桃色東京搭 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167203207

作品紹介・あらすじ

異色の「遠距離恋愛」警察小説が誕生!



警視庁捜査一課の岳彦、I県警上野山署の日菜子。悩み、葛藤する二人の行く先は――男女の警察官が織りなす異色の遠距離恋愛警察小説

みんなの感想まとめ

異色の「遠距離恋愛」をテーマにした警察小説が展開されます。警視庁の黒田岳彦とI県警の小倉日菜子、二人の刑事がそれぞれの過去や悩みを抱えながら、捜査を通じて心を通わせていく物語です。事件そのものはトリッ...

感想・レビュー・書評

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  • 連作短編集のようでもあり、警察ものであり、恋愛もの。警察ものにしては事件そのものはすごいトリックがあるわけでもなく岳彦の勘が当たっただけみたいな事件もあるので、私の中では恋愛ものの部類にした。
    柴田よしきの描く女性は、いつも好きだな。
    続きがあったらいいのに。

  • 早くして夫に死なれ、過疎の村で、
    自分を閉じ込めて生きる女の刑事。

    犯人に逃げられるという失態を犯し、
    過去に囚われ続ける男の刑事。

    二人がある事件で出会い、少しずつ、
    明日に目を向け始める。

    男、黒田岳彦は東京、桜田門に勤める刑事。

    女、小倉日菜子は、死にかけた村のある上野山署に勤める刑事。

    二人の目線で交互に語られる、連作八編の、
    激しくもなく、燃え上がるわけでもなく、
    しかし、真摯で静かな大人の愛の物語である。

    ある事件で逃亡中の犯人が立ち寄るかもしれないということで、昔付き合っていた女が住む村に、黒田はやってきた。

    そこで、黒田は、所轄から応援として迎えに来た
    小倉と出会う…。

  • ーーー
    警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。

  • 警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。

  • 2015.6.25-37
    他の著者のイメージとは異なる ある失敗から第一線を外された刑事黒だと夫を亡くした所轄刑事の日菜子が関わる しっとりとした連作8編。

  • 柴田よしきが書く警察モノって、どんなんだろうと思い購入。
    表題を含む連作短編集となっています。
    過疎化や親子関係など、様々な要素が含まれる中で、それほど力まず、ごく自然体の主人公二人がイイ感じでした。
    何となく"柴田よしき"っぽくない感じが好きです。

  • 連作短編集。過疎の村と東京の対比を背景にいくつかの事件。男女どちらも警察官で、なんとももだもだした関係(笑)。読みやすく、ところどころ共感できるところもあったが、あまり印象には残らないかも。

  • 警察モノの恋愛小説。
    偶然仕事で知り合ったワケありの男女刑事が、遠距離に負けず事件を通してゆっくり近づいてゆく。
    各章にそれぞれ社会問題の要素も上手く織り交ぜており、オールラウンダーの柴田氏ならではの懐の深さを感じました。

  • 小説読んで、その世界にのめりこむってことができないタチみたいなんだ。
    子供の時から不満をいっぱい抱えて、なんとかしてこの自分が今いる環境から抜け出したい、そればっかり思っていた気もするもんだ。
    人は変わるものだ。変わらないでいるというのは、ある意味、成長や進歩を拒否しているということ。前を見て歩いていればいるほど、人は変わる。

  • 警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。
    「BOOK」データベース より

    この本はどちらかというと、事件の推理より、事件を通して人と人が距離を縮めていく様を描いた作品.
    人と人が惹かれあうのは、ちょっとした空気とか感覚なんだろうなぁと思う.桃色東京塔では、ちょっとした接点がときに鮮やかな桃色をともなって、ときに淡い風景をともなって重なっている.人と人がたんなる隣人を超えるとき、そこにはちょっとした接点の重なりを敏感に察知する賢さが必要なんだろうと思った.

  • 以前に既読をチェック

  • 都会と田舎、男と女、立場の違う二人の警察官の話。

  • 短編かと思ったら連作。
    こういうタイプ好きだなぁ。
    田舎(過疎地)で警官をするって気苦労が多そう。
    田舎は誰もが知り合いみたいな感じだもん。
    事件なんて無縁そうなのにこう連続してあれこれあるというのも辛いもんだ。田舎なので当然知り合いが関わっているということになるのだし。
    黒田と日菜子の関係が深まっていくことが救いだったな。

  • 事件の合間合間に、静かに心通わせていく二人がいい。派手な展開は一切なく、ゆっくりと進む感じが心地よかった。

  • 刑事の遠距離恋愛。
    事件が起こる度に近づいていく、二人の刑事。
    今までに無い設定の警察恋愛小説。

  • 色々と突っ込みどころもあり、少し物足りなく感じるところもありますが、概ね楽しく読めました。

  • 過疎化が急速に進行する関東のある土地と東京で、それぞれの警察官が追いかける事件。極端な二つの土地の対比と警察官のラブストーリの展開が追える連作です。

  • 2012.12.4読了。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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