電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4394
レビュー : 320
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174095

感想・レビュー・書評

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  • 話が進むたびに、深みと重みが出てくる。切れるような疾走感にすら、重みと厚みを感じる。やはり、この物語は最高!前作より、今回がぐっときた。ほろりと涙してしまう話もあった。

  • ツインタワーのラーメン屋の災難の話。
    今回は暴力はなし。ツインタワーの人間味とマコトの絡みが小気味良い。いつものメンバーも活躍して、一件落着。最後はホロっとさせられる。
    御徒町のチームの話。
    たまたま通りかかった通りのロウソクの炎から物語が始まる。マコトが興味を持って追っていくうちにとんでもない事実が暴かれて、みんなが不幸になるのかの瀬戸際で、、、いい話になる。あんたの息子だったら誇りに思うという言葉にウルっとさせられる。

  • 再読。まぁ面白い。 2018.11.30

  • [東口ラーメンライン]
     Gボーイズを卒業した、ツインタワーの二人のラーメン屋が嫌がらせを受けている。ライバル店がネットに書き込みしてたというだけの話。
    [ワルツ・フォー・ベビー]
     親から見たら素行が悪いが可愛い子。仲間達から見たらとんでもなく暴れん坊で怖がられていた。
     傷ついた心にビル・エヴァンスは染みるだろうな。
    [黒いフードの夜]
     買春をして家族を養うビルマ人の14歳の少年。ヘビーな内容で、この世に天国なんてないんだと思ってしまう。けどマコトが助けてくれたように、誰か手を差し伸べてくれる人はいる。ただし、自分がどうしたいのかをはっきり決めなければいけない。
     マコトは涙もろくて甘いが、この話ではサヤーが今の生活を続けるなら手を引くと思っていた。自分で何かしようと思わないと、誰かが手を出しても意味はない。
    [電子の星]
     山形から来た青年は、東京にきている親友を探して欲しいとメールしてきた。マコトの名はネットでも有名になっているのだろうか。
     この話を初めて見たのは、マガジンでやってた漫画だった。子供だったのもあってか、かなり怖かった思い出だ。今となって見返してみると、初読とは違う印象を受けた。それは、私がカウンターカルチャーやSMに対して知識を増やしたので、マイナスイメージが少なくなっているせいだ。
     人体損壊ショーは双方の了承を得て行う。ショーに出ている人たちが、好きで出ているのならわざわざクラブを壊さなくていいのになと思う。まぁ、たぶん、後ろにヤクザがいるので、金のない人を差し出したりとかもあるのかもしれないけど、そこまで悪いこととは思はない。もちろん現実にあるのなら忌避すべきものだが、この小説の今までの題材からすると、人も死なないし別にいいんじゃないかな。キイチは東京に馴染めなくて、家族に金を渡すためにクラブを利用したので、自殺した根本的な元凶は東京のせいだ。
     マコトが気に入らないから潰すと言っているので、生理的に嫌いで筋は通っているから分かるが、ずいぶん前の小説なので、時代性もいまとは全然違うからしょうがない。

  • リズミカルな文章がたまらなく好き。

  • 嫌いじゃない、たまにみせるモザイクをかけない書き方が石田衣良らしくもある、この巻の題材にぴったり

  • ★2008年12月22日 107冊読了『電子の星IWGPⅣ』石田衣良著 評価B-
    この四作目はかなり手を抜いている感じが出て来ています。ちょっとこのまま行くとかなりがっかりです。
    東口ラーメンライン:元Gボーイズの双子が経営するラーメン屋に嫌がらせ。この犯人を追うと、、、 簡単に相手が捕まりすぎだし、結末も安易すぎ。
    ワルツフォーベビー:5年前に西口で死亡した男性の当時を追うと出てくる新事実。残された父親の下した判断は、、、、
    黒いフードの夜:ミャンマーから渡ってきた家族を支える少年の過酷なアルバイトとそこに寄生するミャンマーからの友人へ下された罰。
    電子の星:身体損壊ショーをネタに池袋で人気を集めていたSMクラブを叩きつぶすきっかけになったのは、負け犬にも成れない山形から出て来た少年の依頼だった。
    その作品も何を焦っているのか、あまりにもストーリーが甘いし、相手が弱すぎる。その為に展開もない。マンネリ状態とはこの事か。

  • 表題作の「電子の量」はなかなかのアングラ感で何時ものIWGPよりダークサイドな印象を受けました。
    「東口ラーメンライン」はドラマ版スペシャルのスープの回の内容ではないけれど、摂食障害のあずみが賄いを食べるシーンはドラマよりもこちらのほうが好きです。
    個人的には「ワルツ・フォー・ベビー」が何時もの裏社会の抗争などではなく人間ドラマに重点を置いていて、
    DVや妊娠などのネタはIWGPらしくありつつも
    お互いに優しい嘘を吐いていることを告白する終盤のシーンは、思わず彼等の行く末が幸せであることを願いました。

  • ネットで仕掛けられたラーメン戦争・人体損壊DVDの謎を追う負け犬ネットおたく…
    池袋のストリートをマコトが事件解決に走る。

    IWGPシリーズ4作目。

  • 最後の最後はヒヤっとした。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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