うつくしい子ども (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 5593
レビュー : 718
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174057

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の弟が殺人者となる少年犯罪のお話。共に中学生。
    こういった話は現実でも架空でも、怒りや悲しみといった感情がぐるぐると渦巻き、複雑で、読み進むにつれて苦しくなります。
    途中、読むのが辛いと思った時もありましたが、文体は読みやすいのでサクサク読めます。

  • 神戸の猟奇殺人事件に対するアンサー的な作品。
    4TEENとか池袋ウエストゲートパークはぶっちゃけつまんなかったけど、
    (池袋~のドラマ版は普通に好きですけどね)これを書いた石田衣良は普通に推せる。
    序盤には特筆すべき様なエピソードは無いけど、ラストのまとめ方が秀逸。
    これこそ映像化して欲しいけど絶対無理だよね。

  • ミステリー小説の嫌いな所は寝不足になる所。今回も読み切るまで眠れず。殺人犯の兄が弟について調べていくうちに、真相が見えてくる。最初はよくありがちな、加害者の家族のどうすることもできない虚しさの話かと思ったけど、そうでもなく、中学生が大人よりも人間らしく事件に向き合っていて、深く考えさせられる。

  • 石田衣良の作品、続けて手に取ってみました。
    裏表紙に犯人は弟と書いてあった、その弟の心に、気持ちに寄りそおうとするストーリー。

  • ミステリと言うには、犯人は最初から分かってるし...
    と思うと、実は「陰の犯人」が別にいたりして。
    なのでミステリと思って読めはするのですが、
    それよりも主人公の心の葛藤に主眼を置いている印象。

    ...と思うと、ちょっとサイコホラーっぽかったりも(^ ^;
    後半、ちょっとゾクゾクしながら読んだ(^ ^;

    ただ「事件の解決」が、やや強引すぎるか?
    もの凄いテンポで話が進んでいくが、
    よくよく見るとツッコミ所満載な気が(^ ^;

    ...と思うと、最後の最後がまたちょっと
    「ゾクッとする怖さ」を感じさせたり...(^ ^;
    一粒で三度も四度もおいしい感じ(^ ^;

  • 初めて読んだ石田由良さんの本。
    中学校?の夏休みの読書感想か何かで読みました。
    あまり覚えていないのですが、あまり主人公一家に感情移入できなかった。確かに可哀想ではあったけど、少し違う世界のお話だな~と何となく一歩ひいて読んでた気がする。
    結婚したらもう一回読みたいです。

  • 引き込まれた

    もうずいぶん経つが
    ニュータウンで起きた少年による殺人事件を題材にしたもの

    弟が殺人をおかす

    その後の周りの変化や
    その理由を解き明かそうとする
    主人公の果敢なものがたり

    最終的にはノンフィクション的ではなくフィクション的なカタルシスにおわる

    最近 ビブリオバトル 大学の教育 子供が小学校に入ったことなどを通じて

    教育現場の閉鎖性に由来する問題に遭遇する

    教育現場の持つ特有の難しさはいろいろある

    最近子供が小学校で何を経験しているのか、これほどまでに親は知らなかったのかと逆の立場になって驚いたりもしている

    フィクションを通じてすこしだけあるかもしれない世界に触れた気がする

  • 中盤までは何故新聞記者とのスイッチングが必要なのか、よくわからなかったけれど、なるほど、最終的な収束へ向けて必要だったし、あるいは事件のふくらみ(報道被害や倫理に対する発信側の葛藤)を持たせるためにも必要だったと感じた。
    神戸の事件をモチーフにしながらも、重点はもっと外にあって、それは少年の成長物語でもあるし、友人との熱い友情の物語でもある。何より「罪を犯した人間を人間として受け止め続ける」という大きなテーマが印象的だった。
    石田衣良の人間への暖かい眼差し。IWGPシリーズも読まなくちゃ。

  • 少年犯罪ものなので、残酷性や特異性も含まれるが、主人公をはじめとする3人組や新聞記者の人間性に救いがあり、好感が持てる。善悪のはっきりした作品。

  • 夜の王子
    中学生
    警察署長
    息子

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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