電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.51
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本棚登録 : 4394
レビュー : 320
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174095

作品紹介・あらすじ

アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。切れ味、スピード、さらに快調。

感想・レビュー・書評

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  • この本きっかけにIWG読み出した

  • この作品で石田衣良さんを好きになりました。

  • マコトの右フックと、
    タカシの、「仕事が必要だな」という言葉が
    印象に残りました。
    電子の星は、格差社会のお話。

  • この回も面白かったです。
    かなりグロい描写もあったけど、、そういうのもけっこう好きだったりして・・。
    なんといっても、このテンポ、リズム感が最高です。
    マコちゃん、かっこよすぎーーー!!!

  • 都会の子って、こんなにもたくましいのかと、思った。

    時計のネジを倍以上まわしても、
    この人たちが体感している速度を近寄せることはできないと思った。

    これの続編を、(まだ読んでないので)はやく読みたいです。

  • マコトの活動範囲は池袋だけじゃ狭すぎる?!
    少年少女の頼みとあらば、上野だって浅草だって事件解決のために駆け回ります!

    なんかあらすじ紹介がどんどんと適当に…(こら
    この本は割と切断とかグロテスクな話が多くて読み進めるのに苦労しました。
    いくら麻酔したって痛いものは痛いんです笑
    最近、マコトのおとり役、増えてませんか?
    電子の星が怖かった><


  • やっと予約していた4巻が来ました!
    今更ながらIWGPブームです。
    もうこの面白さは安定してますね。
    今回はわりと外部からの事件(依頼?)と悲しいお話が多かった気がします。


    *東口ラーメン
    *ラインワルツフォーベビー
    *黒いフードの夜
    *電子の星


    一番心に残ったのはラインワルツフォーベビー。
    もう最後のほうは号泣でした。
    南条のオヤジが切なくて切なくて…マコトの言葉でさらに泣けました。

    東口ラーメンはGボーイズを卒業したツインタワーが主役のお話。
    すごくラーメンが食べたくなりました。
    死人が出ないし、こういう作品好き。
    あずみの様な人がいると思うと悲しくなりました。
    子供は全く悪くないのにね…。
    最後はすごくいい終わり方でした。

    黒いフードの夜はビルマ人の少年のお話。
    これも切なかったな…。
    日本人でごく普通の家庭に生まれた自分がいかに幸せか心が痛むほど感じました。
    欲しいものがあるから体を売るのではなく、家族全員が生活していくために体を売る。
    しかも男の子が日本人の変体男に。
    んー考えさせられるお話でした。

    表題作である電子の星。
    地方出身の負け犬のお話です。
    これはただただグロイ。
    本当にグロイ。
    IWGPは本当に好きなお話だけどこれだけは2回読めません。
    過激すぎるSM。
    もう理解できませんでした。
    表現がリアルすぎて過激なシーンはパラパラとしか読めませんでした。
    ただこのお話は4巻で唯一マコト・タカシ・サルが勢ぞろい!
    この3人が団結すれば無敵です!

    どの話でも共通していることはキングがかっこよすぎること!
    マコトみたくになりたいとか弱音も吐いてたけど、そんなところも好きです。
    そのあとのマコトの返しも最高!

    5巻も早く読みたいと思います!


    おれは思うのだけど、この皮肉な世界をつくったどこかの神様だって、もしかしたらすごく善良でいいやつなのかもしれない。空のうえから哀れなおれたちを見おろして、きっとため息をついていることだろう。
    善き意思から生まれた失敗作。でも大傑作より失敗作のほうがロマンチックな感じでいいよな。おれはそっちのほうが積極的に好きだ。


  • 皆様ご存じの、池袋ウエストゲートパークです。

    今までご縁がなかったのですが、なぜかこの4巻から手を出しました。

    池袋育ちの、19歳のマコトが主人公です。

    池袋に起こる、様々なトラブルを解決していきます。

    解決方法が、今っぽい。

    Gボーイズって名前のギャングを使ってみたり。

    デニィーズで生活してる全身ピアスだらけの電脳マニアに頼ってみたり。

    はたまた同級生のヤクザの下っ端頼ってみたり。

    中学生のビルマ人をウリから救ってみたり。

    と、まぁ、俺の知らない世界が盛りだくさん。

    全4話収録されてます。

    表題作の『電子の星』が一番よかったな。グロイけど。

    シリーズを1巻から、読みみすすめていこうと思います。

    遅れてきたブームにワクワクしている今日この頃。

  • いつもの池袋が舞台の短編が5本。

    ラーメンが題材であったり、アメ横だったり、SMクラブであったりと、幅広いねたを持っているこの作者。
    池袋がうんぬんというよりも、この作者がおそらく取材下であろう世の中をあらゆる側面から見せてくれる。

    さらに、まことが聞くクラシック音楽について、あとがきで作曲家が言及している内容も要チェック。

  • 2008/6
    石田衣良の好評なIWGPシリーズの第4作。
    外伝と言うわけではないのだろうが、冒頭の一作目の脱力感にいい意味で虚をつかれた感を強く感じる。どんどん高いレベルのエピソードを求めている読者に対し、適度に力を抜かせてくれる作品集。ますます次回作以降に期待が高まってしまう。

