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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167218447
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
自分とそっくりの顔、そっくりの声。撃たれてもすぐに立ち上がり、どこへ逃げても追ってくる。こいつはいったい何者だ?自作のミステリーさながらの出来事を誰も信じてくれない。やつは妻と娘たちを我がものにしようとしているのに!マーティと“片割れ”の「人生」をかけた死闘が始まった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結局のところ「自分」というのはいったい何者を指し示す言葉なのだろうか?この物語を読了して最初に考えたのはそのようなことだ。瀬名英明氏による解説というか小論文を読み、その疑問は解消されるどころかますます深くなった。この物語の主人公で作家のマーティには作者自身が投影されているのだが、その「片割れ」についてはどうなのか?「片割れ」とはありえる可能性の一部なのだろうか?そうなり得たかもしれない自分というのを想定するのはとても怖いことだ。それは悪魔でもなければ怪物でもない。自分自身である。自分とはこのような人間であると信じることが、もはやできなくなってしまう。そのような内的な葛藤は、大なり小なり誰しもがふと感じたことがあるのではないだろうか?これは、そんな不安感を「片割れ」という形で独立させてみるという試みなのだろう。物語を読みすすむにつれて、ぼくたちは否応なく自分自身の闇の部分にも目を向けさせられることになる。ジキルが主でありハイドが従であるなどとは誰にも言えまい。その逆転の可能性こそが、この物語のスリルなのである。
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(上)に書いてます。
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03mmdd読了
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