老いぼれ腰抜け亭の純情 (文春文庫 ク 1-10 警視リチャード・ジュリー)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167218133

作品紹介・あらすじ

これまでも結構気の多かったジュリー警視だが、ジェーンなる若き未亡人に会った途端に本格的な恋心に取り憑かれてしまった。だが気になるのは、その美貌を時折り暗い影がよぎることだ。謎を解く鍵は亡くなった夫の過去にある。かつてジェーンが夫と暮らしていたという湖水地方へ行ってみたい、と思った矢先に予想外の事件が…。

感想・レビュー・書評

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  • スコットランドヤードのジュリー警視の第十一弾。

    どうもジュリー警視は女運が悪いらしい。
    また身近な女性が亡くなった。
    今度はプロポーズしようと直前に。

    このシリーズは登場する子供たちが印象的だが、
    今回は訳アリの金持ちを預かる老人ホームで
    個性的なお年寄りがでてきた。
    そして、その子供たちとお年寄りたちが引き起こす、
    衝撃的なラストだった。
    今一つ、動機が納得できなかったけど。

    まだ(!)結婚式を挙げていないヴィヴィアンを引きとめるため、
    メルローズたちがあれこれ画策しているところと、
    ジュリーが当たり前のようにメルローズを殺人の渦中へ潜入させようとして、
    メルローズが応じるところ、が面白かった。

    ああ、それとメルローズが潜入捜査のため、
    貧しく見えるように服に苦労するところも面白かった。

  • なんと、ようやく携帯電話が一回出てきた…!(笑。
    「古き沈黙」亭のさても面妖からストーリーが続いてますね。
    相変わらずヴィヴィアンを…。まったくしょうもない人達だ。
    弁護士を頼んだのはあの人なのかな?
    今回強烈なキャラが多かったですねぇ。
    そしてジュリーさん可哀想すぎる。
    更にウィギンズもとばっちりか。帰りはメルローズさんが運転して帰ったのかしらん。

  • ジュリー警視が恋に落ちた相手はどこかしら陰のある女性だった。どうやら亡くなった夫の過去に何かあったらしい。
    二人の将来を考え始めた矢先、思わぬ事件が…。

    ジュリー警視ものはこれが2冊目かな。
    前に読んだものもそうだったのだけど、人間関係がつかみにくく、謎解きがおざなりに思える。
    翻訳のせいなのかなー?と思ったりもするのだけど…。
    我慢して読んで行った先の衝撃のラスト。
    ひどすぎる。自分的には「ナシ」だよ。
    最後のせりふも宙に浮いたまんまで、すげーもやもやした。
    きっとグライムズは自分とは合わない。もう読むことはないな。

  • 湖水地方、イギリスなどを舞台とした作品です。

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