波のうえの魔術師 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3789
レビュー : 411
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174071

感想・レビュー・書評

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  • 石田衣良さんの小説で一番好きかも。

    波の上の魔術師って、そういうことかー。
    デイトレーダーとか言うんですよね?ちがう?
    波を読む、というより読んでたら間に合わないから、
    まさに魔法使いのようだ。
    職人の師弟関係のような、親子のような。

    知らない世界の話は面白い。

    まぁ、こういうお金儲けはできませんが。

  • あらすじ(背表紙より)
    あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。

  • 面白い。一気に読める。

  • 再読。これはもう何度読んでもワクワクする作品。結局、主人公を徹底的に打ちのめすことなく優しいラストになっている。頭の良い(本当の意味で)作品だ。リアルでは到底真似することなどできない己れが残念。

  • 何度か読み返した

  • バブル期に銀行が販売した変額保険の被害者の敵を取るべく、師匠たる老紳士と主人公が入念な計画をもとにメガバンクへ挑戦を挑む話。

    ドラマ化もされたようで、読み物としてのおもしろさもありましたが、運用という観点で、本のタイトルにもなっている波(株価、景気の波動)を体感するために老紳士が主人公にある銘柄の株価の動きをひたすら毎日つけさせ、変動の理由を考えさせるというのは個別銘柄投資の本筋なんだろうなと思います。

    少し前に米国のMBA留学をしていた時に厳しいことで有名だったファイナンスの先生が為替レート、長期国債レート、原油価格などの指標を学期中、毎日、学生に記録させていたのは当時はあまり意味が感じられませんでしたが、この本で今頃ですが、その深い意図に気づかされました。

    チャート分析や個別企業の業績分析と併せて、或はそれ以上に狙った個別銘柄の株価の動きを感覚としてとらえられないと、動きの早いこのご時世で、個人投資家が機関投資家や市場自体に勝つのは難しいように感じます。

    個別銘柄投資をする人は阿佐田哲也さんの新麻雀放浪記と併せて、早い段階で読まれることをお勧めします。

    あと目の前の弱者には喜んで手を差し伸べ、寄付もするが目に見えない相手にはとことん残酷になり、地球の裏側の工場を契約書1枚で数十か所も一瞬で閉鎖するのがアングロサクソンの本質という記述は海外の仕事をする私にはぐさりと来ました。

  • マーケットは波のように変わっていくもの。
    僕もしっかりと波に乗れるようにしたい。

  • 石田衣良×株ということで、関心のど真ん中。落ち着いたら読みたい。

  • 石田作品で一番好き。植木等と長瀬智也でドラマ化してたけど、巧妙で面白い

  • 自分の中でベスト5に入る思い出に残る一冊。

    石田衣良さん自身のトレーダー経験が元になっているからか、すごく真実味があった。IWGPとかにはない感覚。

    孤独のなかで自分だけの感覚をもって勝負するってどんな仕事でも必要なんだろうなと感じた。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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