  • IWGPシリーズの4作目。
    おもしろさは保証済みです。
    石田衣良自身クラシックが好きなため、よく色んな作品中に出てきます。
    その使い方が主人公の心情を表現していて、良い使い方していると思います。

  • 今回は特にマコトが書いているコラム風な印象を受けました。一作目と比べたら短編集みたいなのでちょっとがつんって威力はなくなっているように感じました。
    でも、なんていうかマコトがちょっとづつ成長しているんだなと伝わってくる内容。登場人物もおなじみのキャラもいれば、新キャラもいるし、でも以前みたいにむちゃくちゃなことをしでかす事件ではなくて、どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

    それが良いのか悪いのか。どっちだろう? 私は嫌いではないです。こういう時間もあるからこそ、マコトって人物が生きているようにも感じます。

    • SSSさん
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      どこかしんみりとしたバカ騒ぎの後のちょっとした静けさの中の出来事みたいに感じました。

      →この表現、なんかわかります。^^
      2010/02/20
  • IWGPシリーズ初読破でした。特急に乗ってる3時間があっという間なくらい読み入りました。

    最初の「東口ラーメンライン」には感動しました。思わず涙が出そうに…。話の中身自体は少しありきたりなのかなぁ、なんて思ったけどやっぱり所々にある言葉の表現の仕方にはすごい、の一言でした。

  • ワルツ・フォー・ベビーが一番好き。授業中だったから何度も本から顔を上げてこらえたけど、一人だったら確実に泣いてた。どうしようもないオヤジ。あたしも誇りに思うよ。池袋はいつも、マコトの信じる綺麗なモノが勝つ。だからすっきりする。サルの出世がなんかやたらうれしい。そして、あたしも大傑作より失敗作のほうが積極的に好き。ロマンチックで。

  • このシリーズに飽きがこないのは、脇役のキャラが濃いのがあると思う。一話限りのキャラでも、本当に色んな人がいる。タクシーの運転手に身体を売ってる少年、池袋の王様の側近。どこにでもいそうな人物が依頼人になることもあって、だからこそ身近に感じて面白いのかも。

    イチバン!:黒いフードの夜

  • IWGPの第4弾!<BR>最近やっと暇ができてきたので読みました。<BR>いつもどおり短編4つ。<BR><BR>『東口ラーメンライン』<BR>ラーメン、東口に確かに多いわ。読んでてラーメン食べたくなった。無敵家が登場しててちょっとうれしかった。<BR><BR>『ワルツ・フォー・ベビー』<BR>『ワルツ・フォー・デビー』という曲が物語に登場して、モチーフになってたりする。私はどういう曲か知らないんだけど。でもこの本の中では私は一番この話が好きだ。息子を通り魔に殺されたタクシードライバーに明かされる悲しい真実。<BR><BR>『黒いフードの夜』<BR>この話を読んで、日本って安全な国だな〜と思った。ミャンマーの軍事政権の拷問の話はホントに怖いっす。<BR>あとは外国人の人権って日本ではあまり考えられていないのがよくわかる。私はそれ関連のボランティアをしているのでリアルに感じた。<BR><BR>『電子の星』<BR>表題作です。たぶん『巨人の星』とかけてるのかな、この題名は。かなり残酷でグロいからこの話はちょっと好きじゃないです。あとタイトルにも「?」って思うところもあるし。<BR><BR>どの話も文体は非常にいいです。<BR>印象的な言葉がたくさんあって好き。

  • ドラマ化されて有名になった池袋ウエストゲートパークの第4弾。
    私はドラマよりも小説の方が先だったので、設定や物語が違って両方楽しめた。ドラマが先やった人は、視覚的イメージができあがってて本に入り込めなかった人もいるんじゃないかな。ドラマは13回で終わったけど、小説の方は4冊目。たしか最近5冊目が出て完結した。

    ?、?はハッピーエンド、バッドエンド両方あっておもしろかったんやけど、?辺りからちょっと暗い部分が減ったように思う。日本が平和な証拠?この?に関しても、最後の最後にどうなるかな〜?っていう期待をさせておきながら、終わってしまう話が多かった。

    ドラマ、小説ともタカシがクールでぶっとんでて大好きです。

  • これが現代って感じです。<br>
    スピード感が心地好く、どきどきする展開。

  • 相変わらず、安定した面白さ。もはや「ハズレなし!」と言い切れる程にあたしの中の定番化した衣良さんの代表作。息もつけぬ程の展開のスピードが心地良い。救いようのない現代の闇の部分を描いてはいるんだけれど、必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

    • SSSさん
      必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

      →小説の世界って、いいなって思いました。^^
      必ずどこかにホロリと泣かせる「救い」の部分があるから、より一層引き込まれる。

      →小説の世界って、いいなって思いました。^^
      2010/02/20
  • IWGPシリーズ4作目。文庫になりました。ソッコー購入。でも、待ちきれずに図書館でハードカバーを借りてしまった作品です^^;

