闇の梯子 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2011年5月10日発売)
3.84
  • (5)
  • (18)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 133
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167192518

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

テーマは人間の暗さや重さを描いた短編集で、登場人物たちの生の姿が鮮やかに浮かび上がります。特に表題作の『闇の梯子』は、深い闇の中で人々がどのように生き、葛藤しているのかを巧みに表現しており、読者に強い...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2011年新装版文藝春秋の文春文庫。5編。解説は関川夏央。3篇が市井もの。2編が武家もの。どちら側も面白い。表題作の『闇の梯子」は半端ではない暗さ。落ちそうと思ってもどこかで落ちないと思ってしまう部分があるんだろうな。その続きで『入墨』には、やはり暗い部分がある。父親の、やはり自分は娘たちにとって邪魔な存在なんだろうという思いと、そうでないという思いとがあるんだろう。

    収録作:『父(ちゃん)と呼べ』『闇の梯子』『入墨』『相模守は無害』『紅の記憶』

  • 久しぶりに藤沢周平さんを読みました。
    いいです。安心して読めます。

  • 「闇の梯子」「父(ちゃん)と呼べ」「入墨」「相模守は無害」「紅の記憶」5編からなる短編集。

    「相模守は無害」「紅の記憶」が武家物、その他は、市井物となっている。

    「紅の記憶」が切なく読みごたえがある。

  • 表題作を含む比較的初期の5つの短篇を収録。前半の3つが市井の、後の2つは武士社会を描いたもの。市井ものは、いくぶんかは余裕がある「入墨」を含めて、裏長屋に住む底辺の庶民たちの哀感を描く。博打に身を持ち崩した男たちが、それぞれの物語に絡むが、周縁の人々のやりきれなさが伝わってくる。武士を描く「相模守は無害」は、公儀隠密とはいうものの、いわば白色テロリストの責任感と仕事の全うをテーマにしているのだが、これも痛快というよりは、哀感の残る作品だ。5篇に共通するのは「運命を甘受し、耐え忍ぶ」ということだろうか。

  • かろやかな気持ち

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

藤沢周平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×