鬼道の女王 卑弥呼 下 (文春文庫 く 1-34)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167182342

感想・レビュー・書評

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  • 卑弥呼のお話。下巻は卑弥呼の人間らしい部分に焦点があたっていて、女性としての思いや老いのことが描かれていて、読んでいてちょっと辛い。
    2018/4/30

  • 巫女といえども一人の女性。卑弥呼の女心がわからないでもないですが、女王としてはそういう私心を捨て、大きく世の中を見て欲しいと願ってしまいます。黒岩さんの書かれた卑弥呼が本当の姿かどうかは分かりませんが、卑弥呼の時代、そしてその時代に生きた人々に思いを馳せることが出来て、日本の歴史の一端を感じられたことが嬉しいです^^

  • ヒミコの君臨する邪馬台国は、北九州を中心に勢力を拡大。吉備国と組んで倭連合国を結成し、南の狗奴国を討つ準備を始める。ヤマト建国の日がいよいよ近づく一方で、超人的であったヒミコの神託の力が、次第に衰え始める―。女人としての懊悩と、迫り来る老いへの不安を胸に秘めた、ヒミコの後半生を描く。

  • <07/12/26〜読書中評価無効>

  • 史料が乏しいにも関わらず、
    その中から恐らく史実に最も近いと思われる物語。
    さすがである。
    見たこともない古代の風景が、
    情景が浮かんでくるような黒岩卑弥呼。

    個人的に卑弥呼にはあまり共感は持てないが、
    それでもドラえもんが欲しくなってしまう、そんな物語である。

  • 古代
    卑弥呼

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著者プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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