アキハバラ@DEEP (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3086
レビュー : 394
  • Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174118

感想・レビュー・書評

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  • 社会から落ちこぼれたオタクたち作り出したAIを巡ってIT界の帝王と戦うお話。

    初の石田衣良作品でした。
    読んだのはもう5〜6年前のことですが、未だに個性豊かな登場人物をぼんやり覚えてます(吃音の主人公とか潔癖症で女性恐怖症とか居た気が…)
    パソコン関係の知識は全くない私でも楽しめた作品でした。

  • なじみの深い秋葉原を舞台としていたのが面白かった。

  • 完全に社会から落ちこぼれたオタク達の壮大な物語。
    単純に面白い。
    eビジネスに立ち向かうオタク戦士。
    日本に溢れるオタクの雇用をもっと国が援助してもいいんじゃないかなんて、勘違いさせてくれる一冊。

  • 吃音、光刺激で起きる全身硬直、極度の潔癖症の3人を中心にした「アキハバラ@DEEP」社が、巨大IT企業に飲まれるのを拒み、戦う。弱い者が強大な者に勝つ物語は読んでいて心地いい。しかも「苦戦はするがやがて勝つ」ということを、未来の視点をもつ語り手が繰り返し述べるので、安心して読めた。

  •  さて、ようやく読み終わりました。
     私、池袋ウエストゲートパークを読んだことがないので、この人の書く話は初めて読んだんですが、とっても面白かったです。

     物語は、何処かに病気を持つ、3人のオタクの少年達がそれぞれを補いあって仕事をしているところから始まります。
     彼ら3人が手を結ぶことになったのは、ネットの海にいる「ライフガード」、ユイがそれぞれを紹介したから。
     そして、新たに2人の人間を紹介されるとなった時に、ライフガードを運営していたユイ自身が亡くなってしまう。
     そうやって知り合った5人+自分から3人に関わり合いになりたいと言ってきた1人は、まずはメイド喫茶で一番の人気を誇っていたアキラのアイドルサイトを立ち上げることにした。
     そして、そこに人を呼ぶための新たなコンテンツとして「クルーク」という、使用者と一緒に考え学ぶサーチエンジンを創り出した。

     そして、そこからが新たな闘いへの始まりであった。

     結局のところ、彼らはクルークをある企業に奪われ、それを取り戻すために闘うことになるんですが……。
     それは悲惨になることなく、それぞれの特徴を存分に発揮した、楽しいテロで闘って勝利しました。

     なんというか……。
     最初の一歩は誰にとっても些細なもので、その価値を理解して、ちゃんと守ってあげなきゃいけない……っていうのは、何てシビアなことなんだろう……って思ってしまった。
     エゴだもんなー……。人のアイディアであろうとなんであろうと、欲しいものは欲しくなってしまう人だっているもんね。
     そういう辺りが辛くて切なかったですが、読み応えはたっぷりありました。

     ただ、コンピュータに対する知識が多少ないと読みにくいかもしれません。別に得意じゃなくてもいいと思うんですが、苦手意識があるとつらいかも。

  • 実際今ITのトップにいる人達ってオタクなんだろうなあ。
    そう考えるとパソコンオタクってもう少し尊敬されても良さそうだよね

  • キャラクターはよいが話としては微妙だったような記憶がある。また秋葉原になじみがないせいか、「街もの」としての楽しみも少し薄かった。「池袋」「下北」などに比べると、アキハバラという街自体が、既に記号化されて個性をもちすぎているためかもしれない。

  • 「電脳世界の大統領選のための聖戦」
    アキバで遊びたいなあ。

  • 6人のオタクがネット支配をもくろむ悪の王と戦う。

    主人公たちのハッキリとしたキャラクター。勧善懲悪でストレートなストーリー。面倒な伏線も無いから全くストレスを感じることなく作者のペースに乗って読み進むことができる。

    本文にあるとおり「勝利が確定した闘いについて語るのは、いつでもこころよいものである。」 そしてその過程は痛快なのだ。

  • 秋葉原を舞台にしたストーリー。題材が素晴らしいし、しかもちゃんと終結がまとまっている。石田衣良さん、ギャング系だけでなく、ヲタク系も描けちゃうところがスゴイ。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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