地下旅! (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167228101

作品紹介・あらすじ

地下鉄に乗れば、どこへでも行ける!



鉄道好きとして名高い著者が今回取り上げたのは「地下鉄」。独自の基準で選んだ名所をメトロを使って巡り尽くす、新東京ガイドです!

みんなの感想まとめ

地下鉄をテーマにしたこの作品は、東京の隠れた名所をメトロを使って巡る新しいガイドブックです。鉄道好きな著者が選んだ名所は、単なる観光スポットを超え、各駅周辺の魅力を引き出しています。読者からは、地下鉄...

感想・レビュー・書評

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  • 最近テツ分が不足気味だったので、発売されるなり即買い!レース模様のトンネルを走る地下鉄のカバーもとっても素敵!!
    地下鉄がテーマってことでわくわくしながら読んだが、テツ本というよりは、東京名所のガイド。肩すかしな気もしたけど、こんな駅にこんな隠れた名所が!と、目の付け所がナイスで、そういった面では楽しめました。たま~に挟み込まれる地下鉄ネタが嬉しかったり。
    関東圏に住んでいた頃はJRを主に利用していたため、地下鉄路線に着目してみると、この地とこの地はこんな風につながるわけねという改めての発見もあった。今は仙台在住なので、色々と東京のおすすめスポットを紹介されると行きたくなっちゃって、ウズウズして困っている。CREAでの連載(連載時のタイトル:「メトロにのって」)を何度か読んだとき、「この連載が一冊にまとまるときは、東京の地下鉄ネタばっかりだと、地方在住者としては気軽に乗りに行けない不満がたまるかも」などといらぬ心配をしていたのだった。
    が!番外編でしっかり全国の地下鉄も取り上げているではないか!さすが酒井さん!いつの間にか仙台にも来ていてくれたなんて!!しかも来仙は震災後間もない頃、運転再開したての仙台市地下鉄に乗りに来てくれたのである。当時の街中を思い出し…それだけでうるっときそうになりました。仙台の地下鉄は地上を走る区間があるのだが、「都心からほんの少し離れただけでこれほど緑豊かになるということが、東京の者には信じがたいのですが、さすが杜の都。緑を眺めながら地下鉄に乗るというのは、不思議な感覚です。」との酒井さんの感想には、なるほど。地元民としては当たり前な眺めでも、都の地下鉄と比べればそう感じるかもな~と思いました。
    他の地方及び香港の地下鉄レポも、面白く読みました。その土地柄が地下鉄にも色濃く出るものなのねと。
    いつか上京した折には是非地下鉄に乗りに行きたいよ~、都の地下鉄を取り巻く状況はどんどん変わっていくしね。千代田線に乗り入れている青の小田急ロマンスカーMSE、地下を走り箱根へ!って、いずれ体験してみたいな~。

  • ずーーーっと1年くらい、いつでも読めるような場所に置いておいた。
    でも借りた本とか読んでたら、後回しにしてしまってやっと読みました。

    東京に住んでいた頃が凄く懐かしい今日この頃。
    こういう本を読んで都会を感じるのです。
    小石川植物園、大好きな場所でした。

  • 鉄道

  • 東京の地下鉄を舞台にした紀行。一日で地下鉄全線完乗を成し遂げた著者だが、駅を降り立ち周辺を散策するということは、これもまた大変な時間を要することだ。あとがきで書かれている「さりげなく駅から出て、自然に町に馴染む」という文を読み、大学サッカーリーグで都営三田線・本蓮沼から西が丘サッカー場へ審判に行った時のことを思い出した。都営新宿線の項では昔の地名を残す新宿を歩きたくなった。

  • 「女子と鉄道」等々、女子鉄としての存在感を俄然増しつつある酒井順子氏の、地下鉄探訪本。

    …という内容を想像して買ってみたのですが、実態としては東京各地の街歩き記というか、隠れスポット紹介的なエッセイ集でした。酒井さんの著作としてはこれでいいのでしょうが、タイトルや装丁に若干騙された感も否定はできません。

    広い東京にはまだまだ知らない場所がいっぱいあるもので、一章、もとい一駅毎に新たな発見をしたような気分になれました。早速有楽町の交通会館に行ってみましたが、著作通りのバラエティ豊かなテナント群に、くらくらさせられました。

    筆致が淡々かつパターン化しているきらいもあるため、じっくり読むには若干物足りないですが、コーヒー片手に東京の片隅に思いをはせる、そんな時間の過ごし方も優雅なのかもしれません。

  • 写真がほしかった!

