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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167192549
作品紹介・あらすじ
人間・歌麿の意外な一面を浮き彫りにする
好色漢の代名詞とされる稀代の浮世絵師・歌麿には愛妻家の一面もあった。著者独自の手法と構成で浮き彫りにされる人間・歌麿の貌
みんなの感想まとめ
人間・歌麿の意外な側面を描いた作品は、浮世絵師としての彼の姿を新たな視点から探求しています。著者は歌麿の好色なイメージに疑問を投げかけ、彼の愛妻家としての一面や、周囲の人々との関係を通じて、時代背景や...
感想・レビュー・書評
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浮世絵師しかも歌麿は、著者のイメージとは異なるため、今まで未読だった。
しかし、あとがきで著者は「歌麿の好色の絵師といった図式には賛成しかね」、その「レッテルをはがしてみるというような天邪鬼な気分から生まれた」と記している。
6編からなる連作短編で、絵の対象として様々な女性が登場し、それぞれ印象深い。
著者は、彼女らを通して、時代背景と一人のアーティストの生き方を浮き彫りにする。
全編を通して歌麿と関係するのが、歌麿と微妙な関係を持ち長年傍に使える愛弟子の千代。さらに、歌麿の画才を見抜いている事業家蔦屋重三郎と、彼の番頭をしている若き日の滝沢馬琴。
再来年、大河ドラマになるとか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
喜多川歌麿のことはそんなに詳しく知りませんでしたが、とても楽しく読むことができました。
人情噺のようなものが多く、とても心が和みました。
一方で、絵師としての歌麿の気概や憂いも感じられて、ますます歌麿の描いた絵に興味が湧きました。 -
2012年第1刷、文藝春秋の文春文庫。あとがき有、解説は蓬田やすひろ(談・イラストレーター)。喜多川歌麿を主人公とした連作。この作者の主流な作品群とは少し毛色が異なる。美人画の歌麿らしいが(この辺の文化のことはよく知らない)芸術家としての姿勢を書いているとみると、面白いのではないか。全盛期から衰えを意識する部分を書いているのもその表れかな。
1982年7月の文春文庫の新装版。「藤沢周平全集」第14巻が底本。 初出誌:『オール讀物』1975年6月号から76年4月号まで「歌麿おんな絵暦」として題して連載、単行本:1975年5月「喜多川歌麿女絵草子」と改題して青樹社より発行 -
浮世絵師、喜多川歌麿の全盛期から衰退するまでを女性と絡めて描いた連作短編集。
江戸の人達の心の機微、移ろいが繊細に描かれている。
歌麿の浮世絵を見ながら読むと、感情移入しやすくなる。 -
浮世絵師喜多川歌麿を主人公にした意外と硬質な物語。
自己の才能発現のために悩む滝沢馬琴との絡みが興味深い。 -
喜多川歌麿の美人画製作を題材にした江戸もの。平成ではこんないい加減な考証のものは出せないよなー。昭和=インターネット前っていい時代だ。
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短編小説。
歌麿が美人画を描くのは、単に絵を描くのではなく、絵を通してその人物の内面を描くというもので、モデルとなる人物と話をしながらその人物の内面を想像し、描いていった。
歌麿が描いた女性は必ず評判となったため、わざわざ歌麿に自分の絵を描いて欲しい、自分の店の女性の絵を描いて欲しいとの依頼がくるような感じであった。
滝沢馬琴との繋がりも描かれているが、最後の方では、写楽の登場により、時代が歌麿から写楽へとうつっていく様を語る。 -
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