大江戸ゴミ戦争 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1994年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167224196

みんなの感想まとめ

江戸の町を舞台に、増え続けるゴミとそれに翻弄される人々の姿を描いた短編集です。多様な階級の登場人物たちが織りなす物語は、ユーモアを交えながら、江戸という新興都市の文化と人間の欲望を豊かに表現しています...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の町で、増えてあふれるゴミと、そのゴミに翻弄される人たちのアンソロジー。

    ある日、12両という大金を道端で見つけ、それをぬか味噌桶に隠したは良いものの、父の危篤で呼び出され一ヶ月戻れない。心配なぬか味噌は、帰宅したら虫がわき、もうすでに桶ごとゴミ屋が運んでしまっていた…。

    有名な作家だけど、歴史者や時代物が苦手なので敬遠していた。本作に関しては、注目される主人公と、その周辺という描き方の作品が多く、時代物を苦手とするワタシにも読みやすいものが多かった。

    中盤以降、奉行所だの謎の会社だのが入り乱れての、タイトル通りの「大戦争」的なはなしがあるのだが、あれこれ説明が多い割に、話は単調単純で盛り上がらず、普通に注目する人物だけ描いていればよかったのではないかというものがある。

    また、井上ひさし流というか、わざとコミカルに描いている中で、それを際立たせる "てくにっく"として、"ぶーむ”だの"はっぴい・えんど"だの、挙げ句に登場人物にまで"独占禁止法違反"だの語らせているのは、時代物を苦手とする我々には嬉しいところ。しかし、一部は、1ページに4つ5つもだされ、ちょっと調子に乗り過ぎではないかと感じた。

    電子書籍も出ているようなので、短編を軽く読めるという意味で、練習に良いのではないか。

  • 外国人も驚くほど清潔で美しい江戸の街。しかしそんな江戸にもゴミ問題騒動があったそうな・・・。コミカルなタッチで描かれる、ゴミと江戸を題材にした短編小説集。

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著者プロフィール

杉本 苑子(すぎもと・そのこ):1925年東京都生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。著書に『春日局』『冬の蝉』『冥府回廊』『女人古寺巡礼』など。17年逝去。


「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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