復讐する神話―松下幸之助の昭和史 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167221027

感想・レビュー・書評

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  •  『陽はまた昇る―映像メディアの世紀 (文春文庫)』に松下電器の迷走について記載がある。全ては松下幸之助からスムーズに世代交代できなかったことに起因しているようだ。娘婿の正治から山下社長に交代した9年間で初めて新しい松下電器の夜明けが見えてきた。

     経営の神様、松下幸之助の再検討をしたと著者がいうようにその実像に迫る。幸之助が潔く経営から身を引くことができないでいる姿は悲しい。晩年、「どこを切っても金太郎飴でなければいけない」と発言する思考は時代についていけなくなっている。どんな優れたリーダーでも間違いを犯すものだ。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、ジャーナリスト
 1950年、福岡県北九州市生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。経済誌編集者や週刊誌記者を経て、1988年独立。
 92年に『覇者の誤算─日米コンピュータ戦争の40年』(日本経済新聞社)で第15回講談社ノンフィクション賞を、2000年に『魔術師─三原脩を西鉄ライオンズ』(文藝春秋)で99年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞する。
 著書に、『ソニーと松下』(講談社)、『さよなら! 僕らのソニー』(文春新書)など多数。

「2017年 『日本企業が社員に「希望」を与えた時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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