反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV (文春文庫 い 47-9)

著者 :
  • 文藝春秋
3.57
  • (191)
  • (435)
  • (688)
  • (35)
  • (5)
本棚登録 : 4250
感想 : 240
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174125

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安定のIWGP。もう既にⅥ読み始めてる。

  • 前回IWGPのコメント書いたとき、何かずれてると思ったら、2冊まとめて買ったあとのほうから先に読んでいました。
    ということで、Vol.5です。
    後書きにあったけど、しばらくしたら古くなってしまう、今現在をそのまま書いているから、まさに今なんだね。
    最近よく聞く世の中の世相を、切り取るから、トレンディー作家なのだ。
    そして今をこのタイミングで切り取れるのは、やはりすごい才能なんだろうと。

    最近はもの書くのも得意だと思っているけど、多くの人に読んでもらう、作品となるとやっぱり違うよね。

  • だいぶ前に読んだので覚えてない。

  • 2012-65
    伝説の星はマコトもあっさり騙される。
    年の功(笑)

    自殺はやっぱりダメだと思う。

  • 2012/06/06読了

    マコトの知名度がどんどん上がっていくので、動かしづらくならないのだろうかと気になるが、逆にその「有名になること」を上手く使って物語を進めている。更に見事。ソレ含めての良キャラなんだけどね。

    <スカウトマン・ブルース>
    世の中には適所というものがあるらしい。良いのも悪いのもね。どれだけ苦しくても自分にとっての「やりがい」がしっくり来るものであれば、やめられないみたいな。魅力的な笑顔の持ち主「タイチ」実際にはどんな子なのかな、ちょっと会ってみたいな

    <伝説の星>
    昔の有名人が来るのってなんかいいよね。今の音楽や文化が残念なことになっている!というのもごもっとも・・・。歴史と経験がある分、対応や策略がしたたかで、人間として「いいなあ」とおもったしまう。いいなあ。

    <死に到る玩具>
    「楽」の反対には、壮絶な「苦」があること。分かっていても、知っていても、知らないフリをして、自分を守るの。
    けど、苦しさに締め付けられている現実を見るべきなんだ。
    世界の中で世間の中で、楽の後ろに何があるのかを。

    <反自殺クラブ>
    死に殺され、死に生かされ、それを発生させるのは孤独な「人」生がイヤになったときに、駆け込む先が「死」しかない。おかしくない事なのかもしれないけれど。ただ、その先に苦しむ人を忘れないで、皆悪くないのかも。そうしないと、生きられなかった人だった、それだけなんだと思う。

  • 物語から伝わってくる空気みたいな、石田衣良が描き出す『池袋ウエストゲートパーク』の中の空気感が好きで、このシリーズよく読んでます。
    相変わらずマコトがカッコいい!でもよく考えてみると、確かにマコトは優秀なトラブルシューターではあるけれど、それは決してマコトひとりの力で果たしたものではないということ。タカシやサル、ゼロワン、もっといえばGボーイズの名も無きメンバーの協力があって解決できたもの。その間の揺るぎない友情や絆には熱いものを感じるね。
    あと解説にもあったけど、この作品の特徴は、最新の風俗を取り入れてそれを物語に反映させているところ。だからこそ鮮明に、あたかも身近な出来事かのように話が伝わってくる(実際に身近にあったら怖いだろうけど)。個人的に「スカウトマンズ・ブルース」が好き。
    何年後か先、改めて読み返した時、きっと懐かしい感覚に心浸たるであろうシリーズ作品。またいつか読み返してみよう。

  • マコト好みの女の子がたくさんでてきます。
    実写でやるなら、どの女優さんかな?と考えながら読むと面白いです(*≧∀≦*)

  • 少し前から思っていましたが、
    だんだん事件解決仕方マンネリ化してきたなぁ・・・と。
    でも変わらずマコトはいい男でした。

  • いつものゲトパ。
    ちょいちょい電話で出てくるサルがかっこええ。えらなってきてる感が。

    これもなかなかおもしろかった!

  • 表題でもある反自殺クラブが1番印象に残った
    昔から私は「自殺」というものを否定する根拠を持ち合わせていなくて


    高瀬舟の様な場面になったとしたら
    彼が弟を殺してしまうのも仕方のないことだと思っていて
    それなら自殺というものも黙認されるのではないかと


    でもこの話を読んで
    残されたものの哀しみも知ることができた


    これは創作された話で
    実際身近な人が自殺してしまった人たちの気持ちは決して分からない


    けれどその人たちの苦しみが、虚構であったとしても、痛いほど伝わってきたから


    やっぱり自殺はいけないことなのかな、と思いました

全240件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田衣良の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
石田 衣良
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×