  • 話が進むたびに、深みと重みが出てくる。切れるような疾走感にすら、重みと厚みを感じる。やはり、この物語は最高!前作より、今回がぐっときた。ほろりと涙してしまう話もあった。

  • ツインタワーのラーメン屋の災難の話。
    今回は暴力はなし。ツインタワーの人間味とマコトの絡みが小気味良い。いつものメンバーも活躍して、一件落着。最後はホロっとさせられる。
    御徒町のチームの話。
    たまたま通りかかった通りのロウソクの炎から物語が始まる。マコトが興味を持って追っていくうちにとんでもない事実が暴かれて、みんなが不幸になるのかの瀬戸際で、、、いい話になる。あんたの息子だったら誇りに思うという言葉にウルっとさせられる。

  • 再読。まぁ面白い。 2018.11.30

  • [東口ラーメンライン]
     Gボーイズを卒業した、ツインタワーの二人のラーメン屋が嫌がらせを受けている。ライバル店がネットに書き込みしてたというだけの話。
    [ワルツ・フォー・ベビー]
     親から見たら素行が悪いが可愛い子。仲間達から見たらとんでもなく暴れん坊で怖がられていた。
     傷ついた心にビル・エヴァンスは染みるだろうな。
    [黒いフードの夜]
     買春をして家族を養うビルマ人の14歳の少年。ヘビーな内容で、この世に天国なんてないんだと思ってしまう。けどマコトが助けてくれたように、誰か手を差し伸べてくれる人はいる。ただし、自分がどうしたいのかをはっきり決めなければいけない。
     マコトは涙もろくて甘いが、この話ではサヤーが今の生活を続けるなら手を引くと思っていた。自分で何かしようと思わないと、誰かが手を出しても意味はない。
    [電子の星]
     山形から来た青年は、東京にきている親友を探して欲しいとメールしてきた。マコトの名はネットでも有名になっているのだろうか。
     この話を初めて見たのは、マガジンでやってた漫画だった。子供だったのもあってか、かなり怖かった思い出だ。今となって見返してみると、初読とは違う印象を受けた。それは、私がカウンターカルチャーやSMに対して知識を増やしたので、マイナスイメージが少なくなっているせいだ。
     人体損壊ショーは双方の了承を得て行う。ショーに出ている人たちが、好きで出ているのならわざわざクラブを壊さなくていいのになと思う。まぁ、たぶん、後ろにヤクザがいるので、金のない人を差し出したりとかもあるのかもしれないけど、そこまで悪いこととは思はない。もちろん現実にあるのなら忌避すべきものだが、この小説の今までの題材からすると、人も死なないし別にいいんじゃないかな。キイチは東京に馴染めなくて、家族に金を渡すためにクラブを利用したので、自殺した根本的な元凶は東京のせいだ。
     マコトが気に入らないから潰すと言っているので、生理的に嫌いで筋は通っているから分かるが、ずいぶん前の小説なので、時代性もいまとは全然違うからしょうがない。

  • リズミカルな文章がたまらなく好き。

  • 嫌いじゃない、たまにみせるモザイクをかけない書き方が石田衣良らしくもある、この巻の題材にぴったり

  • ★2008年12月22日 107冊読了『電子の星IWGPⅣ』石田衣良著 評価B-
    この四作目はかなり手を抜いている感じが出て来ています。ちょっとこのまま行くとかなりがっかりです。
    東口ラーメンライン:元Gボーイズの双子が経営するラーメン屋に嫌がらせ。この犯人を追うと、、、 簡単に相手が捕まりすぎだし、結末も安易すぎ。
    ワルツフォーベビー:5年前に西口で死亡した男性の当時を追うと出てくる新事実。残された父親の下した判断は、、、、
    黒いフードの夜:ミャンマーから渡ってきた家族を支える少年の過酷なアルバイトとそこに寄生するミャンマーからの友人へ下された罰。
    電子の星:身体損壊ショーをネタに池袋で人気を集めていたSMクラブを叩きつぶすきっかけになったのは、負け犬にも成れない山形から出て来た少年の依頼だった。
    その作品も何を焦っているのか、あまりにもストーリーが甘いし、相手が弱すぎる。その為に展開もない。マンネリ状態とはこの事か。

  • 表題作の「電子の量」はなかなかのアングラ感で何時ものIWGPよりダークサイドな印象を受けました。
    「東口ラーメンライン」はドラマ版スペシャルのスープの回の内容ではないけれど、摂食障害のあずみが賄いを食べるシーンはドラマよりもこちらのほうが好きです。
    個人的には「ワルツ・フォー・ベビー」が何時もの裏社会の抗争などではなく人間ドラマに重点を置いていて、
    DVや妊娠などのネタはIWGPらしくありつつも
    お互いに優しい嘘を吐いていることを告白する終盤のシーンは、思わず彼等の行く末が幸せであることを願いました。

  • ネットで仕掛けられたラーメン戦争・人体損壊DVDの謎を追う負け犬ネットおたく…
    池袋のストリートをマコトが事件解決に走る。

    IWGPシリーズ4作目。

  • 最後の最後はヒヤっとした。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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