新装版 御宿かわせみ (14) 神かくし (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168964

感想・レビュー・書評

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  • 平岩先生って凝ってないのに簡潔な言葉で色っぽい表現できるから毎度うっとりしてる

  • 哀しい女性の話が多かったような気がします。その中で、いよいよ東吾とるいの祝言の話がでました。このまますんなりといくのかなぁ。かわせみが無くなったら淋しい…。
     宗太郎夫妻に女児が誕生し、周りも賑やかになりますね。宗太郎がいいお父さんです。彼は旦那さまとしても父親としても理想ですね

  • 「慨嘆」の単語が気にかかった。

    今回はやたらと男女の色恋が多かったように思う。

  • 御宿かわせみシリーズ。第14巻。梅若塚に雨が降る・みずすまし・天下祭の夜・目黒川の蛍・六阿弥陀道しるべ・時雨降る夜・神かくし・麻生家の正月。
    女の復讐がやけっぱちすぎてびっくりな「みずすまし」、羽目をはずし過ぎて坂道を転がるような顛末が呆気にとられる「天下祭の夜」、江戸の大店の仕組みと厳しさと実直な男の身の振り方が深い「六阿弥陀道しるべ」、最初の神かくしにかこつけて便乗する江戸っ子たちの知恵のひねり合いが面白いが、最後は肝を冷やす「神かくし」など。
    麻生家では大晦日に花世が生まれ、いよいよ東吾が兄の跡目を継いで奉行所へ出仕する段取りが進み、その挨拶も兼ねて年始回り、そしてるいとの祝言も視野に入るようになり、物語がようやく重い腰を上げて動き出す。今のところ、るいがかわせみを畳んで与力となっていく東吾の元へ嫁ぐ…という筋書きだが。それぞれの未来を想像すると楽しくなる巻。

  • 14

  • 『御宿かわせみ』シリーズ第14弾。

  • ・梅若塚に雨が降る
    ・みずすまし
    ・天下祭の夜
    ・目黒川の蛍
    ・六阿弥陀道しるべ
    ・時雨降る夜
    ・神かくし
    ・麻生家の正月

  • 「梅若塚に雨が降る」「みずすまし」「天下祭の夜」「目黒川の蛍」「六阿弥陀道しるべ」「時雨降る夜」「神かくし」「麻生家の正月」の8編。シリーズ作品としては凡作が多い。あまり滲み出る情感みたいなものがなかった。まぁ、身内話の「麻生家の正月」が面白かったかな。七重さんに女子誕生(笑)

  • 「御宿かわせみ」シリーズ14作目。

  • うーん、目が離せなくなってきた!ここに来て新たな展開が!続々と次の巻を読みたくなる。七重は幸せそうで、赤ちゃんできちゃうし、東吾は出仕の話がでてきて、次の年の六月以降に祝言だと明確になって、縦糸がどんどんつむがれていく。もちろん「横糸」の捕物帖もなかなかなもの。さあ、次の巻ではやっと祝言だ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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