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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167203153
みんなの感想まとめ
主人公は失恋により絶望し、自殺を考えていたところ、雷に打たれて平安時代にタイムスリップしてしまいます。彼女は源氏物語の執筆中の紫式部に出会い、侍女・小袖として彼女の元で生活を始めます。物語は、源氏物語...
感想・レビュー・書評
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源氏物語を題材にした、軽いタッチの小説です。
不倫相手に振られた、30前のごく普通のOLが主人公。
本気であるようなないような感じで自殺を考えていたら~落雷に遭い、なぜか平安時代にタイムスリップ!
気づいたら小柄なおかめの集団に囲まれ、異様な香りにびっくりという。お風呂には入らないし、そこに色々な香を焚き染めているから。
源氏物語を執筆中の香子(紫式部)に出会います。
小間使いの侍女・小袖として、ネタを提供する役割をするのでした。
正確には過去に戻ったというより~パラレルワールドに来たのかも?という設定になっていて、まあ細かいことはいいじゃないっていうことですかね。
源氏物語のもとになったという想定の、当時の恋愛事情を幾つか語る趣向。
末摘花のモデルが実は美人で、わざとブスに見せた理由があったりと、金持ちの男性の哀れみを受けるだけじゃないのよっという面白いひねりを効かせています。
食欲のない姫にアイスクリームのような物を作ってあげたり、ちょこっとずつタイムスリップ物の楽しさも入れてあります。
紫式部は賢いので、タイムスリップのことも理解するわけです。
源氏物語に最初は不満を感じるようなポイントを、うまく突っ込んでいるところもなかなか。
縁のあった女達を自分の屋敷にみんな引き取るのは、慈悲深いようだが、所詮ハーレムじゃないのか、とか…
これは、敷地が想像以上に広大なので、一ヵ所に集めた感じはしないということに。
源氏の評価としてはどうかと思う点もないではないですが、元気でとっつきやすく、読みやすい。
楽しめました☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
源氏物語が大好きなので、とりあえず読むことに。
荒唐無稽で、残念な感じかな~と
ちょっと心配していましたが、
意外と悪くない。
源氏本編とのつなぎもちゃんとできているし、
つじつまの合わない部分が少ない。
紫式部と主人公が心通わせるあたりは、
結構癒された。
もう少しだけ設定や描写方法を変えれば
(雷に打たれてタイムスリップ、
主人公は不倫して自棄になっている、など
チープさが目立つ)
かなりいい小説になりそう。 -
失恋して絶望していたら雷に打たれ異次元に!『源氏物語』を執筆中の香子様に仕える女房・小袖と体が入れ替わってしまっていて…なんて読む前からウキウキしてしまう設定。とても面白かったです。実際の『源氏物語』の裏に実は隠れているエピソードの数々。時代が異なる女性の生き方、恋心。笑いあり涙あり。『源氏物語』を知っている方が絶対に面白いので先に読んでおくことをお勧めします。平安の貴族の世界は、一度覗いてみたいと思う世界ですね。といっても小袖のように実際タイムスリップしたらそれはそれは大変なのだけど。
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内容は王道のタイムスリップもの。
平安時代に飛んでそこでの生活に順応していく様は違和感なく楽しめた。
源氏物語の有名な章に合わせた登場人物やエピソードなど、歴史の新解釈を読んでいるかのようでとてもわくわくして引き込まれた。
主人公が京都の人間であり、且つ文学研究会に所属していたからこそだけど、源氏の話を覚えてないとタイムスリップしてもあそこまで馴染めないとは思った笑
平安から現代に戻るまで、そして現代に戻ってからの話の展開は個人的にあまり今まで読んだことのないラストだったが、初めての感覚で面白かった。 -
突然、平安の時代に自分がタイムスリップしたら?女性の気持ちをよくわかってるなぁ。面白い話だった。源氏物語を読んだ人はいっそう楽しめそう。そうじゃない人も源氏物語に興味がでるかも。
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現代の女性が平安時代にタイムスリップ、そこで"小袖"という女官として「源氏物語」を執筆する香子さまの元で働くというお話。
軽快なタッチで読みやすいですが描かれていることは案外重たく、男性優位、か弱い風情の女性こそが男性の支配欲を満たすという平安時代に生きる女性たちの複雑な事情に胸が痛くなった。多少様変わりしたとはいえ、現代の男女観の根底にあるものは平安時代とあまり大差がないのかもしれないと思うと、また心苦しくなる。様々な呪縛に捕らわれながらも懸命に生きなければいけないというメッセージが強く響いた。 -
30前の現代女性が平安時代にタイムスリップして、源氏物語の執筆に一役買うという驚きの設定のお話。
終始語り口が軽妙で面白く、どんどん読めてしまう。最初に平安人と出会うシーンなどは声を出して笑ってしまったほど。
三浦しをんさんのお勧めの本だったので手に取りましたが、さすがお勧めするだけのことはあるなと思いました。
2015.5.3 -
源氏物語と言えば多くの人は学校で眠くなりながらも、読みにくい文を解読しながら読んだという記憶があるのではないだろうか。
勉強・難しい・堅苦しいというワードと結びついている古典の源氏物語のイメージは、この本においてはすっぱりと忘れ去って欲しい!
