ビート・オブ・ハート (文春文庫)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 61
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167218355

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  • 勧められて初読みの作者さん。トレーラーハウスで育ち、17歳で妊娠し、知らない街で彼氏に置き去りにされた女の子と、彼女の周りにいる優しい人たちのお話。
    読みながら途中で彼女の愚かさに腹立ちも覚えた。けれど彼女も、彼女の友達も自分たちの愚かさも他人に騙されやすいことも知っていて、嘆いたり憤ったりする。幸せを手に入れるとすぐ、それが失われるのではないかと暗い予感におののく。
    そういうふうに育ってしまったのは彼女たちの罪ではない。貧しさとか育った環境とかそういう自分では選べないもののせい。
    たまたまそうでなかった私は「どうして私たちはこんな目に遭わなくちゃいけないの」という彼女たちに答える言葉を持たない。
    それでも滴る水が川になるように、ちいさな努力が、幸運が、不運までもが物語の終わりに彼女たちを運んでいくのを祈るように見守った。

    読後感は悪くないけど、たくさんのノヴァリーたちのうちで幸せにたどり着ける彼女はいったいどの位いるんだろうと心に重たいものが残った。

  • 4.03/59
    『新天地を求めてボーイフレンドと旅する17歳の少女が、オクラホマの田舎町で捨てられる。ひとりぼっち、しかも妊娠の身。仕方なしの町と人との関わりが、少女を癒し、少女を変える。』

    原書名:『Where the Heart Is』
    著者:ビリー・レッツ (Billie Letts)
    訳者:松本 剛史
    出版社 ‏: ‎文藝春秋
    文庫 ‏: ‎482ページ

    メモ:
    オプラ ブッククラブ『Oprah's Book Club』

  • 17歳のノヴァリーに起ったこと出来事が、決してその人の人生を不幸の道へ誘い込むものではなかったことにホッとした。

    人の人情や温かさみたいなものが相変わらず大好きで、この物語にも、大きさや色の違うたくさんの手が主人公に差し伸べられることにいちいち胸アツにならずにはいられなかった。

    シスター・ハズバンドの少し変わっている青色の髪や口調も全部大好きになりました。物語の中では、アルコール依存症やお兄さんがいたこと以外に、彼女の過去について多くは語られない。
    でも、ノヴァリーと出会ってからの彼女の姿は、シスターだからという訳ではなく身体中から溢れ出す、若い母娘への愛情で満たされていた。

    フォーニィもレキシーもホワイトコットンもベニー・グッドラックも、それぞれが愛すべきキャラクターでした。

    心が若返る小説。

  • 17歳、家族も友達もいない妊娠7カ月の女の子。彼氏と子供との新しい生活を夢見てカリフォルニアへと移住する途中で、セコイアの町のスーパーマーケットで、彼氏に置き去りにされてしまう。お金も知り合いもいないその町で、ぽつんと一人佇む彼女に、その町の風変わりな人々が彼女に手を指し伸べてくれる。辛い出来事も沢山あるが、その度彼女は支えを求めたり、自分が支えになったりする。与えるだけでもなく与えられるだけでもない。生きてくってこういう事なんだって思った。

  • なんか割とかったるいなー的な展開で、前半から中盤から後半に至るまで、もう何やらもやもやするばかりで、ってもう全体的にもやもやしっぱなしじゃん!ってとこなんだけど、最後の数ページがある意味で肝というか、そこに全てが詰まっているというか。しかしそこに至るまでが長すぎるような、というかこのお姉ちゃんは最初は17歳というめっさ若いんだけど、その若さとか、女性の苦労みたいなのがちっとばかし感情移入できなかったかも。

  • 再読了。

  • 主人公が彼氏においてかれて行き着いた街で子供をうみ、だんだん強くなっていくお話。大きな出来事、小さな出来事、いろいろ経験して徐々にかわっていく様子が好き。

  • 1999年6月読了。

  • 17歳でお腹の子供の父親に「ゴミ屑みたい」にポイと捨てられ、「そ、そんな場所で?!」出産し、幼い頃にネグレクトされていた母親にまたまた踏みにじられ、、、、その他、DVあり、災害あり、事故あり。
    どんだけ悲惨だよ!
    な、はずなのに、なぜか湧き出てくるのは、元気とクスクス笑い。

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