反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2007年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167174125

みんなの感想まとめ

多様な社会問題に立ち向かう主人公の成長と魅力が描かれた作品で、読者を引き込む力が感じられます。シリーズの最新作では、主人公マコトが風俗スカウトや自殺プロデュースなど、現代のトピックを巧みに取り入れなが...

感想・レビュー・書評

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  • IWGP5作目。
    安定安心の面白さ。マコトくんがかっこよすぎ。

    石田衣良さんが大好きですが、その贔屓目を差し引いても、この方は旬のネタをいち早く見つけて小説にする能力に長けてる。でも、20年前の小説なのに、古さを感じず、むしろ今年の流行語にもなった地面師トラブルの題材も。

    そして言葉の言い回しがイチイチ上手い。
    キャラ設定も魅力的。
    ワンパターンと言ってしまえばそれまでかもしれないけど、名探偵コナンとかドラマの相棒とか(よく知らないけど)、そんな領域かと。

  • IWGP5冊目。
    風俗スカウトだったり、ロックミュージアムだったり、自殺プロデュースだったりと様々な問題を解決するマコト。
    何者なんだって、ただの果物屋の息子なんだけれど、読んでいて楽しい。

    こんな風に人に頼られて、解決できる人になりたいなぁと。

  • かれこれ何年振りか、シリーズの続きを会社の方に貸して頂き久々この世界へ。

    40代のおばちゃんには、この本の世界は若々しく、初々しく元気があってとても楽しく感じられた。

    以前読んでいた頃は20~30代で、割と等身大で読んでいた気がするのだが、今はもうマコトのお母さん目線(笑)
    マコトのお母さんの振る舞いが実に清々しい(^^)

    テンポも良くてサクサク読めてしまう。
    中高生にも楽しく読める作品なのではないかな。

  • かっこええなぁ。

  • ちょうどいい話の長さで、読み応えもありました。ドラマが凄く好きで、小説があったことに驚き読み始めましたが、ドラマではおちゃらけ具合が怖さを引き立ててるキングも、小説では氷のような冷たい言葉で端的に話クールな男。まこっちゃんなんてクラシック聴いてコラムニスト!と最初は驚きながらも、これはこれで凄く楽しかったです。キングとタッグを組んでいろいろな事件を解決していく様はかっこよかった。

  •  今回は立ち向かう相手もマコトやGボーイズより格下が多く、比較的平和な1冊だった。『死に至る玩具』と表題作が印象的。中国工場の過酷な労働環境の実態を、発注元の日本企業に訴える少女の戦い。今でこそSDGsからエシカル消費が浸透してきているように感じるが、発刊当時はまだまだ下火だったように思う。消費者側から見えない部分をどう選択していくかは難しい。現実ではこうはいかないだろう企業の対応も良かった。表題作は軽く書かれているが、クラブの面々はもちろん、マコトも精神的ダメージは大きかっただろう。やり切れない展開。マコトはトラブルシューターの能力が高すぎる。本業にした方がいい。

  • 本作はGボーイズがあまり目立たなかった。
    「スカウトマン・ブルース」、「伝説の星」、「死に至る玩具」この3章でタカシ、Gボーイズたちはしっかりと関わるのに存在感が薄い。
    「スカウトマン・ブルース」ではマコトとメインキャラクターのタイチの価値観が似ていてサルくんとタカシの世話にはなるんだけど、マコトとタイチがカッコよかった。もちろん出世頭のサルくんもカッコよかったよ。
    「伝説の星」は後味が肩透かしでマコトの味が薄味だった。マコトが大人になり始めているのを感じた。
    「死に至る玩具」はボーイズじゃなくガールズを初めて活躍させたお話で良かった。
    マコトにはまだまだガキでいてほしいのにとても魅力的な男になっちゃてる。
    このシリーズは最高だ。

  • 表題作はGボーイズやヤクザが出てきてどんぱちやるタイプの話じゃなかったけど、だからこそマコトやゲストキャラたちの良さが際立ってよかったな。
    今回の巻はまんべんなくマコトのおふくろさんが出てきて嬉しかった。

