ミスター・マーダー 上 (文春文庫 ク 5-16)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167218430

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ミスター・マーダー―売れっ子ミステリー作家マーティをマスコミはこう呼ぶ。素顔の彼は妻と二人の娘を大切にする家庭的な男。平穏に暮らしていたが、突然、記憶の欠落に悩まされる。不安な毎日を送るマーティが、ある日家に帰ると、自分と瓜ふたつの男が現れて言った、「なぜおれの人生を盗んだ?」そこからすべてが…。

  • 幸せな生活を送っていた売れっ子作家マーティに、ある日突然自分に瓜二つの男が現れる。マーティに人生を盗まれたと思い込んでいるその男は暗殺者だった。これも執拗に襲ってきます。怖いです。

  • 売れっ子のペーパーバック・ミステリ・ライターを突如として襲う謎の空白の時間、そして心当たりのない不気味な独り言。それはもう1人の自分との戦いの序章に過ぎなかった。何かの手違いで生まれたクローン、それはどんなに傷ついても自己再生する生命体で命令に忠実だったが、ある日、自我を求めて自分探しの旅に出、そして真の自分を殺しにやって来る。

    主人公マーティは作家クーンツをどことなくタブらせる存在で何にせよキングの『ダーク・ハーフ』に触発されて書いたのは間違いない。キング作品は未だに読んだことがないので比べることは出来ないのだが、世評の高さを鑑みるに軍配はキングに上がったようだ。

    サスペンスの盛り上げ方としてクーンツはこの上なく、物語の核心を出し惜しみして最後まで明かさない。この小説作法がずっと残っており、今回もまたそうである。
    (下巻の感想に続く)

  • 03mmdd読了

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