よろずや平四郎活人剣 上 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2003年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167192365

みんなの感想まとめ

物語は、旗本の次男坊である主人公が、もめごとの仲裁屋として市井で奮闘する姿を描いています。藤沢作品ならではの人情味あふれるストーリー展開は、読者を惹きつけ、事件解決の過程で市井と武家の両方の世界を楽し...

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの時代物
    やはり藤沢作品は面白い
    早く下巻を読まねば

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    神名平四郎。知行千石の旗本の子弟、しかし実質は、祝福されざる冷や飯食い、妾腹の子である。思い屈し、実家を出奔、裏店に棲みついたまではよいのだが、ただちに日々のたつきに窮してしまう。思案の揚句、やがて平四郎は奇妙な看板を掲げる。…喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、よろずもめごと仲裁つかまつり候。

  • 全2巻。
    少しいい加減な旗本次男坊が、
    もめごと仲裁屋として市井と交わる話。

    これはいい。
    久しぶりに好きな藤沢先生。

    構成的には用心棒シリーズと似てる。
    太い縦軸がありながら、
    1話完結みたいな事件を解決してくかんじ。

    もめごと仲裁っていう
    少し世の中なめた仕事で市井と交わり、
    家との関わりで政争にも巻き込まれる。
    市井と武家の両世界が覗けて、
    人情あり、チャンバラあり、夢があって恋がある。
    盛りだくさんなのに煩雑な感じは無く、
    むしろ息つく間も無く最後まで読ませる。

    さらに主人公達がユーモラスで
    ニヤニヤが止まらない。
    愛すべき3人組。
    これも用心棒シリーズぽい。

    本当、自分の好きな藤沢節。
    これはいい。
    映画化とかされるのは暗い話が多いけど、
    藤沢先生は明るい話が良い。
    シリーズとしてもっと長く続けてほしかった。

  • 山田廃棄本

  • 今回は池井戸潤の「俺たちの過去根駅伝」と藤沢周平の「よろずや平四郎活人権」を並行して読んでいる。どちらも上巻を読み終えたところだ。片や箱根駅伝をめぐる人間模様で、片や江戸時代の浪人者の物語なので並行して読むのに何ら支障がない。どちらも面白い。歴史ものに近いと、ストーリーが分かっているだけに「幸村を討て」のように読み終える前に図書館の返却機関が来てしまうことがある。

  • 冷や飯食い。気の良い友人に騙され部屋住みの身から長屋暮らし。始めた商売がもめ事を解決するよろず屋。
    下町の人情味あふれる連作集。
    「用心棒日月抄」ほどのパワーは上巻だけでは感じられず。サイドストーリーの赤穂浪士が良いスパイスになっていたのだろう。
    こちらは水野忠邦の天保の改革。理想論ばかりで景気が悪くなりやや暗い世の中。下巻での新たな展開に期待したい。

  • 2024/11/18読了。

  •  藤沢周平「よろずや平四郎活人剣(上)」、2003.12発行。旗本、妾腹の子、神名平四郎24歳は、生家を出て裏店、与助店に。よろずもめごと仲裁の看板を掲げる。北見十蔵と明石半太夫がサイドを固める。いろいろな悩みを解決してゆく物語。成功もあれば、失敗も。藤沢周平さんにしては軽い感じの12話。結構楽しめました。

  • 町人と武士の関わり。主人公の平四郎に侍らしさを感じない。藤沢周平作品を読んでいるという感じがしない。

  • すべての作品を読んだわけではないが、「よろずや平四郎活人剣」は、藤沢周平の円熟期を代表する傑作ではないかと思う。

    緊迫感のあるきびきびした展開はいつもどおりだが、従来にまして、軽妙洒脱さが表にあらわれている。

    その絶妙な緩み具合がよい。

  • 面白い

    逃げる浪人と一匹狼がとくに好き

  • 神名平四郎。知行千石の旗本の子弟、しかし実質は、祝福されざる冷や飯食い、妾腹の子である。思い屈し、実家を出奔、裏店に棲みついたまではよいのだが、ただちに日々のたつきに窮してしまう。思案の揚句、やがて平四郎は奇妙な看板を掲げる。…喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、よろずもめごと仲裁つかまつり候。

  • 213 11 29 読了
    平四郎、かっけー!

  • 義父からもらったシリーズ。
    藤沢周平、いいですね。今まで読んでなかったのが悔やまれる。
    主人公の、飄々とした感じ。達観してるわけじゃなく、泥臭いんだけど、なんかいいんだよね。

  • 連作短編時代小説。老中水野忠邦が天保の改革を行い、失脚するまでの時期が背景となっていて天保の改革・蛮社の獄を背景に、平四郎の腹違いの兄で目付の神名監物と鳥居耀蔵の対立、神名兄弟と鳥居配下の奥田伝之丞との争い、平四郎の元許婚菱沼早苗の消息の探求が軸になる。平四郎は祝福されざる冷や飯食い、妾腹の子で冷遇され旗本の家を出奔、裏店に住みついた平四郎だが日々のたつきに窮し、喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げた。 短編がつながっていき読みやすく構成が良い。

  • 2013/04/07完讀

    ★★★★☆
    (8.5/10)

    御家人神名平四郎,因為是父親的私生子,在家只是冷や飯喰い,索性和友人北見一起出來開道場,沒想到浪人被明石所騙,和家人伸手要的五兩通通付諸流水。於是平四郎就在自己租屋處開了一個「仲裁屋」,號稱可以幫人解決各種的もめごと。平四郎雖然是劍術高手,但他都試著去替客人和對方談判,盡量用錢解決。在這一篇篇一篇篇連作的社會百態小故事中,夾雜著另外三條主線:一為平四郎替哥哥神名監物、老中堀田正篤奔走的蘭學事件。當時幕府正是保守派水野忠邦執牛耳,讓鳥居耀蔵這個反對蘭學辣腕名奉行抬頭,堀田支持蘭學,監物私底下在替他奔走,也將弟弟無償使喚。第二條主線,是神名和友人北見十蔵、明石半太夫的關係。第三條主線,則是以前的婚約者早苗似乎已嫁入人婦,對她抱持著淡淡戀情的平四郎忍不住想去探查她的究竟過得如何。

    這本書可以說是意外的收穫,沒想到會這麼有趣。雖然在藤沢的作品中並不算是最有名的,但我非常喜歡。平四郎自己也有自己的困擾,收入不定,但替人代弁,解決人的問題,又保持一定的距離,見證著悲歡離合。我喜歡這個故事的設定,也喜歡這裡面一篇篇的小故事。藤沢描寫女性,也是他作品裡必見的重點。

  • 平四郎と町民達がかかわる様が最高に面白い!何回読んでも良い!
    兄監物の仕事の手伝いとして、政争に巻き込まれる話は、人情溢れる展開の中での程よいスパイスになっている。

  • なぜ今まで読まなかった!損したじゃないか!と思う面白さ。痛快、爽快。読みごたえ抜群の時代小説。時代小説が初めての方も楽しめるのでは?

  • 明るい藤沢周平

  • 少年マンガが好きで時代小説にも興味が出てきたけれど何から読んでいいのか悩む…という人に、ぜひどうぞと手渡したい本です。特に『銀魂』好きな人ならば、抵抗無く読めるのではないかと。主人公の雰囲気がどことなく似ています。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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