埋み火 近松門左衛門 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1979年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167224028

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代の演劇や文学の第一人者、近松門左衛門の生涯を描いた作品。主人公が、色恋沙汰や人の生死、子供の障害など様々経験し、それを肥やしとして有名な作品が生まれる。
    多分、近松門左衛門の生涯の詳細は分かっていないはずだが、作品や数少ないデータで作者が見事に創造し描き出している。浄瑠璃や歌舞伎の背景をふまえつつ丁寧に作られており引き込まれていく。
    繰り返し読むと読む度に深まりそうな名著だと思う。
    人に勧められた本であるが読んでよかった。浄瑠璃、特に曾根崎心中を見に行きたくなりました。

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著者プロフィール

杉本 苑子(すぎもと・そのこ):1925年東京都生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。著書に『春日局』『冬の蝉』『冥府回廊』『女人古寺巡礼』など。17年逝去。


「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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