白萩屋敷の月 御宿かわせみ 8 (文春文庫 ひ-1-44)

  • 文藝春秋 (1989年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167168445

みんなの感想まとめ

多様な人間模様が描かれる物語は、宿屋「かわせみ」を舞台に展開し、さまざまな登場人物がそれぞれの事情を抱えています。計画的倒産を巡る緊迫した展開や、失踪した父親を探す兄妹の切実な思い、さらには恋愛や暴力...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ全巻揃いでブックオフに持ち込んだが値が付いたのが数冊だけでそれも1冊5円。全部で80円とのことで余程持って帰ろうかと思ったけどそれも面倒なので置いてきました。まぁ、ビジネスとしてはわかるけど、ブックオフのせいで潰れた街の古本屋のことを考えると確実に日本の文化をブックオフは壊したなと思わざるを得ません。本を読んだこともない若いのにパソコン叩いて見積もられたことを考えれば今後二度とブックオフには持ち込まず廃棄することに決めました。ブックオフさんさようなら。

  • <目次>


    <内容>
    今回は恋愛話が多い。タイトル話は、東吾の兄の通之進の話。殺人とかは出てこないが、せつない話。ほかに殺人事件も恋愛が絡む話が多い。そして哀しい話が多かった。

  • 【8作収録】
    ・大金を隠して計画的倒産をした呉服屋母子。被害に遭い困り果てたかわせみの客を助けるため、同じくかわせみに宿泊することとなった医者・天野宗太郎が立ち上がる
    ・大店のわがまま娘が昔惚れた男との仲を親に裂かれたことから、親や奉公人に対し暴力を振るい、悪い男と次々に付き合っていく
    ・煙草問屋の主人が妾宅からの帰宅途中に襲われ、後日、妻と甥と共に遺体で発見された。手がかりは絵馬に書かれた『お父つぁんを助け下さい』の『を』
    ・十年前に突如失踪し女と同棲し始めた父親を連れ戻すため、水戸からやって来てかわせみに宿泊した兄妹。女との仲も冷えていた父親は帰ることを承知するが・・・
    ・嫁入り後1年もしないうちの姉の死に不審を抱いた妹。かわせみに滞在した縁から、るいと共に潜入捜査を始める
    ・鰻屋で女の幽霊の目撃が続く中、女房が遺体で見つかった。芸者とかけおちをしたが、手を切って戻ってきた跡取り息子。果たして本当に手を切ってきたのか・・・
    ・宿屋の家事で妹を失い、かわせみに移った女。大店の妾の子と名乗り引き取られるが、姉たちから毎日いびられ・・・
    ・兄・通之進の昔なじみを訪ねた東吾。年の離れた老人の後家で、火事の際の火傷跡が顔半面にある女。その昔、通之進に和歌の手ほどきをしていたというが・・・

  • 97年14刷本

  • 御宿かわせみシリーズ8巻。

    主人公の堅物の兄、道之進の若き日の淡い恋物語が含まれ、他の巻とひと味ちがうのではないでしょうか。素敵な一篇です。

    しかし、東吾さんは色々な女性と同衾しすぎのような…時代背景からすると当然なのでしょうか(・・;)

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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