炎熱商人 (下) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1984年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167219062

みんなの感想まとめ

テーマは、昭和40年代のフィリピンを舞台にした日本の商社の物語であり、資源の搾取や環境問題への意識が潜在的に描かれています。登場人物たちが理想と現実の間で揺れ動きながら懸命に生きる姿が、読者に深い感動...

感想・レビュー・書評

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  • 天然林伐採の環境面での問題点は全く出て来なかったが、資源の搾取に繋がっているのではないか、という問題意識は通底にあったように思う。
    それが伏線となって、衝撃のラストに繋がる。
    重たい結末であるが、読後感は爽やかである。
    それはヒロインが日本を尊重してくれたからなのではあるが。

  • 昭和40年代、反日感情が色濃く残るフィリピンでの日本の商社の物語。25年前に一気読みした覚えがあり、ふと思い出し古本を探して再読。面白かった。実話がベースで某商社ではバイブルになっていたとか。

  • 昔の直木賞作品らしいけれども、ここまで読み応えある直木賞作品をかつて読んだことがない!
    人間は崇高な理想を持ちたい、でも持てない、立派にいたい、でもおろかな事をしていしまう。そんな理想と現実に揺れ動く登場人物たちが懸命に仕事して、生きている。
    随時にちらばる、エピソードの対比と繰り返し、強い作者の想いが伝わってくるようだ。

  • 親父に勧められて新幹線で読む。経済小説としては並。事実だということに驚愕。同時期に親父はフィリピン勤務していたので、人生の衝撃事件として忘れられないという

  • 時代を感じる。戦争の色を濃く残す年代も、脳筋チョッカリな仕事文化も、日本の経済が右肩上がりに登っていくような社会背景も。

    その中で伝わるメッセージは今でも根本的に重要だ。人を信頼し、人から信頼されないと何も出来ないし、上手く進まない。

    展開はなんだかと思う部分はあったが、自戒となる場面がたくさんあった

  • 複数巻の長編を平行に読破しよう月間。厚い本ばかりで難儀中。

    折り返しの下巻。順風満帆から嫌な奴出現。どう見ても危ない商談相手に、嫌な奴が組んで嫌な予感しかしないという、「起承転結」の見本のような展開で、安定感が感じられるストーリーである。

    が、上巻からのもっとも重要な課題が1つ残されている。それは「これ、オチってどう落とすの?」。

    下巻も後半になってくると、きな臭い感じになっていくのでようやくわかった。あとがきにも有るが「フィリピン邦人襲撃事件」の長い長い前フリだったわけだ。

    普通の人は、裏表紙の要約を読んで理解して読むのだろうが、まったく読まないのがこちらの読書コーナーなので、オチないオチないと思っていたら、最後にようやく納得できた。また、登場人物は架空ということだが、本当に架空なんだろうと思う。全体に都合が良すぎる。

    嫌な奴とろくでも無い相手、しがらみの強い人物に良い人。ストーリーの作りはかなり上質な作品であり、ストーリー展開のお手本のような話である。

    ちょっと長いけど。

  • フィリピン、マニラなどを舞台とした作品です。

  • 2010 12 31
    やはりラストは号泣。

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