骨音 池袋ウエストゲートパークIII (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2004年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167174088

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様な感情が交錯する物語が展開され、切なさやドキドキ感を楽しむことができる作品です。シリーズの第三弾では、特に「西口ミッドサマー狂乱」が高く評価され、登場人物たちの成長や絆が描かれています。マコトの優...

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのIWGPと真島誠。今回も誠の熱いハートが池袋を闊歩する!4つの短編だったが内容は充実。1つは誠の母親が登場。子どものために身を売るヒロコがヤクザのシマで働きにくくなる。誠の母親が町内会を使いシュプレヒコールを上げる。最後には誠、Gボーイズのタカシ、サルがヤクザを撃退!スッキリした。最終話、ゲリラライブでクスリを売るイッセイを探し出し、イッセイを殲滅させたい誠。Gボーイズとともに追い詰める。誠の大活躍で殲滅させる。義足のボーカルのトワコと誠のラブストーリー、ラストはに誠らしさがにじみ出ていた。

    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、fingers crossedは幸運を祈っていますよ!という意味です。海外ではよく使われる表現方法ですよ!
      ゆうママさん、fingers crossedは幸運を祈っていますよ!という意味です。海外ではよく使われる表現方法ですよ!
      2021/09/04
    • ポプラ並木さん
      moboyokohamaさん、すみません。今気づきました、ごめんなさい。今作はチョットワイルドなお母さんがとても良かったですよね!次作も読ん...
      moboyokohamaさん、すみません。今気づきました、ごめんなさい。今作はチョットワイルドなお母さんがとても良かったですよね!次作も読んでみようと思います。お母さんの出番が楽しみです!
      2021/09/04
    • moboyokohamaさん
      ポプラさん、ゆうママさんとの楽しそ〜なやりとりを羨ましく眺めていました。
      ポプラさん、ゆうママさんとの楽しそ〜なやりとりを羨ましく眺めていました。
      2021/09/04
  • IWGP第三弾!

    切なかったり、ドキドキしたりと楽しめた。
    シリーズはまだまだ続くので、のんびりと楽しもう。

    骨音は気持ち悪かったな。

    西一番街は、結構好き。
    子供のために頑張るところ良いのね。キングもそう言うところあって好き。

    キミドリは、こういう仕組みは、上手くやればちゃんと出来るのにね。

    西口ミッドサマーは、切なさもあるね。
    ドラッグか…。
    そう出来ない方法はあるはずなのにね。

  • シリーズ3弾。

    個人的には、神回に近いかな?

    4編ともどれも良かった!

    特に
    「西口ミッドサマー狂乱」が最高!

    マコトにとってトワコが1番似合ってる
    気がしたなぁ。

  • 「骨音」はドラマが終わってからのSPドラマ版のやつでRIZEが出てたやつだなーって思い出してたらクドカンの解説で「スープの回」って文字を見て懐かしくエモさを感じました。
    「西一番街テイクアウト」でのマコトの母親の活躍もクドカン解説で同じことを感じていました。
    このお話は本当に良かった。マコトの優しさに無償で応えてくれる仲間たちも最高だった!
    次も池袋を読みます。

  • まだたったの第3弾だというのに、ずいぶん遠くまで来てしまった気がする。
    最初から殺人事件とかあったけれども、それは人の心の行き違いとか思惑の捻じれだったりと、事件の引き金を引くのは人の心だったような気がするけど、今回は殺人事件がないのに読んでいてうすら寒く感じるのは、マコトと人のつながりが希薄になってきたような気がするから。

    もしかするとマコトは変わっていないのかもしれない。
    「西一番街テイクアウト」の香緒に対する態度。
    弱いものは徹底して守ってやるってところは、「少年計数機」の頃と変わっていない。
    いやむしろ、思わぬキングの優しさにびっくりだったが。

    でも「少年計数機」の時の、お互いを思いやるからこそ距離を置かなければならない切なさみたいなものが、今回はない。

    マコトの恋も、まあ、ちょっとよくわからない。
    レイヴで盛り上がっていたからとか、見た目が好きだからとか、そんな感じにしか取れなかったなあ。いくら言葉を尽くしたところで。

    マコトは人と心の交流をして何ぼなのだから、派手な事件じゃなくていい。
    そこのところをきっちり書いてほしいと思った。

    だから「西一番街テイクアウト」のマコトとキングとサルの3人が、それぞれに何かを背負いながらタッグを組んで、体一つで勝負する話がよかったな。
    お母さんや商店街の人たちもよかったし。
    自分たちの相手にだってそれぞれの正義ってものがあって、今回はこっちが次回は向こうが勝つってことでいいだろうという、やらせではなくて、本気だからこそのそういう棲み分けが書かれているところも良し。

