毒ガスと科学者 (文春文庫 み 20-1)

著者 :
  • 文藝春秋
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167213039

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  1991年に光人社から出た単行本の文庫化。17章「サリンの教訓」が新たに加えられている。
     著者は薬学を専攻した後ジャーナリズムの世界に飛び込み、『週間文春』の編集長なども務めた人物。
     本書は、第一次大戦から現代まで、軍事用の毒ガスの歴史をたどったもの。
     毒ガスと言えばイペリットが有名だが、実はイープルで最初に使われたのは塩素ガスだったらしい。その後のドイツVSフランス・イギリスの毒ガス合戦のなかで、最強最悪の毒ガスとして出てきたのがイペリットらしい。その経過がじっくりと書き込まれており、迫力があった。
     また、ベトナム戦争の枯れ葉剤や、イラン・イラク戦争の際の毒ガス使用にも触れら

  • 著者より寄贈。戦争が科学を進歩させる。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1931年東京生まれ。医・科学ジャーナリスト。「週刊文春」編集長等を経て、フリー。著書に『毒ガス開発の父ハーバー』(科学ジャーナリスト大賞)、『毒ガスと科学者』など。

「2014年 『「科学者の楽園」をつくった男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮田親平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×