり飽きずに読めた。
    千一がおこうさんと出会って結婚するまでの話しになってる。
    時系列で言うとこれのあとに当たる話も読んでいるんだけど、千一の身分ってってそんなに偉かったっけ? と前に読んだのを読み返したくなった。

  • これは、本当に面白い。
    久々に傑作の時代小説だった。
    登場人物に歌麿、北斎、蔦屋という豪華さに、主役の十手持ちの男振りの見事なこと。
    エンターテイメントとして、完璧。
    良い読書でした。

  • 2014/09/17読了

  • 虚実入り乱れる時代もの。
    ドラマ化されると聞いて読み始めたんですが、主役はタイトルロールの歌麿ではなく、同心の仙波。

    この仙波が迷いながらも、政道ではなく庶民の側に立つ姿がかっこいい。歌麿との密やかな友情もいい…。他の登場人物もいい味出してます。
    中盤進まぬ展開にどうするんだろうと思ってたらラストに大勝負がきました。登場人物たちと離れがたく、姉妹編も思わずすぐに買っちゃいましたよ。

  • No.1406

  • はじめて高橋克彦さんの江戸ものを読みました。

    面白かったー!
    最後の仙波の言葉には思わずじーんときました。
    キャラ設定は相変わらずの高橋節(笑)

    続きは読むつもりなかったけど、読みたいなぁと思うすっきりした読後感でした。

  • だましゑシリーズ。

    ドラマを見ていたので、話は何となく予想がついていたものの、少し設定が違ったりもあって、飽きることなく楽しく読めた。原作での黒幕が、時代劇上で有名なあの人であったけれど、ドラマ上では良い役に変わっていたのは、やっぱり往年の時代劇ファンに対するTV的配慮というものなのかしら。

  • 読むのに時間がかかりました。

    でも、一つのことにあっちとこっちが絡まって。私の頭も絡まりましたが、これはこれでよかったです。

    松平定信の改革は、教科書でもいいことが書いてあったような気がしましたが、実際その場で生きている人にとっては大変迷惑な改革なんだなぁと思ったりしました。

  • 新作をいつも楽しみにしているシリーズ。

    推理物だけど,浮世絵についての知識もたくさん書いてあるから飽きない。

    最近は春朗と蘭陽のペアが主役をはることが多いから,初期の歌麿の出張り具合が懐かしかったです。

  • 十手持ち 仙波一之進が江戸で起きた難事件に挑む。
    おこう紅絵暦へと続く第一作。

  • ミステリー要素も絡んでくる時代小説。
    実は借り物なのでシリーズだとは
    知らずに読んでしまったわけでして。

    ちょっと長いかなぁ、とは思ったものの
    それでも人物描写と
    男気あふれる仙波、そして菊弥が
    実にいい味出しているんですよね。
    そして謹慎になってもあきらめないですし。
    すごいバイタリティ。

    ちなみに一連の事件の
    黒幕は意外なところではないですが
    実にえー、と言わせるような人です。
    信じたくない人もいるかも…
    でも歴史の犠牲者なのかもね…

    しかし、この仙波から
    目を離せませんね。

全42件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋克彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×