    キングはさておき、タカシは結構好きかも。

  •  石田さんは街の描写がとても巧い。私が東京はさほど詳しくないにも関わらず、空気感がフィクション臭をまったく感じないほどリアルだ。ミニモニが流行ってたあの時代にタイムスリップしたような没入感がある。4編どれも面白かったが、やはり表題作のインパクトが強い。音自体もピンと来ないが、どんな音楽に昇華させたのかまるで想像がつかない。『西一番街テイクアウト』は想像こ斜め上の展開。マコトのお母さんがこんなに強い人だったとは。恐ろしい果物屋さんだ。

  • 大事に大事に読むというよりは、内容の疾走感に任せて勢いで読み切ってみて、後から内容を思い出してゾッとしたり噛み締めたりできるシリーズ、3巻目。

    心に残る1冊みたいなテイストじゃないんだけど、「これ」が欲しい時がある。

  • "金の世界ではよりおおきな利潤を生むことが最高で、精神的な満足や社会貢献は二のつぎだ。"

    言葉選び、漢字とかなの使い方
    拙いようで洗練された文体

    "なぜか音楽をきいていて、1番の山場になると誰かの邪魔がはいる。ビデオの映画なんかでも同じ。現代って、芸術をゆっくりと鑑賞するゆとりを人に許さないところがあるよな。"

    敢えて、遠回りで野暮で平たい表現

    10代で石田衣良に出会えたから、30代になった今でも読めるのか、そうでないのかは分からない

    小説だから勿論誇張はされているし、現実離れはしている
    だけど、確かにこういう時代はあった

    断片的に触れたことのあるリアルをすくい、自分の思い出にふと心を寄せる

    "池袋"シリーズは平成の時代に少年期を送り、
    そして、大人になった世代の備忘録である

    15年経っての再読はとても感慨深い

  • IWGPシリーズって個人的にあんまり印象に残るエピソードに出会ってないかな。タイトルとあらすじ聞けば「あーたしかにそんなお話あったわ」ってなるイメージ。別にそれがいい悪いはなくて、そういうものだととらえているし嫌いなわけじゃないからいいんだけど。今回もそんなに刺さるものは無かった。その時代のトレンドを描いてくれる貴重な作品なので新鮮度高いうちに早く最新作に追いつきたい気持ちで読み進めている。

  • 池袋ウエストゲートパークの第3巻。

    短編集ながら、本当に飽きがこないなと感嘆する。

    とても面白かった。
    タイトルにもなってる骨音も音の収録方法など含めてなかなか面白かったが、西口ミッドサマー狂乱がこの本の中ではお気に入り。
    やってることの規模も大きく、こちらも何故かワクワクさせられる。

  • 相変わらずタカシの助けを借りて、事件を解決していくマコト。サルとマコトとタカシの3人とヤクザの決闘が潔く、3人の仲が良いのがわかる。それとマコトの母ちゃんのヤンキーさがワクワクする。カッコいい。
    池袋ゲリラレイヴとマコトの恋。レイヴはうまくいっても、恋はなかなかうまくいかないね。

  • ★2008年12月21日 106冊目読了『骨音 池袋ウェストゲートパーク?』石田衣良 評価B+
    友人の評価では、池袋ウェストゲートパークシリーズもこのあたりから、当初のスピード感や圧倒的なパワーが無くなってきたと聞いていました。確かに出だしの頃の新鮮さは薄れ、落ち着きさえ見せて来るのですが、それはそれで主人公が成長し、年輪を加えていくのですからやむを得ないと私は考えてます。
    骨音:かなり醜悪な場面を含む、音にいかれてしまった狂信者の犯罪
    西一番街テイクアウト:ひょんな事から、年増の売春婦とその娘をチンピラから守る事になった話。
    キミドリの神様:池袋限定流通の交換通貨を街のために守ろうとし、地下組織とのつながりを断ち切る
    西口ミッドサマー狂乱:若者達を熱狂させるレイヴというライブステージを主催する集団とそこで危険なドラッグを売り、問題を起こす組織との対立。トワコという片足義足のモデル兼シンガーと主人公の恋とその結末。
    全体的には、解決がやや安易になってきているとは思いますが、私的には人間的な感情のふれあいに膨らみが前より出て来ている気がして決して悪くはないと感じるのは甘いのでしょうか?

