電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.51
  • (262)
  • (562)
  • (1144)
  • (48)
  • (5)
本棚登録 : 4393
レビュー : 320
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174095

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • いつもの池袋が舞台の短編が5本。

    ラーメンが題材であったり、アメ横だったり、SMクラブであったりと、幅広いねたを持っているこの作者。
    池袋がうんぬんというよりも、この作者がおそらく取材下であろう世の中をあらゆる側面から見せてくれる。

    さらに、まことが聞くクラシック音楽について、あとがきで作曲家が言及している内容も要チェック。

  • 今回は特にマコトが書いているコラム風な印象を受けました。一作目と比べたら短編集みたいなのでちょっとがつんって威力はなくなっているように感じました。
    でも、なんていうかマコトがちょっとづつ成長しているんだなと伝わってくる内容。登場人物もおなじみのキャラもいれば、新キャラもいるし、でも以前みたいにむちゃくちゃなことをしでかす事件ではなくて、どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

    それが良いのか悪いのか。どっちだろう? 私は嫌いではないです。こういう時間もあるからこそ、マコトって人物が生きているようにも感じます。

    • SSSさん
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      2010/02/20
  • IWGPシリーズ初読破でした。特急に乗ってる3時間があっという間なくらい読み入りました。

    最初の「東口ラーメンライン」には感動しました。思わず涙が出そうに…。話の中身自体は少しありきたりなのかなぁ、なんて思ったけどやっぱり所々にある言葉の表現の仕方にはすごい、の一言でした。

  • ドラマ化されて有名になった池袋ウエストゲートパークの第4弾。
    私はドラマよりも小説の方が先だったので、設定や物語が違って両方楽しめた。ドラマが先やった人は、視覚的イメージができあがってて本に入り込めなかった人もいるんじゃないかな。ドラマは13回で終わったけど、小説の方は4冊目。たしか最近5冊目が出て完結した。

    ?、?はハッピーエンド、バッドエンド両方あっておもしろかったんやけど、?辺りからちょっと暗い部分が減ったように思う。日本が平和な証拠?この?に関しても、最後の最後にどうなるかな〜?っていう期待をさせておきながら、終わってしまう話が多かった。

    ドラマ、小説ともタカシがクールでぶっとんでて大好きです。

  • 相変わらず、安定した面白さ。もはや「ハズレなし!」と言い切れる程にあたしの中の定番化した衣良さんの代表作。息もつけぬ程の展開のスピードが心地良い。救いようのない現代の闇の部分を描いてはいるんだけれど、必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

    • SSSさん
      必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

      →小説の世界って、いいなって思いました。^^
      必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

      →小説の世界って、いいなって思いました。^^
      2010/02/20
  • 嫌いじゃない、たまにみせるモザイクをかけない書き方が石田衣良らしくもある、この巻の題材にぴったり

  • ★2008年12月22日 107冊読了『電子の星IWGPⅣ』石田衣良著 評価B-
    この四作目はかなり手を抜いている感じが出て来ています。ちょっとこのまま行くとかなりがっかりです。
    東口ラーメンライン:元Gボーイズの双子が経営するラーメン屋に嫌がらせ。この犯人を追うと、、、 簡単に相手が捕まりすぎだし、結末も安易すぎ。
    ワルツフォーベビー:5年前に西口で死亡した男性の当時を追うと出てくる新事実。残された父親の下した判断は、、、、
    黒いフードの夜:ミャンマーから渡ってきた家族を支える少年の過酷なアルバイトとそこに寄生するミャンマーからの友人へ下された罰。
    電子の星:身体損壊ショーをネタに池袋で人気を集めていたSMクラブを叩きつぶすきっかけになったのは、負け犬にも成れない山形から出て来た少年の依頼だった。
    その作品も何を焦っているのか、あまりにもストーリーが甘いし、相手が弱すぎる。その為に展開もない。マンネリ状態とはこの事か。

  • ネットで仕掛けられたラーメン戦争・人体損壊DVDの謎を追う負け犬ネットおたく…
    池袋のストリートをマコトが事件解決に走る。

    IWGPシリーズ4作目。

  • (2011より転載)
    だんだん内容がグロテスクになっているような気がするのと、クラシックの楽曲がマニアックになっている気がする…でもせっかく4巻まで読んだので全部読みたいな。
    2011/3/23読了

  • だんだん事件がグロテスクになってきている気がする。
    人体損壊ショーとか、ほんとうに勘弁してほしい。

    頼まれもしないのに勝手に秘密を探って、誰も幸せにならない「ワルツ・フォー・ベビー」などは、何様のつもり?とちょっと腹立たしささえ感じるし。

    「東口ラーメンライン」みたいなほのぼのしながらも、ネグレクトのような最近の事件の傾向に触れつつも、希望の持てるラストの話がもっと多いといいのに。
    読後感が悪い話が多すぎて、ちょっと食傷気味。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)のその他の作品

石田衣良の作品

ツイートする