池袋ウエストゲートパーク (文春文庫 い 47-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 1148
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174033

作品紹介・あらすじ

「池袋ウエストゲートパーク」は東京の池袋を舞台に、現代の若者の友情、愛情が描かれるエンターテイメント作品です。
現代の病巣ともいえるネット社会などについても言及もあり、社会学の書物としても注目されます。筆者の石田衣良は直木賞を受賞しており、その点で小説の面白さにはお墨付きがなされているものといえます。

感想・レビュー・書評

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  • とてもやんちゃであるが、情に熱く超クールなあん畜生!池袋西口公園近くに住む八百屋の兄ちゃんである真島誠が、難事件を解決していく。今回の話のセッティングは私にはかすりもしませんが、裏側では色々なことがあるのですね。今度池袋に行くとき、楽しみです。大体、映像として回想しながら読むことが多いのですが、私の脳内でマコトの映像化がうまくできませんでした。ネットで俳優を見ると「長瀬智也」、加奈が「小雪」??おっと、ちょっと混乱。これはシリーズものですね、誠に会おうかどうしよう。読友さんに聞いてみよう!!

  • 存在意義・理想の人物像を
    追求する少年達の物語

    【感想・考えたこと】
    ✏︎池袋で繰り広げられる、不可解な事件や少年グループの抗争を通じて、成長過程のこどもの精神的な脆さや、危ない道を選択してしまった際には取り返しのつかない力になってしまう恐ろしさが表現されていました。

    ✏︎自分の知らない世界では繰り広げられているかもしれない、見えない権力争いの一端をイメージすることができ、恐ろしくなるものの、ハラハラドキドキする展開が繰り広げられ、どんどん読み進めてしまいました。

    【メモ】
    ✏︎ガキどもにはモデルがない。身近なところに目標になる大人がいないし、夢も見せてもらえない。おれたちはモデルと絆を用意する。自分が必要とされている充実感、仲間に歓迎を受ける喜び。規律と訓練。今の社会では得られないものを、力をあわせ見つける。

    ✏︎まわりで人が死ぬと、自分もすこしずつ死んでいくんだ。愛してる人が死んで、愛してくれる人が死んで、自分の死を待ってるだけのときに、おれはここにいる仲間と出会った。やつらはおれのために死ぬだろう。おれもやつらのために死ぬだろう。ためらう理由はない。どうせいつか死ぬんだ。それに死んでしまえば、もうこれ以上誰かが死んでいくのを見なくてすむ。

    ✏︎おれたちはみんな弱い。だから嘘をつくことがある。おれたちはみんな臆病だ。だから武器をもつこともある。おれたちはみんなバカだ。だから傷つけあうこともある。でも、おれたちは許すことができる。誰がついたどんな嘘だって、きっと許せるんだ。

  • 池袋西一番街に住むトラブルシューターの主人公が、池袋で起きる問題を解決していく物語。

    主人公やその周りの若者たちを通して、その時の社会問題に触れられた様に感じました。

    文章からは情景が鮮明に浮かび上がり、主人公の内心が面白く書かれているので、時おりクスッとさせられます。

    2作目を手に取ってみたくなる一冊。

    『誰だって開けることのできない部屋をひとつもってる。そんなもんじゃないだろうか。『亡き王女のためのパヴァーヌ』が流れる白い部屋を考えた。おれの部屋、おれの独房。』

    『おれたちはみんな弱い。だから嘘をつくことがある。おれたちはみんな臆病だ。だから武器をもつこともある。おれたちはみんなバカだ。だから傷つけあうこともある。でも、おれたちは許すことができる。誰がついたどんな嘘だって、きっと許せるんだ。』

  • どの話も面白かった。この先続編にどうつながれていくのか楽しみ

  • 平成の美味しいところを煮詰めてプレゼントされたような読み味。この石田衣良はいい石田衣良。

  • 不思議な中毒性があって、なかなか読むのがやめられません。 展開が早くて読みやすくて、一気に読んじゃいました。

  • ドラマは見たことあったけど
    原作は読んだことがなかったから
    手に取ってみました

    マコトのキャラはもうすっかり長瀬だし
    タカシはすっかり窪塚になっちゃったけど
    おもしろかったです。

  • 軽くて読みやすい
    主人公が魅力的。トラブルシューターですごい人なんだけど、女性に弱かったり大人しく家業の果物屋を手伝ったりしてて、クレバーな部分としょぼい部分を併せ持っている。
    池袋のストリートギャングの少年少女たちの話なのでハードな内容。ヤクザ、少女売春、麻薬、などなど。不法移民や引きこもりも話に絡ませて社会派な面も。

  • マコトは19歳と思えなさすぎる。。。かっこいいよな。。。
    それにしても池袋ってこんな街なの?!

  • 早い展開で、読んでいると情景が浮かぶような文体。
    当時の十代の人たちのヒエラルキーのあり方と、流されず群れず、社会の表も裏もなく存在感のある主人公のあり方が面白い。
    ドラマは見ていないが、こんなに面白いのならもっと早く手にとっておけば良かった。

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。‘84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。‘97年『池袋ウエストゲートパーク』で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。‘03年『4TEENフォーティーン』で第129回直木賞受賞。‘06年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞受賞。‘13年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞受賞。

「2021年 『初めて彼を買った日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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