フカダ少年の戦争と恋 歩調取れ、前へ! (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年4月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167219284

感想・レビュー・書評

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  • 悲惨な回顧録なのかと思ったら、いきなり、戦時中でもスキーへ行き、ホテルでステーキを食っていた話から始まる。
    そういえば、以前読んだ『クラシックホテルが語る昭和史』(だっけ?)にも、そんなことが書かれていたなあ。
    この間読んでいた『栄光なき凱旋』の地獄に比べると、敗戦国日本なのにこの違い。
    しかし、それは冒頭部分だけであって、作者は東京大空襲の只中を歩き、戦後の悲惨さ、実家の没落の憂き目を経験する。
    にもかかわらず、作品の根底に流れるカラッとした明るい力強さがいい。馬場大尉がいいなあ、あと、ミヨさん。
    花岡喜代子さんは、戦時中なのに拓けて知的で元気な女性でした。
    サブタイが示す通りのセイシュンものでもありました。

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