上海ベイビー (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2001年3月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167218744

みんなの感想まとめ

都市の雰囲気や人々の営みを背景に、孤独や退廃といったテーマが描かれています。特に上海という舞台が、登場人物たちの関係性や内面を映し出す重要な要素となっています。読者は、街の空気感に身を委ねながら、フィ...

感想・レビュー・書評

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  • 原題 上海宝贝

    上海という都市の気分が纏わりついて、それに自覚なく身を委ねてる空気が一貫している…気がする。

    倪可が自分を天天とマークに差し出すのは特別なことではないと思うし、眉を顰められる理由もない。

    とかく、〝街〟というのは不思議だ。人々の営みは変わりないのに、どうしても雰囲気が出てしまう。

    そして孤独。他人との関わりが濃密なほどに浮き出てくる。その意味で、いつも「退廃的」なのかも。

  • つまらなかった
    人物像が現れてこなかった。誰一人として。
    でも中国にもこういう文化があるってことが興味深かったから最後まで読めたし結局楽しんだ
    私はまだ上海にいます。

  • フィクションとノンフィクションを入り混ぜたようなお話。90年代上海にいたので懐かしい地名,店名が出てくるのでずっと読みたかった。作者は今何してるんだろう?

  • 上海に転職しようかどうか悩んでいた際に読んだ本。
    当時の中国では、この本は発禁となっており、
    それが話題となって書店に並んでいた。

    読んでみて、この程度で発禁とはちょっと厳しいなぁと思ったが、
    中国の中でも最先端を歩む上海の姿を垣間見ることができた。

    物語は不能な彼を持ち、ドイツ人との不倫を続ける女性が
    本能のまま青春を謳歌しながら、恋愛を続ける物語。

    主人公は自分の容姿と才能に相当自信を持っている。
    この辺がものすごく中国人っぽいが、外国文学にありがちな
    国特有の文化を知らないとピンとこないという作品ではない。
    日本人の作家が、上海を取材して執筆しましたといっても
    違和感がないぐらい読みやすい。

    また、物語の背景に上海の風景が丁寧に描かれているので
    上海や中国に興味がある人には、その辺りも楽しめる。
    この本を読むと上海に無性に行きたくなる。

    今度、上海に行く機会があれば、
    この本を持って行こうと思う。

  • ふむ

  • 再読繰り返した作品

  • 主人公がカッコイイ女性だなぁ

  • 2024年12月8日、グラビティの積読の星で紹介してる人がいた。

  • 嫌いではない。アジア人女性が西洋人にエロい目で見られる現象とか、暗くて投げやりな感じが村上春樹みたい。一応読むけど、冷めた感じ、虚しい。

  • ・上海は国際都市。外国人も昔から多く、描写のとおりの世界があるのでしょう。

  • 高校の時背伸びして読んだが、今読み返しても理解の及ばないことばかり。

  • 半分読んで挫折。
    誰にも感情移入できないし、憧れもしない。
    長いよ…話進まなくない?これ後半スピード変わんの?
    イキがってるのも読んでて辛いし。

    他の人の感想に村上春樹感あるってあってちょっと納得。彼の作品も私合わないわ。

  • 文体は、驚きや引っかかることがない。
    ココ自身のことも、彼の天天のことも、言葉で描くことがもっとあるのではないかと物足りなく思う。
    物語の成り行きだけ追っていくような文章だと思った。
    相手の視線を受けて、相手を見て、感じてしまう、ココのそういうところがそのまま描かれている。
    美しい著者が描くこの部分は、少し惹かれる。
    この表現はただ明け透け。
    sexは暗に示して全て書き表すことは控えがちだが、書き表すことで他者が愛するものとどう交わるのか具体的に示されるのは、それはそれで良いと思う。
    相手がいることだから、書いたら相手が特定されるため、自分はいいが相手を配慮して描かないということになりやすいらしい。

    何かを、〜のようだ。という表現が多いが、その表現がありきたりだった。
    ありきたりなら、ただ何かのまま表したほうがいいかもしれない。

    未だ、以前のように言葉を丁寧に追っていく、再読する、ように小説に向き合えていない。
    この小説に惹かれないのが原因なのか、自分の生活状況精神状況が原因なのかわからないまま。
    惹かれる小説に出会えば、また以前のように言葉と向き合えるのならと思い、図書館で良さそうな本を探しているけれど、未だ出会わない。
    中野重治『むらぎも』、古井由吉『杳子』、吉行淳之介『暗屋』『驟雨』『娼婦の部屋』などの短編、三島由紀夫『美徳のよろめき』、それくらいグッと言葉を辿りたい。
    男女間の熱が冷めてしまって、性的エネルギーが無くなって、小説にも冷めてしまったのかな?
    そういう個人的なアレコレを受け付けなくなってるのかな?
    私の変化の方が興味深い。
    私はあの人にどうやって声をかけられるか、この組織にどう意見できるか、私は私よりも苦しむ人と関わって社会を少しだけ温かくすることができそうだ、そういうことに興味惹かれている。
    期待せずに小説を読んでいこう、合間合間に読んでいこう、期待しないけれど捨て去ることはできない。

    視覚情報が無く、日本語に翻訳されているものならば言葉の壁も無く読むので、お店や街の固有名を除けば、異国の小説でも日本の小説でもこだわることはないような気がする。
    いや、平和な現代を扱った作品だから、そう感じたのかもしれない。

  • 何度も読み返したいと思った数少ない小説

  • ちょっとエッチな感じです

  • ココは25歳の大卒。ウエートレスのかたわら小説を書いている。同棲中の恋人とのセックスはうまくいかず、自分の生き方を自問自答しつつ上海の夜を彷徨う。あるパーティで出会った妻子あるドイツ人と結ばれ、激しく満たされるが―。大胆な性描写で注目され、中国で大ベストセラーになるも、当局に発禁処分

  • せつない。。。

  • 十年近く前に読んだ本。
    退廃的な感じがとても淋しかったのを何となく覚えています。

  • 長い。女流作家にありがちな日常の切り抜き。ただ、初期設定が、一般人とは一線を画す非日常。かつ、自叙伝を彷彿させるかのようだ。舞台は上海。果たして、上海にこのような前衛芸術的なシーンが成立するのか。小説は、やはり、共産国において、発禁本になった。しかし、中身は、言うほど、猥褻ではない。寧ろ、ミラン クンデラら海外の作家に影響を受け、奔放な性を描いているに過ぎない。そして、それは、雰囲気を醸すために必要な描写であり、芸術だ。これを発禁本にする判断はさすが教条主義の国、中国。

    外務省の人間が海外の事を学ぶ際、時にその国の小説が教材になる。日本を知るために、村上春樹が読まれる事も多いらしい。本小説をそんな視点で眺めてみた。

    まず、実在する通り。実在するホテル、飲食店。日本とは違い、フィクションであっても、実名を用いるようだ。次に、上海にも前衛的なシーンがあり、ソニックユースなんかも聞かれるようだ。そしてやはり、公安は知り合いであれば、微罪程度、お咎めなしだ。そして最後。これは、完全な思い込みかも知れないが、ドラックにはまった登場人物は、必ず最後に殺すような、倫理観を織り込まなければいけないのかも知れない。アヘンに過敏なのではないか?

    しかし、長い。この小説の素晴らしき欠点は、無駄話が多いことかもしれない。

  • 2001年に文庫が出たときにすぐ買って読んで、何故古本屋行きにならずに所持してたんだろうと思うくらい肌に合わず。
    当時は面白いと思ったんだろうなあ。
    今の私にはあんまり。とても読みやすいのだけれど。

    天天が悲しかった。

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