わたしのグランパ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 624
レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167181116

作品紹介・あらすじ

中学生の珠子の前に、ある日、突然現れたグランパ(祖父)はなんと刑務所帰りだった。だが、侠気あふれるグランパは、町の人からは慕われ、珠子や家族をめぐる問題を次々と解決していく。そしてグランパの秘密を知った珠子に大事件が襲いかかる。「時をかける少女」以来、待望のジュブナイル。読売文学賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 一本筋が通ったおじいちゃん。周りに自然と慕われる魅力が溢れる存在。最初こそ王道のハートフルな問題解決ストーリーで面白い。後半のドタバタアクション映画さながらの展開にワクワクもする。
    孫にも遺伝でしょうか?おじいちゃんから受け継がれた意思の強さがチラホラと見えています。

  • 娘、筒井康隆デビュー「わたしのグランパ」

    中学生の珠子と、男気溢れる祖父「グランパ」の交流。
    正当防衛?で人を殺め、10数年ぶりに出所してきた「ゴダケンさん」こと五代謙三が、家族の困惑をよそに街の問題を飄々と片づけていく。
    いじめにあっていた孫娘の窮地を救い、地上げ屋と渡り合い、最後は因縁のヤクザと対決する。

    若者向けの本作でも著者の持つ毒、ダンディズム、温かさは健在。子どもにはまだ早い話、を変にぼかさずにさらっと語る。筋書自体は筒井流ドタバタ劇と言えばそうだし、リアリティというよりはおとぎ話。それがいいのだ。

    菅原文太とデビュー当時の石原さとみで映画化もされているらしい。

  • 知らないで読んだら筒井康隆だと誰も思わないのではないかと思う。ジュブナイルも書いてたんだよなあとしみじみ。なんだかんだ器用な人ですよね。さらりと読めます。映像ではおじいちゃんが菅原文太だったかな。

  • グランパという呼び方がいいなと思った。

  • 1999年刊。中学生の珠子の前に刑務所帰りのグランパ(祖父)が現れる。『時をかける少女』以来のジュブナイル小説。ややストーリーの転換が部分的に強引さを感じるが、孫と祖父の独特の距離感がいい。

  • 【古書】半日で読み終えた。可愛い中学生女子と刑務所帰りの祖父という舞台設定。彼女がいじめにあったり、校内暴力や地上げという時代背景に身を置く中で、グランパが果たす役割が心地よい。こんなグランパが身近にいることが羨ましくなる。しかし、グランパの最期が悲しくも清々しい。珠子の涙に絆されて、思わず涙が流れてしまった。古書でしか手に入れられなかった本書を読んで良かった。

  • 奇抜。映画化もされているので、そちらも是非観たい!何気なく手に取った本だったから、その衝撃が凄まじかったのを覚えている。感動と衝撃でした。グランパかっこいい><vV

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「感動と衝撃でした。」
      ですよね!
      「感動と衝撃でした。」
      ですよね!
      2013/07/16
  • 刑務所帰りのおじいさんがカッコいい。こんな男に恋したい。映画では菅原文太が演じていた。たしか石原さとみはこの映画でデビューしたのでは?

  • 思ってた以上に薄い本ですぐに読み終えてしまった。
    グランパと珠子の距離感が、ほどよくステキな関係だった。
    グランパが筋が通っていてカッコいい。
    グランマのグランパが好きだから、離れたという気持ちもよくわかる。

  • 刑務所を出所したおじいちゃんと孫娘の心温まるやり取りや痛快な事件が、読んでいて小気味好く楽しめるジュブナイル作品。

    だけどねー。
    優しい筒井康隆には、正直それほど惹かれないのよねー(笑)。

    毒っ気と風刺溢れる筒井節を味わう前、10代前半に読むのが素直に楽しめて感動できるような作品です。

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著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

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