風の果て 上 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167192563

作品紹介・あらすじ

首席家老・桑山又左衛門の許に、ある日果し状が届く。恥知る気あらば決闘に応じよ、と。かつて同じ部屋住みで、同門・片貝道場の友であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった。
策謀と収賄。権力に近づいて腐り果てるのがおぬしの望みか―面罵する市之丞に、又左衛門はどう応えるのか…?運命の非情な饗宴をくまなく描いた、武家小説の傑作。
新装版の文庫解説は直木賞作家・葉室麟氏。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

武家社会の重苦しさと人間関係の微妙さを描いた本作は、江戸時代の庄内藩をモデルにした歴史小説です。物語は、首席家老・桑山又左衛門がかつての友である市之丞からの果し状に直面するところから始まります。著者は...

感想・レビュー・書評

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  • 2021.12.25 朝活読書サロンで紹介を受ける。
    江戸時代の庄内藩がモデルになっている。

  • 2021/3/9 読了
     若年時に同じ道場で剣術修行をした者達が熟年期に至って毀誉褒貶がどのように変遷していったか、という藤沢周平 時代劇ではお馴染みのシチュエーション。初老の主人公が自分の人生や権力争奪争いを振り返るところはなんとも物悲しい。市之丞が決闘を申し込む心情はやや分かりにくい。

  • 藤沢周平の最高傑作のひとつ。
    その密度と、しっとりした肌触りと、読者をとらえて離さない展開で、同時期に読んでいたダルタニャン物語がスカスカに思えてきたのだが、それはアレクサント゛ル・デュマが悪いのではなく、藤沢周平がすごすぎるのだ。

    藤沢周平を最初から読んできて、残った作品が少なくなってきた。
    年齢とともに、作品の完成度がさらに上がっているのは、すごいとしか言いようがない。

  • 年末年始にはこういうサムライ小説を読みたくなる。期待を裏切らない真っ直ぐなストーリー。身分や家柄など気にしなかった子供時代の仲間たちが成長するにつれて様々な事情が見えてくる。出世、結婚、仕事、そして仲間との付き合いかた。社会の波に揉まれて意図も望みもしない方向で衝突したり、裏切りや離別の形になったりする。武士の世の中だからということではなく、今もそう。運命や立場には逆らえない場合もあるのだろうが、できるだけ守り続けたいものがある。なんだか昔の仲間に会いたくなる。

  • お家騒動は面白い

  • 「類という名の、一蔵が婿入りした後家にも、男心を惹きつけるその種の神秘的な影のようのものが、つきまとっていたものだが、その妻女の身持ちの悪さのために、一人の男が死に、長い間の友人が罪を犯して脱藩した(中略)後に残っているのは、破滅を向えた不倫の隠しごとの醜い残骸だけだった」

    家老の桑山又左衛門は、政敵に勝利して藩政の実権を握った後、古い友人の野瀬市之丞から果たし状を渡される。野瀬は若い頃、同じ道場仲間の友人の一人であったが、その友人たち(一蔵も含め)は歳月を経るごとに、人生(運命)が分かれてくる。

    果たし状をもらったことで、若い頃から今に至るまでの長い道のりを思い起こす。

    今年は、1月のベッキーから不倫報道が相次いでいるが、不倫は殺傷事件を呼ぶなど大きな代償を払うこともある。不倫は、覚悟(人生を賭ける)を持って行うか、火遊びならしないほうがいいと改めて思わされる。

  • 藤沢周平の繊細な派手が光ります。
    藩政の中の一生はリアリティがあり、果し合いや闇討ちなど現代社会では見られない生き様も絡んで、作品なぐいぐい引き込まれます。

  • NHK BSで最近(2015年)再放送してる原作と云うことで読んでみた。実はドラマは結構面倒くさい感じで見るのを止めたのだけど、原作もしばらくは結構面倒くさい。時系列が入り組んでるの書かれているので、そこが入り込みにくい原因? でも、孫助に隼太が逢う頃から面白くなってきたので、下巻に期待

  • 【運命の非情な饗宴を描く傑作、待望の新装版!】首席家老・又左衛門の許に果し状が届く。かつて同門の徒であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった―武家小説の傑作長篇。

  • 男同士の絆っていいなって思った。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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