京都グルメ旅行殺人事件 (文春文庫 や 2-13)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167246136

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  • 大学時代の仲良しグループ・男女6人が京都へグルメ旅行に出かけたが、旅行中に仲間の1人が殺された。

    ミステリーとしては著者定番の展開。
    仲間が殺されたというのにグルメ三昧というのはさておき、黄檗の普茶料理、祇園の懐石料理、瑳峨野の鉄鉢料理等々楽しめた。

  • 山村美紗作品の読み方を知るのにちょうどよいかも知れない。

    第一に,山村美紗作品の醍醐味は京都の文化紹介にある。
    第二に、誰が山村美紗の分身かを考え,ああ山村美紗はそう感じるのだということを鑑賞する。
    第三に,警察や探偵などの登場人物の謎解きなどにおける人間関係のかけあい。

    グルメという食文化を京都に発見するのにちょうどよい作品だと思われる。

    山村美紗そのものの存在が嫌いな人にはお勧めできない。
    1)京都が嫌い
    2)我が侭な女性が嫌い
    3)警察や殺人事件が嫌い

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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