すっぴん魂 カッパ巻 (文春文庫 む 12-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167179090

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  • 読書録「すっぴん魂カッパ巻き」3

    著者 室井滋
    出版 文藝春秋

    p64より引用
    “繰り返し繰り返し着てゆくうちに、Tシャ
    ツが私の体型ピッタリに伸び、スカートのゴ
    ムが私のウエストそのものの大きさになって
    ゆくと、いよいよいとおしくなり、絶対に捨
    てられなくなってしまう。”

    目次から抜粋引用
    “だって眠いんだもの
     うつるもの色々
     裸のおつきあい
     恐いの恐いの飛んでけぇ~
     女の身だしなみ”

     女優である著者による、身の回りの人々と
    の出来事を綴ったエッセイ集。
     電車で爆睡した話から不思議な勘について
    まで、楽しそうに活き活きとした語り口で書
    かれています。

     上記の引用は、古着について書かれた話で
    の一節。
    家の外に着ていく服はなかなかこうはいきま
    せんが、家の中で誰に見せることなく着る服
    は、締め付けが無くなってからが本番だと思
    います。穴が開いていたとしても、自分が
    ゆったりと過ごせることがなによりですから。
     著者の女優という仕事柄でしょうか、とに
    かく面白い人物のエピソードがたくさん載せ
    られています。
     巻末に、東海林さだお氏との往復書簡のよ
    うなものが載せられていますので、東海林氏
    のファンの方も、一度読んでみてもいいかも
    しれません。

    ーーーーー

  •  富山生まれの室井滋さん、魬(はまち)の刺身で立山の冷やをキュッと、たまらないでしょう(^-^) 「すっぴん魂(コン)カッパ巻」、2004.10発行。とても楽しいエッセイです。下ネタも結構あります。私は「真昼の決闘 蕎麦の巻」と「初乗り340円なり」がお気に入りです。

  • 仲のいい女友達との世間話みたいな感じで、軽く読めておもしろい。室井さんの人柄がすごくよく出てて、どこを読んでもくすっとしちゃう。最後のてんとう虫の話はほろりとした。

  • すっぴん魂の続編。
    さすが室井さん普通の人が体験しないようなことを体験し捲くり
    (='m') ウププってなるようなそんな一冊です。

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著者プロフィール

富山県生まれ。女優。早稲田大学在学中に「風の歌を聴け」(1981年)でスクリーンデビュー。数々の映画賞受賞のほか、2012年に日本喜劇人協会喜劇人大賞特別賞、2015年松尾芸能賞優秀賞を受賞。1991年マガジンハウスより『むかつくぜ!』を発刊以来、著書本多数。2011年に『しげちゃん』(金の星社)で絵本原作デビューし、同年より絵本ライブを全国で開催。ほかに、『ウリオ』『キラキラ は・は・歯』(世界文化社)、『チンチンボンボさん』(絵本館)がある。また、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」日本語版のドリーの吹き替えや、FMとやまで昔ばなしの読み聞かせも行っている。

「2021年 『しげちゃんの はつこい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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