- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167181147
感想・レビュー・書評
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2019年第1回新歓ビブリオバトル
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おもしろい。ブンガク人間たちの嫌な感じをいい加減煮詰めたのち、259ページを皮切りに賞の結果が分かってからの加速度がすごい。
最後の1ページあたりが結局いろいろな物事に当てはめられて読んでてドキッとした。 -
怨念の籠り方のレベルが違う。
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天晴れ、筒井康隆。自分の会社の恥部をさらけ出して、最後は絶命する主人公をして、作者が住む世界の恥部をさらけ出す。度を超えた下品な表現が舞台喜劇を思わせて楽しい。ぐへへへひひひ。大岡昇平の解説と筒井の新刊のためのあとがきも面白い。
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これはちょっとすごい。ザ・筒井康隆といったところか。
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筒井康隆にしてはまあまあといったところ。しかし相変わらずとんでもなく風刺と皮肉が効いてる。その切れ味はさすが。
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久々に再読。これが文藝春秋に掲載されたのが凄い。いま、書いたらいろいろと外野がうるさそうです。
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文壇の裏側や文士気取りのエリートを戯画化して皮肉った痛快な作品。さすがに本当の文壇はこんなのじゃないよね?と思うけど、この何分の一くらいは本当にあったりして、と思ってしまうほど、突拍子のない部分と妙にリアリティーのある部分のバランスがとても良くて面白かった。
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まだまだ続く筒井康隆のマイブーム。うちに全集があるので再読に不自由しない。
ということで『大いなる助走』を何十年ぶりかに再読。たしか佐藤浩市主演で映画化もされているはずで、こちらは未見。
助走で力尽きている「小説家になりたい」老若男女は現代でも多いんだろうな。
本作発表時にはないインターネットが今はあるので、同人誌なんぞに投稿せんでも、ブログなどで誰もが大勢の第三者に自分の文章を披露することができるが、そのぶんどうしようもないエッセイや小説の体をなしていない小説などを目にする機会も増えたもんな……。
本作でデフォルメされているような同人誌の愛憎って意外と今、新しかったりして。
著者プロフィール
筒井康隆の作品





