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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167200336
みんなの感想まとめ
歴史の中での力の変遷と人々の関わりが巧みに描かれ、特に元就とその妻おかたの人物像が魅力的に表現されています。物語は元就の家督相続から第一次月山富田城の戦いまでを中心に展開し、毛利家とその周囲の勢力図が...
感想・レビュー・書評
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上下巻を通して、
元就の家督相続~第一次月山富田城の戦いの頃までが描かれます。
元就とおかたの人物像が魅力的です。
毛利の家臣や国人衆が、どのように毛利と係わっていたのか、
尼子と大内の二大勢力がどのような影響をもたらしていたのか、
元就前半生での、郡山城を取り囲む勢力図が、
元就とおかたのやりなどから、とてもわかりやすく語られ、
すんなりと頭に入ってきます。
また、こういった力関係の変化が、この物語の主軸になっています。
小さな毛利家を元就がどのように保ったのか、
最も面白くわかりやすく、最適な小説なのではないかと思いました。
一番初めにこの小説を読んでいたら、
その後の毛利関係の本を読んだ時に、理解しやすかったなぁ、と、
手に取るのが遅れたことを反省する思いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毛利元就の妻の結婚から亡くなるまでの物語
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中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。
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のし上がる以前の毛利を描いた作品というのは
なかなかないのでは。
他の方も書かれてる通り、二大勢力の間で揺れる
国人衆の様子が非常に分かりやすい。
元就さんも手紙に残していますが、よく上手い具合にすりぬけたものだなぁと(笑)
作者の他の作品も気になるところです。 -
(1997.03.22読了)(1997.01.18購入)
毛利元就の妻
(「BOOK」データベースより)amazon
中国地方は大内氏と尼子氏の二大勢力が根をおろし、そのはざまで元就はたえまなく翻弄されていた。しかし、政略結婚でありながらまれにみるほど愛された妻の天性の明るさに支えられて、元就は次第に実力をつけ、一歩一歩戦国大名への階段を上っていく。乱世を生きぬく武将とその妻を描いた、長篇歴史小説。
☆関連図書(既読)
「山霧(上)」永井路子著、文春文庫、1995.11.10
「毛利元就(上)」内館牧子著、日本放送出版協会、1996.12.07 -
最後は駆け足すぎた感があり、残念。
でも、しっかりと電車の中で涙をこらえるクライマックスでした。
そして毛利元就素敵だなぁ、と早く山陰・山陽旅行したいなぁ、
とワクワク。
初めて読んだ作家さんでしたが、総じて読みやすく面白く、
男性の歴史ばかりを教えられる女性にとって
当時の女性が強く描かれている小説だと思います。
他の本も読んでみようと思っています。 -
知らない毛利元就の人となりを感ずることが出来ました。
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4167200333 397p 1996・5・20 4刷
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毛利家長男が苦労しそうだなあというところで幕。面白かった!
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2005/06完讀
因為以前看大河ドラマ毛利元就,因此後來就買了原著來讀。 -
十六世紀初め、土豪たちがひしめく中国山地の小領主である毛利元就の元へ、〈鬼〉といわれる吉川国経の娘が輿入れした。
何事にも「天と地がひっくりかえるわけじゃなし」と、けろりとしている“おかた”。
勝戦でも難しい顔をする元就。
ほんの僅かな読み違いが命運を分ける、戦国乱世にあって、ふたりは互いに支え合い生きていく―
次第に頭角を表し、名を上げる元就。2人の行く先は…
下巻もあと100頁!て所で、ひと月ほど放置してました…
読み易いけれども気分がのらず★
夫婦間も飄々としてますが、やり取りも面白くて。
妻であり、実家から送り込まれたスパイであり、子の母として婚家に根付く者でもあり―
一方で、夫であり、領主であり、親として子に一族を託す者でもあり―
情勢も不安定で、縁を結んでいても裏切りもある、一瞬の読みと行動が命に関わるあたりはヒヤヒヤしました。
まるで中世ヨーロッパでの宗教的―信じている(とみられた)もので命運がわかれちゃう―みたいだな~なんて。
タイトル通り“妻”の物語(あんまり本文ではそうも感じなかったケド)らしく、元就の最期までは描かれていないのが、余韻ある終わり方だと。
しかし歴史ものって、気分がのってないと読むのに時間がかかりますな…
20090514 -
下巻は本当に感情移入しちゃってうるうるきちゃいました。
病院で最後の方は読んでたからきっと変な子って思われたに違いないw
好きな本ベスト10に入ってもおかしくない。
いつかまた最初から読みたいです。 -
理想の夫婦じゃないかな。この奥さんだったからあの毛利元就がいたのかな。
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毛利元就好きは是非読んでいただきたい。
毛利元就は幼少時代、大人の様々な陰謀の中で育つ。というのも、当時の毛利氏は国人のひとつでしかなく、大名尼子氏と大内氏の間で揉まれていたのだ。当主になる時も様々な陰謀があった。死なないために生き抜くために、騙し合いを繰り返し、時には意に沿わない戦をし、毎日血なまぐさい生活を送っていた。当然のことだろう、元就はそうとうな用心深い人物で賢かった。基本的に人間不信であったようだ。
妻は敵国の出身で、よくある政略結婚。でも用心深い元就とこの妻は意外にも仲のよい夫婦になる。まぁ、この奥さんも賢かったのだ。二人の読みあいの会話は面白い。
中国地方の山々は常に濃い霧が立ち込めている。尼子氏大内氏に挟まれながら、死なないようにこの霧の中を這いずり回っている。そんな元就が魅力的でならない。ちなみに、この奥さんは正室で元就よりも早く亡くなってしまうのだが、正室が死ぬまで側室を持たなかったところが更に元就の事を好きになったきっかけではある。
著者プロフィール
永井路子の作品
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