Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.81
  • (169)
  • (363)
  • (266)
  • (28)
  • (2)
本棚登録 : 2801
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167174149

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • この巻はかなり面白かった!!

    『俺はどっちかというと、電話は嫌いだ。
    携帯やメールよりも、直接話す方がずっといい。
    だって、俺たちが交換してるのは、
    ただの情報だけじゃないからな。
    その人らしさとか、体温とか、においとか、
    電波に乗らない物がたくさんあるのだ。』
    同感♪

  • ストリートギャング・Gボーイズを黒の目だし帽の男たちが襲撃する事件が相次ぎ、彼らのキング、タカシの座を狙うナンバー2、ナイトを名乗るヒロトが内紛を起こす。
    Gボーイズが分裂すれば、池袋の勢力地図が大きく書き換えられてしまう。
    インディーズ映画に出演中のマコトも、撮影を続けながら内部抗争の原因究明に奔走するが、彼の前に現れたのは“幽霊”だった……『Gボーイズ冬戦争』。

    表題作ほか、一人暮らしの老人を自殺に追いやった後悔から、振り込め詐欺グループを抜けようとする青年の奮闘を描く『要町テレフォンマン』、絵画商法にはまり込み、安物のリトグラフを3枚購入、計150万のローンを背負った工場の季節工の奇妙な恋に巻き込まれる『詐欺師のヴィーナス』、自分の家に火をつけ、結果、祖母に大やけどを負わせてしまった少年放火犯が、連続放火犯を追う『バーン・ダウン・ザ・ハウス』の3篇を収録。
    火の元と、背後の“幽霊”に気をつけて(笑)読んで欲しいIWGPシリーズ第7弾。

  • 7冊目になるこのシリーズ
    律儀にも1冊で1年経過するので、マコトもタカシも25歳?
    ははっ、Gボーイズとかキングとか言ってても、もうそんな歳なのねぇ

    内容はといえば、いい意味でマンネリ化してきた感じ
    そつなく面白い

  • IWGPシリーズのすごいところは表題作以外もそれぞれにしっかり魅力があるところだと改めて思った。
    そして本書のラストを飾る表題作は、
    久々のGボーイズ内戦もので、本書全体の構成としてはとても懐かしくこれぞIWGPと思うものだった。
    だけど、表題作の中身を読んでいくとあきらかに違うことと変わらないものがあると感じた。
    昔と違うのはマコトもタカシも年を取っているということ。
    とくにマコトの大局を見据えれている感じや池袋内での立ち位置に関しては何年か経ったということがひしひしと感じる。
    それをここで如実に表現しているのがすごいと思う。
    変わらないものはとくにキング・タカシのカリスマ性である。
    かっこよすぎるのはいつも変わらない。
    本作では、べつの戦闘のカリスマが現れ、そして内戦雰囲気でタカシも揺らぐのかと思ったが、そんなことは決してなかった。
    ただし、自分で年を取ったと語り、その時の哀愁は作中のリアリティを引き出している感じがした。

  • いやー、やっぱりタカシはかっこいいね。
    マコトとの友情物語は、今までにない感じで、単純に楽しかった。
    こんなに、切れ味のいい、爽快な話も、たまにはいいのかもしれない。

  • やっぱりIWGPシリーズが一番安定してますね。

    でも成瀬なんて忘れちゃったよ。。

  • 地震発生以来、無気力で死んだように生きていて。
    これじゃまずいなあって。
    そこで、すがっちゃったのがこの作品。
    この作品のおかげで、元気が少しずつ湧いてきました。
    よかった手元に置いといて!

    ファンなら間違いなく安心出来ます。
    ファンでない方は1作目から入ってください。
    表題作より他の三作品がよかった。
    小粒だけど、冷え切った心の導火線になんとか火を点けることできた。
    IWGPは常備薬のようなものです。
    元気が無い時こそ頼りになるシリーズです。

    マンネリとかどうでもいいです。
    いつもの彼らが走り回っているだけで心は燃えてきます。
    それだけでいいのです。

    本当にありがとう。

  • シリーズ6冊目(外伝入れると7冊目)を読んだのが2009年・・・あれから4年。久しぶりに読みました。今では実際に池袋西口公園に足を運ぶようになったせいか、「池袋ウエストゲートパーク」っていう呼称が酷く恥ずかしく思えてしまった。振り込め詐欺、子供の自宅放火、絵画商法・・この本が発売された2009年に注目されるようになった話題なのかな?4年も経てばキャラクターも忘れて読めないかも、と思いきや、忘れていても問題無く読めるという安心感が流石といいますか。

  • 短編と言えど
    少しページを増やすだけで
    ぐんと読み応えが出てくる。
    題材的に
    長編が難しいのもわかるが
    そこをあえて期待したい。

  • それぞれの事件の当事者の人間性と、マコトの事件への関わり方が好きなシリーズ。
    今回も一気に読んじゃった。

    ちょっとしたマコトの読者への語りかけ形式のつぶやきが何とも。



    振込め詐欺を悔やむ、電話でなら何者にでもなれる少年
    絵画商法の加害者と被害者
    自宅に放火した少年と連続放火事件
    GボーイズのNo.1とNo.2の争い諸々とマコトとタカシの友情

    要町テレフォンマン/詐欺師のヴィーナス/バーン・ダウン・ザ・ハウス/Gボーイズ冬戦争

全159件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII (文春文庫)のその他の作品

石田衣良の作品

ツイートする