だましゑ歌麿 (文春文庫 た 26-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (650ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167164096

感想・レビュー・書評

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  • ドラマの印象で歌麿が大活躍する話かと思っていたのですが、主人公の同心が出ずっぱりで活躍する話でした。
    基本的には大きい事件が一つあって、関連する小さい事件があるという内容で、こつこつと調査を続けていくような内容。
    厚さの割には丁寧な感じで読みやすかったです。

  • 圧巻だ。田沼政権後の不安定な政策の様子も伝わって来る。それにしても面白い。そして仙波の格好良さが半端じゃない。スピンオフ作品も読んだが、もっともっと読みたい!

  • 挫折

  • 歌麿や北斎、蔦屋、松平定信など実在の人物が登場する歴史事件簿。
    恐らくはフィクションだと思いますが、時代背景や浮世絵に関する知識を上手く盛り込んだ、非常に面白いエンターテイメント作品に仕上がっています。
    高橋作品の新たな一面を見たようで大満足です。

  • 驚愕の事実!内風呂の普及していない時代の「謹慎」とは、風呂屋へも行けないんである!温暖化の進んだ現代ニッポンだったら、もはや極刑だ…

    南町奉行所の同心、仙波一之進が主人公。江戸町奉行の現在位置をご存知?南町奉行が有楽町マリオン付近、北町奉行が八重洲北口付近だって。変な感じ。

  • 20160811読了

  • 時は、老中松平定信による寛政の改革のただ中。倹約令によって豪華奢侈な文物が厳しく取り締まられる中、人気浮世絵師、喜多川歌麿の妻おりよが殺害される。南町同心、仙波一之進が捜索に当たるが…。寛政の改革に絡む時代劇ミステリー。

  • 厚みがある割にはすんなり飽きずに読めた。
    千一がおこうさんと出会って結婚するまでの話しになってる。
    時系列で言うとこれのあとに当たる話も読んでいるんだけど、千一の身分ってってそんなに偉かったっけ? と前に読んだのを読み返したくなった。

  • これは、本当に面白い。
    久々に傑作の時代小説だった。
    登場人物に歌麿、北斎、蔦屋という豪華さに、主役の十手持ちの男振りの見事なこと。
    エンターテイメントとして、完璧。
    良い読書でした。

  • 2014/09/17読了

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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