本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167217709
みんなの感想まとめ
親子の絆や家庭のあり方をテーマにした短文集は、戦時中のエピソードを通じて、読者に深い感慨をもたらします。執筆者たちの多様な背景や経験が反映された文章は、必ずしも洗練されているわけではなく、時には不完全...
感想・レビュー・書評
-
一個一個が重かった。
たった3ページが長かった。
あと世の中、変わったんだなあと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初出1985年〜1996年、「文藝春秋」に掲載された短文です。かなり年数の経っているものなので、書き手自らが亡くなっていることも多いのですが、とても興味深く読みました。語られているエピソードは、戦時中のものが目立ちます。やはり親子ともども大変な時期だったから、ということと、書き手の年齢によるものなのでしょう。で、何が面白かったか、というと、まずは、不思議に!!文章が上手ではないということ。文庫にして2〜3ページほどの短さゆえに、思いを語りつくせないというもどかしさがあるからでしょうか。画家や企業人、マスコミ関係者など、作家以外の人はもちろん、(主語と動詞があっていない文さえあるんですよ!^^;)本来ならば、きちんとした文章を書くはずのベテランの作家さえ、なんだか舌足らずだったり、エピソードと今の思いのバランスが悪かったり。父、母を語る、というのは、自らを語ることに似て、冷静ではいられないということなのかもしれませんね。ただ、各界で名をなした方々だけあって、親を語る切り口も一辺倒ではありません。いわゆる良妻賢母の「日本の母」はほとんど登場していませんし、かと言って、八方破れの面白い親たち、というわけでもない…。日常生活の中で、いかに自分を可愛がってくれたか、(あるいは可愛がってくれなかったか^^;)。母、父のありようというのは、家庭ごとに違うんだ…と言う当たり前のことを、そっかぁ、そうだよね、やっぱり、と思わせてくれたのが、面白かったというか、気持ちが楽になったというか。うちの娘たちはもう、二人とも20歳前後と大きくなり、育児期間なんてものもとっくに終わっているのですが、いまだに、私の頭の中には、大きなスペースをしめ、「いいお母さんでありたい」なんて野心と反省も・・。で、もちろん、私の理想とする母親像と現実の私はかなり違うわけですが、いいじゃん、それでも・・と開き直らせてくれた種々のお話に感謝したい気持ちです。
文芸春秋の作品
本棚登録 :
感想 :
