冬の蝉 (文春文庫 す-1-9)

  • 文藝春秋 (1988年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167224097

みんなの感想まとめ

歴史の深みと江戸時代の生活が巧みに描かれた短編小説集は、時代の変遷や社会のさざめきを感じさせる作品です。著者は、確かな史料に基づいて物語の骨格を組み立て、質の高い傍系史料を用いて空白部分を埋めるという...

感想・レビュー・書評

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  • 新興作家による時代物には、江戸ならぬ、「ニュータウン・エドヶ丘」という気分が漂いますが、秋の夜長にじっくりと江戸に行きたいならば、古参作家の手による一冊が良し。
    「歴史小説となると、あまりにめちゃくちゃなことをやるのは非良心的。骨格を確かな史料によってきちっと組み立てておき、どうしても解けない空白部分のみを、なるたけ質のよい傍系史料で埋めてゆくべき」…という作者の創作姿勢がうかがえる8編の短編集。
    うち2編が「江戸の水」にまつわる話。丹念に調べ上げられているからこそ、興味深い「江戸の水」の上に、人もプロットもきっちりと輪郭を成しています。

  • 時代物は短編の方が楽しめる。

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著者プロフィール

杉本 苑子(すぎもと・そのこ):1925年東京都生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。著書に『春日局』『冬の蝉』『冥府回廊』『女人古寺巡礼』など。17年逝去。


「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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