さらっと読める文体と何より現代からタイムスリップした主人公の小袖の感情や行動に、つい分かるわ〜!と感情移入してのめり込んでしまう。
読み終わった後には源氏物語に対する構えはすっかり抜け切り、まるで答え合わせをするかのようにワクワクしながら本家の源氏物語に手を伸ばしてしまった。源氏物語に苦手意識を持っている人にこそ、ぜひ読んで欲しい! -
設定は面白いし、テンポよく進むので読みやすかったのだがそのオチはないだろ…という感想。最終章があまりに駆け足すぎる。他作品を読む限り、この作者ならもっとうまく纏められたのではと思うからこそ残念。
また突然現れるジェンダーの主張がすべてを台無しにされた気分だった。 -
源氏物語はかじっただけなので、昔のドラマ(ヒガシ主演)と映画(天海さん主演)を思い出しながら読みました。これが結構楽しかった。千年の時を超えて視点を変えてこんなに楽しめるんだなぁ。でもってラストはバックトゥザフューチャー?みたいな。平安時代の暮らしを疑似体験しちゃったような気分になれるオススメの1冊です。
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源氏物語の世界にタイムスリップ。
源氏物語自体はほとんど覚えてないけど、謎解きもあって面白かった。 -
堺三保さんの解説にもあるように、平安時代の人の生活習慣が作品内に書かれていて面白い。
平安時代が舞台だが、主人公はタイムスリップした平成の29歳OLの軽い口調(一人称は“あたし”、時々関西弁が混じる)で物語が進んでいくので、時代物が苦手でも読みやすいかと思う。
ところで改めて警察庁のHPを確認したが、トータルの自殺者数は年々少なくなっており、本書が単行本版で初刊行された2010年には31,690人だったのが、昨年2018年には20,840人にまで減少していた。いつか“内戦”が終わる世の中が来るといいな。 -
源氏物語をちゃんと読みたい、と思えた作品。
作者なりの源氏物語の裏側の解釈?妄想?…と言っていいのだろうか、がすごく斬新で面白い。
主人公は現代の女性で、平安時代の女性と入れ替わってしまうということなのだが、彼女自身だけでなく、彼女がお仕えする香子様がチャーミングで、キャラが立っていて良い。
最終局面では、彼女が入れ替わった女性…小袖のキャラクターも少し判明して良かった。もっと小袖のことを知りたかった。
そして最後は割とあっけないなと思ってしまったが、全体通して面白かった。 -
平安時代へタイムトラベルというのが新鮮。雷で魂が一条天皇の御世の紫式部付き女房と入れ替わるというお話。最初の方は少々説明がまどろっこしいと思いましたが、源氏物語のお話と合わせて進んでいくところが面白く感じました。おかめだらけという所笑えました。特に生活面の描写が細かいので、平安時代の女性になってしまった大変さがとても伝わってきて感情移入はし易かった。結局入れ替わりなのか夢?なのかよく分からないですが、タイムトラベルものは終わりが考えさせられます。
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すごく昔に読んだ本を実家で見つけたため再読
初めて読んだ当初はすごく面白かった気がしたんだけど、そこから大分たって再読すると、「あれ、こんな男性批判してたっけ?」ってなった
まぁでも実際女性が感じるリアルなところあるよね、、、
著者プロフィール
柴田よしきの作品
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