10年以上前の本なので、今となっては現在が団塊の世代の「黄金の十年」なのかどうか。
確かに定年後も社会に出て働く人が増えたと思うし、平日に旅行に出かけようものなら中国人の次くらいに日本の団塊世代の人たちがいる。
ウォーキングをしても私より足取り軽く歩いているし、多分山登りもしているだろう。
団塊の世代はとにかく元気だ。
で、その下の世代はどうなのよ?というのが私の不満。
いつもいつも団塊の世代は数を頼みに、自分たちに都合のいいようにルールを変えてきた。
60年代安保とは違って、70年代の学園闘争は、ただ学校の先生たちに反抗していただけだ。
世の中を変えるつもりなどない。
などと書いてあるのを読むと、腑に落ちるところが多々ある。
堺屋太一が言うところによると、官僚が発表する将来予想というのは100%はずれるのだそうだ。
縦割り行政で、自分たちの仕事だけが大事で、世の中の変化を想定しない。
今のままの世の中が続いていくと思っている。
だから予想は当たらない。
そうか、そうか。
2000万円の貯金なんてなくても大丈夫か。
っていうか、あの未来予想でも年金生活者の生活水準が高くてびっくりしたんだよね。
被服費月5万円って、まじか?って。
定年退職後は生活を見直すとおのずと支出は縮小されると私も思う。
貯金は長い年月かけて少しずつ切り崩してもいい。
貯金は、手つかずで子どもに残すものではない。
大人になった子どもに金をかけるな、と言う。
全く同感。
あと、「少子高齢化」ではなく「長寿少子化」である、と。
そうだよね。
「少子高齢化」っていうと長生きしたら悪いみたいだけど、「長寿少子化」だと少子化対策だけを考えればいい。
堺屋太一は学生結婚を奨励して、生まれた子どもは国や地域が手厚く保護して、両親は学問を続ければよいという。
若いうちに子どもを産んだ方が体力的にも楽だろうし、子育てと学業の両立ができる環境があれば、出生数は増えるのではないかと。
そういうふうに考えたことはなかったなあ。
いろんな考え方があるものだ。