希望の国のエクソダス (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3249
レビュー : 364
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167190057

感想・レビュー・書評

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  • 現代の預言書かと思った。
    ノストラダムスのような容器のような預言ではなくて、具体的な描写。これを2002年に書いてるなんて、天才というほかない。必ずまた読み返すべきだと思う。いつかまたアレ書いてあるじゃん…てなるだろう。答え合わせみたいな気がする。

  • この小説を初めて読んだのは刊行直後の2000年だった。
    ある一つのフレーズが評判になっていて興味を覚えたのがキッカケ。
    どんなフレーズかと言うと、作中に登場する中学生の言葉・・・

    この国には何でもある。
    本当にいろいろなものがあります。
    だが、希望だけがない。

    このフレーズも衝撃だったけど、小説自体もなかなかの衝撃度で、現代日本への警鐘と言っても良さそうな内容に背筋に冷たいものが走る感覚だったな。

  • 1990年代末に書かれた2000年代初めが舞台の近未来小説。
    20年ほどの現在読んでも全く遜色がない。いや、すごい。この先に現実的にいくらでも起こるであろう、今もなおのリアルさだ。反対に、書かれた当時は「???・・」と感じた人も多かっただろう事が、今現実に則してしまっている。
    混沌とひん曲がってしまった日本に世界に、村上龍さんの最後の「希望」のカンフル剤があるような気がする。

  • この内容を15年以上前に書き上げた村上龍さんはすごい。
    現に今、日本や世界の変化をすでに読んでいたんだと思った。ぼーっとなんとなく時間が過ぎていく大人と、中学生を中心とした動きの止まらない時間が混在しているような、とてもリアルな世界だった。

  • この国には希望がない。そのフレーズによって本当に絶望な気分を味わってしまうかのような世界がそこに設計されている。ディストピアにユートピアを見出せるかどうかが問われているように思う。

  • この国にはいろんなものがある、だが希望だけがない。印象的なことば。これが2002年のはなし。何も変わってなくて何か変わっているような。

  • 2019/03/20読了

  • 言葉に無理がないというか、こう言われたらこうなっちゃうだろう、に非現実感がないというか
    20年近く前のものだが、違和感はない

    時代って変わらないんだ なのか 自分が知らないだけなのか

    ありきたり感が拭えないことが不自然であることは大事かもしれない

    自分の頭で考える、というか、
    自分の頭で考えることを妨げているものを自覚するということ。
    強制されているものをなくそうとしてみる。

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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