Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII (文春文庫 い 47-11)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174149

作品紹介・あらすじ

鉄の結束を誇るGボーイズに異変が生じた。ナンバー2・ヒロトの胸の内に渦巻く、キング・タカシに対するどす黒い疑念。Gボーイズが揺らげば、池袋のパワーバランスも破綻しかねない…。タカシの危機にマコトはどう動くか?史上空前の熱き闘いを描く表題作はじめ4篇を収録した、IWGP第7弾。

感想・レビュー・書評

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  • きろく

    Gボーイズ冬戦争の黒幕はシリーズ2作目の4話目、「水の中の目」に出てくるアキラの弟。

    水の中の目の物語覚えてなくて、慌てて読み返した。こういう時本棚から引っ張り出してページめくらなくてもいいから電子書籍めっちゃいいわ〜

    Gボーイズの王様タカシとマコトの友情劇。
    タカシのキャラクターがめちゃくちゃ好きなんだけど、今回珍しくガッツリ登場してくれてさいこー!
    マコトとのやり取りがだいすき。
    最後2人が握手したシーンはグッときた〜

  • マコトがカッコよくなり過ぎている。
    「要町テレフォンマン」では出世しまくって存在感の強いサルくんとのやりとりが良い。
    「詐欺師のヴィーナス」はマコトが仲間に頼る必要がないと考えて動けた。
    「バーン・ダウン・ザ・ハウス」は本作で一番良かった。 連続放火の容疑を両親から疑われたキッドを彼とマコトが池袋のスジ者たちから依頼されて解決に向かう。 そしてキッドの過去を精算する。 本当にこのストーリーは救いがあって良かった。 マコトはずっとガキに弱い。 救いたいと思っちゃう。 でもずっとそばには居ない。 男を魅せる瞬間を示してあげて導いてあげるんだ。
    なんでモテないの?w

  • 池袋シリーズでもこの巻はかなり好き。
    すべての話が良いのだが、特にバーンダウンザハウス、Gボーイズ冬戦争は名作。

    今読み返してみると、「ザファブル」は「影」からもかなり着想を得たんじゃないかなと感じる。

  • 「バーン・ダウン・ザ・ハウス」と表題作の「Gボーイズ冬戦争」が良かったな。でも流石に七作目になるとマンネリしなくもない、、 第二部とかどうなるんだろ、、

  • 例によって4篇が収まった一冊となっている。
    電話による特殊詐欺に関わった若者の物語…絵画販売の詐欺に関する物語…自宅の放火という事件に関わってしまった少年を巡る物語…池袋のストリートギャングの世界に巻き起こった騒動に関する物語…という4篇である。
    今般は「事件の“加害者”の立場に在った人物」が、犯してしまった罪を罪として受け止め、それを乗り越えた先へ進むという様子に、主人公のマコトが寄り添うような、そういう感じの物語が2篇在った。過去は、何をどうやっても変わらないが、未来は自身の考えと行動次第で如何様にもなるという訳だ…
    という感じなのだが、最初に収められた篇、『要町テレフォンマン』に登場する、電話による特殊詐欺に関わった若者の人物造形、作中での動き、変化が何となく面白かった…
    このシリーズ…未だ未読は多く在る訳で、当分は楽しめそうだ…

  • IWGP7作目。
    相変わらずの面白さ。
    うん。今回も文句なし!

    • hs19501112さん
      「フォロー」に選んでくださり、感謝です。

      IWGP、面白いですよね。
      長瀬と窪塚が光っていた連続ドラマ版も、原作シリーズも、どちらも...
      「フォロー」に選んでくださり、感謝です。

      IWGP、面白いですよね。
      長瀬と窪塚が光っていた連続ドラマ版も、原作シリーズも、どちらも好きです。
      2013/10/23
  • 良かった

  • …「これは特撮映画と同じファンタジーだと思ってきいてください。でも、もしかしたらキングがなにか動いているのかもしれない。Gボーイズをふたつに割るのが嫌で、ヒロトさんの派閥から牙を抜こうとしているのかもしれない。それだけ腕の立つやつらを集められるのは、池袋にも数えるほどしかいない。タカシさんなら、そいつは簡単かもしれない」…

  • 要町テレフォンマン
    詐欺師のヴィーナス
    バーン・ダウン・ザ・ハウス
    Gボーイズ冬戦争

    バーン・ダウン・ザ・ハウスはちょっとじんときたなぁ。
    Gボーイズ冬戦争のマコトとタカシが格好良すぎた。

  • のってきたら、さくさく読めた。

    絵画商法。
    数年前に池袋を歩いているときに、イルカの絵を置いている所に連れて行かれたことがあるので、(途中で帰ったのでカモにはならず。)やっぱりあるんだと思ってしまう。

    Gボーイズ冬戦争は、やっぱり読みごたえがある。
    それにしてもマコトの母が、鋭くて、過去やどんな人なのか気になる。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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