希望の国のエクソダス (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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レビュー : 364
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167190057

感想・レビュー・書評

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  • 希望だけがない国。緩やかに死んでいく国。
    格差はどんどん酷くなり、優秀な人材はこぞって国外へエクソダスし、約80万人の中学生が学校へ通うのをやめた国。
    2002年秋、中学生たちは無能な大人のせいで破綻する日本からエクソダスすることを宣言する。

  • 中学生が現状の教育制度を覆す革命を起こす。
    本質がどこにあるのか。若者がなすべきこととはなんなのか。最終的に何が正しいのかを言わず終わるところからも、よく考えさせられる本。

  • 「この国(日本)には希望がない」と言い、学校を捨てる中学生たち。彼らは自分たちの考えで、大人に頼らず、個々のスキルと発想を基に、全世界が注目する一大帝国をつくります。
    このことをあなたはどう思いますか?
    私たちは、そもそも、なぜ学校に行かなければならないのでしょうか?
    この本を読んで一緒に考えてみませんか?

  • 「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」はギリシア神話のパンドラの箱(壷)を意識しているのだろう。ASUNAROは「希望」をどこまで見せてくれるのか。

  • 村上龍さんの本は読まず嫌いで初めて読んだけど良かった

  • なんとなく今日で2度目の読了。

    「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。」

    前に読んだ古市憲寿の絶望の国の幸福な若者たちが思い浮かんだ。
    今作が2002年、絶望の国の〜が2011年。
    この間約10年、さらに現在は2014年。

    これを書いている今、ニュースではクリミアのロシア編入の話題が流れている。
    不謹慎ながらこれくらいの出来事が日本で起こらないかなとも思ったり。

    「ゆっくり死んでいる」ような感覚ばかり感じていてるのではなく、生きて行くための危機感を感じなければならないなあ。

  • 「希望」という単語と中学生のわからなさを根底に書かれた小説。経済・社会・教育と幅広い分野の問題点を丁寧に説明していながら、2014年に読んでも違和感がないという皮肉を図らずも味わうこととなった。そもそも小説で現代日本の特徴をある面から大きく切り出すことができるのはさすがだと思った。
    スッキリしないけれど、一種のドキュメンタリーか実話に基づく映画を見ているような、リアリティがあり受け入れざるを得ない内容として読みやすさがあった。

  • 再読。

    「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけだない。」

    という台詞が有名なこの小説。
    全国80万人の中学生がそれぞれの事情で一気に不登校になり、ネットを通じて結託しながら独自の社会と秩序を築いていくという物語。

    10年以上前に書かれた作品だが今でも現状はなんら変わっていない。
    中盤で描かれる国会でポンちゃんが語る場面等はまさにそのとおり。

    個人的には「教育」に関係する人に読んで欲しい。
    可能性を引き出すのも押し殺すのも教育で、教育者は賢くなければいけない。

  • 最高!

  • 確か、中学生が独立国家を作る話だったかと思う。
    ストーリーもすごくおもしろかったし
    一気に読める。

    かなり昔に読んだ記憶しかないので
    もう一度読みたい。

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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