ゴハンの丸かじり (文春文庫 し 6-63)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167177638

感想・レビュー・書評

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  • 東海林さだおさん、初めて読んだけど、実におもしろい。何気なく口にしているものを、確かになんでだ?と思わせる。懐かしい食べ物に新しい発見がたくさん。とても楽しい。

  • 【食べたくなったもの】
    ニラ玉⇒東海林さんの作るニラ玉w
    春巻⇒これは実家の母が作るものが好き♪
    謝甜記のお粥⇒貝柱粥がいいなぁw
    蕎麦屋のカレーライス⇒食べたことないもので!ww
    蕎麦がき⇒たまに食べたくなる・・・けど食べないw
         荻窪「本むら庵」の蕎麦がき

    ・・・今回は意外と少なかったですね~ww

  • おせちの話、鰤大根の話、釜飯の話…。際限なく笑わせていただきました。ごちそうさま。またおかわりします。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    人間には“ゴハンをよそうヨロコビ”があるのだ、と釜飯屋でしゃもじを手にしながら実感したショージ君。あるときは特別扱いされているソーメンに苦言を呈し、鳥わさに本来ついていたはずの「び」に思いをはせる。回転寿司はお見合い、鰤大根は一心同体の夫婦である、の名言も続出する丸かじりシリーズ20巻目。

    声たてて笑った。いつものことだけどね。
    甘食もいいねぇ その発想、でした。
    ごはんをよそうって単語だけですてき。

  • おせちの話がオモシロかったです。完璧な盛り付けなので、中身をくずせない。およばれしたら、お重に穴があかないよう、黒豆とかゴマメとか、見た目の変化に影響がないものを慎重に選んで食べる必要がありますね。補充がきかない高級な伊達巻きである場合は、箸をつけるとき要注意です。

  • 箱入りソーメンの話が面白かったです。確かに物々しい

  •  確かに昔、その家の匂いってあった。
     そしてその家庭でしか味わえない味があった。
     最近の画一的な“家庭の味”を嘆いてしまう。
     そんな思いを考えさせる「わが家のニラ玉」がグッグッとさだおワールドに…。

     玉子パンと甘食が食べたくなった。
     今度の休みでも探してみよっと…。

  • 「ゴハンの丸かじり」4

    著者 東海林さだお
    出版 文藝春秋

    p60より引用
    “幕の内弁当なども、おかずがぎっしり盛りつけてあるが、
    どこかにスキマがある。
    くどいようだがおせちにはスキマがない。”

    マンガ家でありエッセイストである著者による、
    食べものに関するエッセイをまとめた一冊。
    煮豆等純和風のものを中心に少し他国の物を入れ、
    数多くの食べ物に対して著者独自の文体で書かれています。

    上記の引用は、
    おせち料理についての項の中の一文。
    確かに、
    おせちの重箱はビッシリ・ギッシリと詰まっており、
    見本の写真を見ているとよだれが出そうです。
    しかし、
    このおせちのおいしさの重要な要素の一つを、
    まったく無視しないがしろにしたおせちが、
    今年のお正月を悪い意味でにぎわしたのは記憶に新しい所です。
    食事を大切にしないあのような事件は、
    二度と起こってほしくないなと思います。

    ーーーーー

  • この人の頭の中を一度こじ開けて見てみたい。きっと柔らかくて自由自在で、面白いものが一杯詰まってるんだろうなあ・・・・。
    いつ読んでも、どのシリーズでも癒されて心がほんのり柔らかくなる気がします。
    つい買ってしまう一冊です。

  • 下らなさの極み!
    一つ一つ、大事に読もうと思うんだけど、いつもつい一気に読んでしまう。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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