小さくとも命の花は (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1989年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167168438

作品紹介・あらすじ

とても育つまいと思われた未熟児の小さな命が、幾度かの危機を克服して奇跡的に育った。嫁姑の葛藤、家庭内のトラブルをのりこえて、一つの命を守る涙と感動の力作。

みんなの感想まとめ

未熟児として生まれた小さな命を守るため、嫁姑の葛藤や家庭内のトラブルを乗り越えていく物語が描かれています。主人公の三津子は、結婚直後の苦悩や子育ての喜びを通じて、深い感情移入を誘います。物語はテンポよ...

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる結婚直後の嫁姑の問題から子育ての苦難、そしてその喜びを物語とした嫁である三津子の話。我ながら三津子に終始深く感情移入してしまい、子供を孕んだ未熟な母親の苦悩、子供ながら立派に育ってゆくことへの喜びが手に取るように分かった。結婚考えてる女性なんかが読むと、ある一つの将来の可能性を覗き見ることができ、覚悟なんかできるのかもしれない。

  • 未熟児に生まれた子を育てる姿、姑との確執、などテンポよく話が進んでいきます。
    結婚、妊娠、出産を経て、未熟児が生まれ、二人目が生まれ、いろいろとおきるのですが、最後は爽快感があるお話です。
    なかなか面白かった。

  • 小学生の時に本棚にあったのを読んでから、何度か読み返していますが読み返す度に心動かされてしまいます。
    本家、姑との関係や、妊娠生活の様子、子どもが未熟児で生まれたことで起こる様々な騒動など、はじめから最後まで飽きる暇がなく読み進められます。
    物語がそうさせるのでしょうが、確か初めて読んだのは2か3年くらいだったと思うので、漢字も熟語も本当に無知識だったにも関わらずのめりこむ事ができたのは、文章の構成が人を惹き付ける上にとても自然だったからではないかなと思います。
    読んだ後、胸に新しい志というか、あたたかいものが流れ出します。
    こどもたちの話す方言もかわいらしいです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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