闇の通い路 (文春文庫 な-2-38)

  • 文藝春秋 (1998年6月1日発売)
3.31
  • (0)
  • (8)
  • (18)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167200381

みんなの感想まとめ

鎌倉時代を舞台にしたこの作品は、歴史的な人物たちの物語を通じて、彼らの人間性や感情を深く掘り下げています。特に、牧の方にまつわるエピソードは、ドラマティックな展開と共に、彼女の背景をより理解しやすくし...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょうど大河と同じ鎌倉時代が舞台となっているので、わかりやすい。
    特に牧の方のお話。
    大河のおかげで、単なる記号だった名前がより人間くさくなって、お話が入ってきやすいです。

  • #読了 闇の通い路 永井路子
    #英語 Passage through darkness でしょうか

    わが殿:牧宗親(牧の方兄)、北条時政
    重忠初陣:畠山重忠、衣笠城合戦
    猪に乘った男:仁田四郎忠常、曾我兄弟の仇討
    宝治の乱残葉:伊具四郎と諏訪則保

    作品の基ネタを調べたくなります!#読書

  •  気軽に読めるわりに、密かに毒気にも似た印象が漂う作品群。
     史料の何気ない数行や、巷の民間伝承の裏舞台を解きほぐすような逸話の数々は、淡々とした筆致故に妙に滑稽で皮肉さがあり、また一庶民として笑いきれない漂泊感がある。
     生身の人間たちが先の見えない時代の中でもがく様を、過去として顧みる高慢な目線での小狡い立ち回りや駆け引きと一蹴はできない。
     史実とは、決められた筋道を辿るものではなく、各々の思惑が交錯しぶつかり合い、紆余曲折しながらずるずると引き摺られていく、済し崩しと辻褄合わせの痕跡だということ。
     曾我兄弟の仇討を側面から眺めた「猪に乗った男」などは、特に顕著。
     歴史の大きな渦に呑み込まれる、個々の人間模様の多彩さ・生々しさを匂わせる、不思議な翳りのある短編集。

  • 読みやすくて時代背景も分かる

全4件中 1 - 4件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

(ながい・みちこ)1925~。東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。1964年、『炎環』で第52回直木賞受賞。1982年、『氷輪』で第21回女流文学賞受賞。1984年、第32回菊池寛賞受賞。1988年、『雲と風と』で第22回吉川英治文学賞受賞。1996年、「永井路子歴史小説全集」が完結。作品は、NHK大河ドラマ「草燃える」、「毛利元就」に原作として使用されている。著書に、『北条政子』、『王者の妻』、『朱なる十字架』、『乱紋』、『流星』、『歴史をさわがせた女たち』、『噂の皇子』、『裸足の皇女』、『異議あり日本史』、『山霧』、『王朝序曲』などがある。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井路子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×