  • タイトルは「地下足袋」のモジリなんでしょうかね?
    地域的によく利用しますが、地下鉄系のエッセイって余り見ない気がするので手に取ってみました。
    各駅で地上を散策することは余り無いので実態感は共有できませんでしたが、「ああ、そんなモノがあったんだ」と思わされたり、駅のイメージは掴めることも多く、まさにちょっとした地下旅気分を味わえました。
    東京以外の地下鉄にも乗ってくれていたのは嬉しかった。
    やっぱり地域の違いってありますね。
    地下鉄は生活に近い場に何気なくポッコリと駅があったりするので、ギャップが大きいのが楽しいですね。

  • 【地下鉄に乗れば、どこへでも行ける!】鉄道好きとして名高い著者が今回取り上げたのは「地下鉄」。独自の基準で選んだ名所をメトロを使って巡り尽くす、新東京ガイドです!

  • 都心に住んでいる身としては、東京都内への小旅行も楽しそうだなと思わせる本だった。
    その小旅行を地下鉄で行くというのが面白い。
    面白そうな地域が、地下鉄の駅からすぐにあるというのも新しい発見だった。
    また、地下鉄が走っているのは、全国的にみても、札幌、仙台、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡などの限られた都市にしか、独立した公営の地下鉄がないというのもなるほどと思った。
    地方都市の地下鉄を乗ってみたいと思うのとともに、東京の地下鉄は便利である反面、路線が多すぎて逆に使いにくいのかなとも思った。
    選択肢や情報が多すぎると迷ったりしてしまい、逆の意味で情報弱者になってしまうのと同じで、路線が多すぎて失ってしまっているものもあるんじゃないかなと想像してみた。

  • 最近の酒井氏の著作は鉄道関連のものが多いですね…といっても別に鉄オタといった感じではなくてまあ、にわかオタみたいな立ち位置らしいのですが…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    僕も色々な路線を利用したいナー、などと漠然と思ってはいるんですけれども、行動に移さない人間でして、そういった人間からしてみれば本書は非常に役に立つ書、でした!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ただ酒井氏と違って自分は全然地下鉄に思い出みたいなものはないのですが…それはこれから作ればイイじゃん! ってなわけで僕も近々地下鉄デビューしたいですね…なんでも酒井氏曰く、地下鉄に乗っている時は読書が捗るみたいなので…行くっきゃないっす!

    といった気持ちにさしてくれる本でした。おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 地下鉄をめぐる冒険?(^_^)筆者も鉄度、ひしひしと伝わってくる。

  • 小さい頃から電車と云えば地下鉄。その電車に乗るにも以前は都バス(最寄に都営線が出来たので行先によっては、こちらを利用。というかこれもやはり地下鉄)。最寄駅は紹介はされていなかったけどお隣の駅やよく利用する駅は紹介されていたので、ちょっと嬉しかった。でも写真や行ったお店等々の地図とかがあれば、もっと良かったのにな。JRや私鉄には滅多に乗った記憶がない私に、逆にJRしか利用したことのない周囲の人々に何度か「外が見えないと恐くないか、不安にならないか、景色見えなくて嫌じゃないか」等々の質問をされるが、それはきっと地下鉄がないからの質問や疑問なのだろう。小さい頃からそれが普通で、ましてやJRに乗り慣れない人間には、どうしてそんなことを聞かれるのか本当に最初分らなかった(幼かったこともあり)。そもそも地下鉄は一駅の区間が短いので(乗り入れている場合は別ですが)閉塞感も無景観も感じずに目的地まで着いてしまうのでは?と思うのだが、きっと質問をしてきた人々も私とは逆に地下鉄にはあまり乗ったことがなかたから、こういう否定的な質問になるんだろうな。

  • 部類の鉄道マニアでもある酒井順子さんによる東京地下鉄紀行+α。私も地下鉄は大好き。木のエスカレーターで延々と地下に潜って行ったロンドンの地下鉄や、ルーブル駅は別格としても、いずれもシャレた装飾のパリの地下鉄。ローマやミラノはあまりパッとしないが、その代わりにトラムがいい。さて、東京の地下鉄だが、私も全線を完乗し、全駅に降り立ってみたい。いずれは、と思うのだが。今回、この本を読んでみて、私には新宿線が一番馴染みがない。そして、まだ降りたことがなく、是非にと思ったのが南千住。目当てはもちろん「尾花」の鰻だ。

  • 291
    地下鉄で行く東京+八?大都市の旅

  • 『地下鉄の閉塞感、胎内感が好き』と酒井さんは書かれていたが
    地下鉄のキモはまさにそこにあって
    その閉塞感ゆえ好き嫌いが分かれる、ということに
    図らずも気づいてしまった本でもあった。

