うつくしい子ども (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.45
  • (404)
  • (740)
  • (1653)
  • (142)
  • (30)
本棚登録 : 5592
レビュー : 718
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174057

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 弟が殺人を犯した、兄が主人公。

  • こうしたむごい女児殺人事件は、書き方が何通りもある。石田衣良作品として読むことができて、よかった。

    加害者の兄と友達の心のあゆみが入ること、それを受け入れるさまざまな大人がいることで、希望が持てる内容になっている。最後ももちろん、裏切らない。

  • 挫折

  • 石田衣良作品で、初めて手に取った作品。
    タイトルに惹かれて購入したのですが、なぜ『うつくしい子ども』なのだろう…?と思っています。

    ストーリーは、未成年犯罪者の家族に焦点があたっているので何とも言えない読後感なのですが、薄暗いだけではない印象です。

    忘れた頃に、また読み返してみたいと思っています。

  • 石田衣良の恋愛小説は好みじゃないけど、これの最後の最後は凄いと思った。ぞわっとした。事件自体は終わったように見えても、まだ始まったばかりなんだなって。一方で人間て結局変わらないんだなとも思った。

  • 平和な町で起こった猟奇殺人、補導されたのは弟だった―。
    弟はどうしてこんな事件を起こしたのか...少年は報道に囚われず独自の目線で弟を理解しようとする。

    石田衣良の作品の中では少し重めの作品かもしれない。
    初めて読んだのは多分10年くらい前、神戸児童殺傷事件の衝撃を思い出して心が痛かった。
    加害者の兄で「うつくしくない」子どもの、真っ直ぐでかしこくて強い「うつくしさ」に心を掴まれた。

  • 最後の署長の自殺の終わり方がちょっと納得いかなかったけど、それ以外はすごく読んでいてざわざわする話。

    どんなにいい子をやっていても、人に言えない秘密はある。

    誰かに影響されて生きている。

    愛することは支配することって言うけれど、あながち間違いじゃないよね。
    私も、子育ては洗脳だって思ってるし。

    ただ、兄ができすぎていて、大人すぎて、その分辛かった。

  • どんどん惹きこまれてったいった。夜の王子様。でも人って気づかないうちに誰かに操られてるものなんじゃないかなって思う。決められたレールを歩くのはすごく楽で、誰もが自分自身に不安を持ってるから強い人に惹き込まれてしまう。

  • 弟が中学生を殺した。僕の生活は一変して大変。何故弟はそんなことをしたのでしょう?それを探っていくと、弟を陰であやつる悪い奴発見! って、だめでしょ!この展開。悪いところを肩代わりさせちゃ!

  • 弟は、なぜ殺したんだろう?

    帯に目立つように書いてあった

    そしてタイトルが 「うつくしい子ども」

    これだけで、心がざわざわしてこないか。

    そして、ウラの帯には

    それが最悪の行いでも、誰かが
    わかってやる必要があるのではないか

    と あった。

    すでに帯で犯人は弟と告げられているのだけれど
    これはやはり犯人探しのミステリー
    弟の心理をたどるうちに その犯行の奥にある事件がみえてくる
    その犯人を捜すミステリー
    大きな闇と、それを理解しようとする試み、だろうか。

    誰かに支配されていると、人を支配したくなる
    その考えには賛成しない部分もあるけれど
    心が凍るような闇の存在が、全く現実離れしていると言い切れない
    むしろかなりのリアリティが感じられる
    そのことの怖ろしさにすくんでしまう

全718件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

うつくしい子ども (文春文庫)のその他の作品

石田衣良の作品

ツイートする