  • IWGP第3作目。
    本作の表題となっている「骨音」はドラマ版ではスペシャルとして放送されたスープの回のシナリオでした。
    ドラマ版では実際にRIZEのライブに置き換えての演出が格好良かったことを覚えています。
    「西口ミッドサマー狂乱」は個人的にとてもIWGPらしさを感じました。
    また宮藤官九郎の解説が面白く、読み進める中で心当たりがあったものの、どうやら石田衣良ご本人がドラマから影響を受けて森下愛子演じるマコトの母をよりコミカルにキャラとして確立されていて、時折フッと笑わせてくれました。

  • マコトが恋をするシリーズ3冊目。
    タカシとマコトの「私、失敗しないから」ぶりが、さらに極まった感がある一冊。

  • 相変わらず熱くてクール!出てくる人たちはどこかずれてておかしいんだが、とにかくまっすぐでクール。
    マコトの恋愛が切なく終わるのもお約束。

  • 「骨音」や「西口ミッドサマー狂乱」のようなハードで読み応えのある話もいいけど、「西一番街テイクアウト」のような話があると和む。母は強し!

  • 今回はGボーイズ絡みの話が沢山。


    どんな人ともフラットに関われるマコト君って素敵だな~って感じさせてくれた一冊。

    にしてもマコトの母ちゃんって粋だな~

  • 2011/08/24読了

    IWGP三巻!2001年とのこと。モー娘。とか、粗いiモードの画像とか
    時代を感じてしまいますね。
    マコトの語りや人情味もまたレベルアップしていていいな。
    しかし、キングのカリスマがおかしなところに向かっている気もしないことも無い。

    【骨音】
    若いし、夢を純粋に追いかけたいからこそのアレだね。
    聴きたくはないけれど、聴いてみたい気もする。あるとするならば。
    何だってすごくXXなものには、それに応じたリスクが生じるもんだ。

    【西一番街テイクアウト】
    ミニモニとか何とか。一番年代を感じてしまったのは特にコレ。
    おばちゃんって昔からやたら強いんだね。

    【キミドリの神様】
    正義でありたくても、それってすごく難しいことだ。
    悪になりやすいし、気を抜いたらそうなってしまう。
    絶対的な正義ってないもんだよね。
    あったらあったで、それは盲目的な宗教に過ぎない。
    純粋な気持ちが万人に認められるなんて、ほぼ不可能。

    【西口ミッドサマー狂乱】
    マコトの恋はどうなったのか。
    は、さておき
    いいね。これをIWGPっぽい。ヤングが乱れていく、大人からは切り離された小さな世界のお祭りっていうのが。
    その裏は目も当てられないほどの残虐さがあるけれども。
    でも、このくらいが奴らにとってはいいくらいじゃない?
    最後にいっこ。ドラッグは絶対にダメ

  • 東京丸の内口近辺から両国、そして門前仲町までの今回の散策。一眼レフを片手にとはいかず、Canon ixyと石田衣良「骨音」をバッグに忍ばせ散策した訳だ。

    IWGPにはいきなりとんでもないNOUNがでてくる。今回は「カツシン」・・・どうやら勝新太郎らしい。面白いねえ、勝新と云えば僕らは「悪名」そして「兵隊やくざ」そして田宮二郎と続く訳だ。

    内容はレイブ・ドラッグ等、僕らの知りうる事が出来ないundergroundな話なのに、前出の勝新や、キャンディーズのランちゃんが出てきてしまう、おじさんにこのシリーズが受けるのも分かる気がする。

    子供も大人も上手に転んで、”転び方の練習”をしておかなければならないと云うのが僕の持論だ。転び方を知っていると、自分が傷つく程度を最小に抑えられるというmeritが有ると同時に、人の痛みを知ると云う、根本に繋がるからだ。そんな意味でもIWGPには意味がある。

    今回の「骨音」のなかの最後の物語「西口ミッドサマー狂乱」では「自分の足で立つこと。」と云う行がある。これって僕が日々思っている事だ。

    人間は一人じゃあ生きていけない、でも自分一人で立ち上がらなきゃ尚更生き続ける事は難しくなる。どんなに下から支えても、どんなに上から手を差し伸べても本人が背筋を伸ばし手を上にあげなきゃどうしようもないものね。出来る事なら背筋を伸ばして生きたいものだ。

    石田衣良・・・骨音・・・書評 85点

  • クール。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田衣良の作品

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