  • 少しマンネリしてきたけど、マコトの魅力は健在!
    トラブルシューターとしての立ち回りは強かな反面、女には純なところも好感を持てる。
    ただ、マコトなら作中の女の子を全員落とせるのに勿体無い気もする。

  • IWGPシリーズの5作目。
    4つからなる中編小説。
    リアルな話ばかり。
    人と人との繋がりって大切だな。

  • 全作読んだうえで、
    表題作の「反自殺クラブ」は、タカシが出てこない話の中でなら一番好きかもしれない。弱者を利用したり搾取したりするような、分かりやすい悪者が出てこない話。そういう悪者はタカシとGボーイズに死ぬほどビビらされるか制裁されるかすればいいけど、この話にはそんな奴は出てこない。スパイダーの行為が殺人幇助なのか救済なのか、何度か読み直したけどやっぱり分からない。コーサクが最期、安らかに逝ったことを願う。そして白木院長のその後が気になる。

  • 今回は全体を通していい作品が多かったと思いました。
    作品ごとにマコトが成長していくのと、キングとの絡みが気持ちいいですね。

  • 読了 20250727

  • 相変わらずドーンと沈むんやけど、面白いんよなー。

  • 高校生の時に、新幹線に乗るのに本を買おうと駅のお土産も売ってるような売店でネーミングにつられてふと手に取った1冊。
    ここから石田衣良さんのファンになった大事な1冊

  • 【2024年68冊目】
    今作も真島誠が池袋を駆け抜ける――歩くだけで視線を奪うスカウトマン、往年のロックスターの大博打、人形に姉を殺された中国人女性、自殺を止めるため東奔西走する反自殺クラブとスパイダー。池袋ウエストゲートパークシリーズ第五弾。

    シリーズを追うごとにどんどんとキャラクターにも深みがでて、面白くて仕方がない本作。誠が向き合う事件は面白いと表現しては不謹慎なものも多いのですが、物語の構成と魅力的なキャラクターを前にすると、やっぱり「面白い」というのが最初に口をついて出てしまいます。

    五作目を読んで思ったのが、ちゃんと登場人物たちが日常を生きていることが丁寧に書かれているなということ。特に探偵業をしてもお金をもらうことはほとんどない主人公ですから、その他の部分がわからなければ、どうやって食ってんだろう?となって、途端に虚構感が強くなる。

    けれど、誠の日常として、フルーツ屋という地に足つけた商売をちゃんとしているとこがきっちり描写されているので、本当に彼が送る池袋での日常の延長線上として、そして同じ世界に住む人間として物語に入っていけているのではないかなと思います。

    きっと石田衣良さんの仕掛けてるポイントはそこだけではないんでしょうけれど。読む手を止められないシリーズです。

  • あんまり覚えてない。。

  • このシリーズ積読5冊目。

    スカウトマンズ・ブルース
    感覚的にはドラマ版にありそうな内容の印象。
    ヤクザ絡みの問題をトラブルシューターとしてマコトが一肌脱いで、ささっと解決してしまう感じです。

    伝説の星
    過去の栄光を糧にビッグドリームを叶え用とした結果、ヤクザに追われることになるスターを救う話。
    マコトがこの先着るスーツはこの話で仕立てられたものなんでしょうか。

    死に至る玩具
    日本の玩具を作る工場の悲劇の真相を世に知らしめるため、メーカーという大企業と相対する。
    十数年前の中国で起きてそうな労働問題を取り上げた話のようでした。
    今は東南アジアからくる技能実習生に対象が変わっているだけで、日本の企業の闇は変わっていないように感じました。

    反自殺クラブ
    自殺に家族を奪われた3人と共闘して、自殺サイトの主を引き釣りだす。
    この頃たしかに集団自殺とかが社会問題になっていたように思います。練炭とか、硫化水素とか・・・
    積読していると改めて日本の闇が様変わりしているんだなと思いました。

  • すごく性と死の話だった、あとマコトが一杯食わされて終わったの初じゃないか?味があって良かった。

  • スカウトマンズ・ブルース
    IWGPだなあって話

    伝説の星
    いつもと形成逆転の話

    死に至る玩具
    ニッキー人形の話
    今の日本でも聞いた覚えがあるなあ

    反自殺クラブ
    うーん重い。人が死ぬ話は好きじゃない

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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