    関東の私鉄沿線に住む自分としては
    都心に出るのに便利だと思うのは私鉄から乗り入れている地下鉄で
    小さい頃から馴染みがあるのもやはり地下鉄だった。
    窓の外に景色がない、という閉塞感にもある程度慣れているが
    いろいろしんどくなってくると地下鉄に乗るのが苦痛になって
    同じルートをバスに替えて乗ってみたりした。
    そういう意味では自分にとって地下鉄はある種のバロメーターだったのかもしれない。
    『胎内』という捉え方は全く頭になかったので逆に新鮮だった。

    番外編の地方の地下鉄も、その半分には乗ったことがあるという事実に吃驚。
    乗ってないのは香港と京都と札幌と神戸。
    名古屋の鶴舞線も乗ってないや。東山線は乗ったけど。
    首都圏で生活していると、地方の交通系カードの差異だとか
    女性専用車の位置が違っていたりとか、いちいち新鮮でワクワクできるのが楽しい。
    そういうワクワク感を酒井さんの筆致から感じることができて楽しかった。

    ひとつ解せなかったのは、東京メトロの項で
    何故か東西線だけが弾かれていた、ということ。
    地下鉄といいつつ半分くらいは地上を走っている路線だから
    仕方ない部分はあるのかもしれないけど
    ホントにひとつだけポコッと抜けてたのが悲しかった。
    申し訳ないけどそういうわけで☆4つのところをひとつ減の3つ。

  • 図書館で借りました。
    電車、中でも地下鉄大好きな酒井さんの地下鉄題材エッセイ。
    地下鉄に乗り、東京の大体は古き良きものを見に行っておいしいものを食べる。
    いい仕事だなぁ~。
    中でも私が心奪われたのは、ホテルオークラのフレンチトースト。
    2日前までに予約が必要なのは、パンを卵液に24時間も浸すからだそうな。
    何度もひっくり返し、パンを押して液を出してはまた吸わせる・・・と。
    なんて贅沢なフレンチトーストなんでしょう。
    これ絶対1回食べてみたいな!と、心のノートにメモしときました。

    東京のみならず、地方の大都市の地下鉄にも触れ、
    そうそう!と思ったのがやっぱり福岡。
    福岡空港→博多駅までは2駅で着くのはほんと便利。
    広島空港なんか比べ物になりません。
    アクセスは超良好だし、食べ物もおいしいし、人も人懐っこいしほんと福岡は最高。

    図書館に返さないといけないけれど、東京や地方大都市のいいガイドブックになってるので
    この本、いつか買おうと思います。

  • 東京メトロ・都営地下鉄の部分は、地下鉄そのものの描写は少なく、地下鉄で行ける街のことをえがいています。番外編としてついていた全国&海外の地下鉄、のほうは、密度の違い故か、地下鉄度がより高く、想像していたのはむしろ番外編のほうかなあ。著者は、中央線が通り、丸ノ内線の端っこの駅の近くで育ち、地下鉄が断然好きだったといいます。実は僕も少しだけその街に住んでいたことがありますが、断然中央線が好きでした。地下鉄には都心のにおいがある、といい、初心者には怖いとさえ感じる網の目だからこそ何処へでもいける安心感と、閉ざされた閉塞感と…。僕が地下鉄があまり好きではない理由が、逆にここに出ているのかな、なんて思ったり。だからこそか、「はじめに」が楽しくて。それぞれの町の紹介は、少しでも東京のことを知っているほうが、より楽しいかもしれませんね。

  •  地下鉄なので、乗車記ではなかった。
     駅から出た街の記。

  • 新聞の書評で見かけて購入。
    もう少し鉄分が高いかと思ったんだけど、どちらかと言うと、“地下鉄に乗る”というよりは“地下鉄で行く”方に重点が置かれた、“ぶらり途中下車の旅”系の本だった。
    読んでみたら行きたいところが増えたんだけど、乗りたい地下鉄はそんなに増えなかったのがちょっと残念。

  • 地下鉄でゆく旅ガイド。銀座線でセレクトした場所はフーターズとオークラと国際子ども図書館。女性が喜びそうなところばかりです。鳩山会館にゴスロリが集合して禁止令が出たとか印刷博物館や逓信総合博物館、小石川植物園、行って見たい場所が増えました。でも地下鉄の車内でも寄席に行ってもプラネタリウムでもよく寝るお方ですね(笑)

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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